◎新型コロナ連絡本部を廃止へ＝「特別対応に区切り」―西脇京都知事 3月15日14時17分

京都府の西脇隆俊知事は15日の記者会見で、新型コロナウイルスの5類移行後に設けた連絡本部を3月末で廃止する意向を表明した。「4月から通常の医療提供体制に戻るので、特別な対応は一区切り付けたい」と述べた。

府は昨年5月の5類移行に伴い、対策本部を廃止。円滑な移行や感染再拡大に備え、連絡本部を設置したが、会議は開催していなかった。

発熱時の相談窓口や発熱外来のホームページ掲載も3月末で終了する。新型コロナの発生状況はインフルエンザなど他の感染症と合わせた公表に切り替える。

また、国土交通省が4月からライドシェアを一部解禁する地域に京都市などを含めたことについて「非常に喜ばしい」と評価。「タクシー事業者が的確な仕組みを構築し、交通状況の改善や観光振興、地域活性化につながることを願っている」と話した。

このほか、16日に北陸新幹線の金沢―敦賀間が開業することに関し、「敦賀に来た人を府北部の周遊につなげ、旅行商品も造成したい」と強調。大阪までの延伸に向けては、「慎重な調査と丁寧な地元説明、環境や施工上の課題を解消することが早期整備につながる」と改めて語った。（了）

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