ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ環境・自然・動植物京とあーすレッドデータブック

階層ナビゲーション
 ボタン野生生物種を見る   ボタン地形・地質・自然現象を見る   ボタン自然生態系を見る   ボタン 検索 

 トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > マイマイツツハナバチ

 レッドデータブック2015に移動する

マイマイツツハナバチ Osmia orientaris Benoist,1929

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 膜翅(ハチ)目
科名 ハキリバチ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 カタツムリの殻に営巣することが知られている稀種。従来からそれほど個体数が多いわけではないが、近年極めて局地的にしか見られなくなっている。
形態 体長11mm、メタリックな深い青緑色。
分布と生態的特性 本州、四国、九州に分布。春にカタツムリの空殻を利用して営巣。地上でカタツムリの殻を、入口を下に向け、渦巻きを垂直に置く。1つの殻に5〜8育房をミヤコグサの花弁やキク科・バラ科植物の葉のパルプで仕切って花粉を搬入する。ツツハナバチ属の間でも特異な習性で、ヨーロッパに同様の習性を持つ別種がいるだけである。訪花植物はゲンゲ(レンゲソウ)、キランソウ、サギゴケなど。寄生者としてイワタマルセイボウが知られる。
生息地の現状と保全対策 京都市内でも深泥池で記録され、伏見区の山麓で散見するが、個体数はごく少なく、芦生や貴船でも確認されておらず、営巣行動の観察記録もない。個体数減少の理由は不明だが、カタツムリの殻が減っている可能性もあり、カタツムリの生息条件にかなう自然環境と花粉を供給できる春の草花とセットになっていることが必要条件である。
その他 日本固有種

文献:渋谷(1939) 竹内(1955) Miyamoto(1962) Inoue,Kato, Kakutani, Suka, & Itino (1990) 遠藤・松井ほか(1997) 
執筆者:遠藤 彰
    トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > マイマイツツハナバチ

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.