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◎危機管理センターで初の地震対応訓練=京都府 3月8日16時14分

京都府は8日、運用を1日に開始した危機管理センターで初となる地震災害対応訓練を実施した。西脇隆俊知事や副知事、各部局長に加え、京都地方気象台や自衛隊京都地方協力本部、京都市消防局の関係者が参加。直下型地震を想定し、被害状況の確認や支援内容の決定を行った。

訓練では、福知山市の三峠断層で直下型地震が発生し、同市や綾部市で震度7が確認されたと想定。負傷者や火災、断水、停電の発生、道路の通行止め、鉄道の運休といった被害状況が報告された。福知山、綾部、舞鶴の3市を管轄する出先機関の担当者はテレビ会議システムを通じて「広範囲で断水や停電、多数の家屋倒壊など大きな被害が出ており、各市の応急対応は厳しい状況だ」と述べ、応援職員の派遣を要請した。

西脇知事は報告を受け、▽被害情報の把握と共有▽医療体制の確保▽道路の通行確保▽広域防災活動拠点の開設▽職員派遣など市町村への支援―を指示した。訓練後の講評では「地震は事前に予測できず、投入できる人的・物的資源が限られる。その中でも情報を集めて方針を決定し、関係機関と連携する必要がある」と指摘。「危機管理センターの習熟も含めて訓練し、それぞれの役割を再確認、再認識して危機管理態勢の強化に努めてほしい」と話した。(了)


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