◎能登地震被災地の伝統工芸支援＝西脇京都知事 2月16日15時53分

京都府の西脇隆俊知事は16日の記者会見で、能登半島地震で被害を受けた伝統工芸の復興を支援する意向を表明した。西脇氏は「京都の事業者に協力していただく必要があり、関係業界と検討している。その後、石川県と具体的な調整を進める」と述べた。

府は昨年12月、石川県との間で文化振興に関する連携協力協定を締結している。西脇氏は「職人が京都で修業するなど、つながりが深い。輪島塗など支障が生じている生産や販売に加え、協定で定めた人材育成も支援したい」と述べた。

少子化対策関連法改正案の閣議決定については「子ども政策が一歩前に進展したことを歓迎したい」と評価。一方で「支援金でどういう施策を進め、その施策が国民にとってどういう意味があるか、国会の場で十分議論されることを期待したい」と話した。

ダイハツ工業が京都工場（大山崎町）で商用車2車種の生産を再開したことには「再開は一部で、その他の車種は大部分が止まっており、地域経済への影響が懸念される状況は続いている」と指摘。「金融機関と連携しながら事業者の資金繰りや相談、助言を行っていきたい」と語った。（了）

京都府関連最新ニューストップページ