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京都府の西脇隆俊知事は25日の記者会見で、日銀のマイナス金利解除に関し、「貸出金利が上昇すると中小企業の経営環境に影響が出る懸念がある。府の制度融資はセーフティーネットの役目もあり、地元金融機関の協力を得ながら直ちに金利を上げることなく運用したい」と述べた。
文化庁の京都移転から1年を迎えることには「現場が近くなった利点があり、長官はじめ職員が地域行事に参加するなど、地域文化への理解や地域課題の把握が進んでいる」と評価。「京都市と連携し、国際アート市場の形成やアートと技術の融合など文化振興の熟度を高め、『文化の都・京都』につなげたい」と強調した。
新たに選任した鈴木一弥副知事については「府政全般の最新の流れや施策の経緯、今後の展開を一緒に考えてきたので、これからは一段高い立場で仕事を前に進めることを期待している」と話した。(了)
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