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京都府は1日、2024年度新規採用職員への辞令交付式を行った。代表者に辞令を交付した西脇隆俊知事は「総合計画や子育て環境の充実を進めるとともに、文化庁の京都移転や1年後に迫った大阪・関西万博といった好機を京都の活性化につなげる重要な年になる」と訓示した。
24年度の新規採用職員は200人(男性103人、女性97人)。西脇知事は訓示で「新型コロナウイルス禍前の状態に戻ったが、能登半島地震をはじめ頻発化・激甚化する災害や人口減少など、さまざまな課題がある」と指摘。「各部局とも濃淡はあるが、社会経済情勢が仕事に影響している」と述べた。
また、仕事をする基本姿勢として▽現場主義を徹底する▽前例にとらわれない▽連携にこだわる―の3点を指示。「公務員の場合は利害が対立する仕事が多いが、正しい判断基準を持つには経験が生きてくる。興味を持ってさまざまなことに挑戦してほしい」と呼び掛けた。(了)
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