頑張ろう、人間。 守ろう、人権。

新型コロナウイルス感染症をめぐる人権

新型コロナウイルス感染症による影響が続く中、感染者や外国人、医療関係者とその家族などに対して、不当な差別、偏見、いじめなどが起きています。
このような、相手の人格や尊厳を不当に傷つける行為は絶対にしてはならないことです。
憶測やデマに惑わされることなく、正確な情報に基づいて、冷静な行動を心掛けましょう。
もし自分や周りの人が差別やいじめなどにあった場合は、すぐに人権相談窓口に相談してください。

憶測やデマに惑わされず、冷静な行動を！

京都府人権啓発
キャラクター「じんくん」

偏見や差別に当たること

接触拒否
感染履歴のある人や医療従事者、
その家族などに対して、露骨に接触拒否をする

SNSでの心ない書き込み
感染者や濃厚接触者、その家族などに対して、
誹謗中傷をSNSに書き込んだり、拡散する

登園拒否
医療従事者の子どもに対して、
保育所や幼稚園への登園を拒否する

プライバシーの侵害
感染者やその家族、医療従事者などの
個人情報を漏らしたり、特定される形で公表する

外国人や府外の方への攻撃
外国人や外国からの帰国者、府外の方に対して、
攻撃したり、嫌がらせをする。

入店拒否
感染履歴のある人や、
医療従事者などに対して、入店を拒否する

専門家VOICE

コロナ差別をやめ、互いを思いやる社会をつくろう

　世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、日本でも多くの感染者と死亡者を出している。2020年4月7日、日本政府は、新型コロナウイルス感染症（以下、コロナ）の感染拡大を防ぐため緊急事態宣言を発令し、5月25日をもってすべての都道府県について解除した。この間、京都でも、院内感染が発生した病院の医療従事者やその家族、感染した大学生への誹謗中傷など深刻な人権侵害事例が発生した。
　こうした差別事象の背景には、感染を過度に恐れ、ウイルスを遠ざけようとする心が根底にある。人は誰でも病気にかかる。ある病気にかかったからといって、人は差別されてはならないし、排斥されてはならない。コロナはたしかに厄介な病気であるが、われわれが恐れるべきはウイルスであって、人ではない。
　コロナに感染した人や感染していた人を差別してはいけない。コロナを恐れるあまり、人を思いやるというごく当たり前の人間性が失われないように行動する必要がある。

公益財団法人　世界人権問題
研究センター所長
同志社大学　坂元茂樹教授

人権相談窓口

法務省の相談窓口

みんなの人権110番

TEL：0570-003-110
時間：平日8時30分～17時15分

外国語人権相談ダイヤル(がいこくごじんけんそうだん)

TEL：0570-090-911
時間：平日9時～17時

女性の人権ホットライン

TEL：0570-070-810
時間：平日8時30分～17時15分

子どもの人権110番

TEL：0120-007-110
時間：平日8時30分～17時15分

人権問題法律相談～京都府人権リーガルレスキュー隊～

弁護士による電話相談

TEL：075-741-6321（専用電話）
日時：8月4日（火曜日）・18日（火曜日）
14時～16時

弁護士による面接相談 ※事前予約制

・京都府庁
日時：8月11日（火曜日）13時30分～16時30分
TEL：075-414-4271（予約）

・宇治総合庁舎
日時：8月25日（火曜日）13時30分～16時30分
TEL：0774-21-2101（予約）

・京都弁護士会京都駅前法律相談センター
日時：8月19日（水曜日）18時～20時30分
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※9月以降の日程は「京都人権ナビ」でご確認ください

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人権啓発推進室
TEL：075-414-4271　FAX：075-414-4268

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