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 トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地形 > 大江山連山(赤岩山〜杉山〜鍋塚〜赤石山)

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大江山連山(赤岩山〜杉山〜鍋塚〜赤石山) おおえやまれんざん
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 河川地形・組織地形
細分 小起伏地形
地域 加佐郡大江町字仏性寺、与謝郡加悦町字平林・字山河



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項目の解説.....
選定理由 多数存在するが典型的な形態を示し、保存が望ましい地形。
概要 大江山連山(峰)は東から西へ赤岩山(669m)〜杉山(697m)、鬼の岩屋(686m)〜鍋塚(763.0m)、鳩ヶ峰(746.0m)〜千丈ヶ嶽(832.5m)、そして西端の赤石山(736.2m)へと続くなだらかな起伏と山容を持つ一連の峰群をさす。それぞれの山の頂上は登山道でつながっていて、山頂縦走と変化に富む景色を楽しむことができる。連山の最高峰である千丈ヶ嶽を大江山と呼ぶことが多い。古生層の堆積岩からなる千丈ヶ嶽を除く他の山峰は、大江山超塩基性岩類から構成されている。これは大部分がカンラン岩からなり、古生代前期の海洋地殻(オフィオライト)であったと考えられる。しかし、変質を受けてほとんどが蛇紋岩に変わっている。これが穏かな山地地形をなすのは、水が浸透しやすい岩質と断裂の存在により地表水が少なく谷が形成されにくいことによるのであろう。しかし、大江町側は急な傾斜が続き、二瀬川渓谷のような急流を作っている。一方、宮津市や加悦町側の北斜面には地すべり地形が密集しており、比較的緩やかな山麓緩斜面が発達している。大江山周辺には鉱山の跡が多い。大江町の河守鉱山は黄銅鉱を主とする銅山、加悦町の大江山鉱山はニッケルの風化残留濃集鉱床で、大規模に採掘されていた。大江町ではその跡を利用して「日本の鬼の交流博物館」が設けられている。

文献:大江町(1983) 猪木・黒田(1965) 地学団体研究会京都支部(1982) 
執筆者:塩見 良三
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5万分の1 大江山
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大江山頂(千丈ヶ嶽)
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大江山連峰の最高峰・千丈嶽(832m) 中古生代の堆積岩よりなる
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大江山連峰、鍋塚(763m)のなだらかな山容
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