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 トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > キンキコルリクワガタ(コルリクワガタ近畿亜種)

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キンキコルリクワガタ(コルリクワガタ近畿亜種) Platycerus acuticollis akitai Fujita, 1987

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 クワガタムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注目種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 府内の分布域は比較的狭く連続しない。良好な自然環境の指標として注目される。
形態 ルリクワガタ同様、雌雄とも金属光沢を放ち、特にオスは青緑色を帯び美しい。ルリクワガタとは雌雄とも前胸背板の後縁に突起がある点で容易に区別できる。
分布 日本固有種で本州(東北地方南部以南)、四国(北部)、九州(北部)のブナ帯に生息するが、地域変異が大きく、いくつもの亜種に分けられており、府内の個体群は亜種キンキコルリクワガタ( P. a. akitai)に区分される。
◎府内の分布区域
丹後半島を含む府北部地域のブナ・ミズナラ林を中心に分布する。
生態的特性 本種の成虫は4月下旬頃から野外活動を始め、ブナをはじめとする広葉樹の新芽に飛来し、これをかじる習性を持つ。本属は種間で幼虫の腐朽材に対する選好性に違いがあり、本種の幼虫は各種広葉樹の細い軟腐朽材に見られる。また、産卵マークはルリクワガタとよく似ているが、本種の方がやや小さく、横長の傾向がある。
生存に対する脅威 森林の伐採はもちろん、林道建設やハイキング道の整備、下草刈りなどによる林内の乾燥化が多湿な環境を好む本種へ悪影響を与えることが懸念される。加えて、ルリクワガタと同様、産卵マークを目印になって生息材が集中的に破壊される場合が目立ち、採集圧の影響は深刻である。
その他 日本固有種

文献:Araya(1993a) 西野(1982) 安川(1982) 京都昆虫研究会(1991) 水沼・永井(1994) 芦田(1999) 荒谷(2001)  
執筆者:荒谷 邦雄
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