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京都府の木

伸びゆく京都府の象徴「北山杉」

昭和41年9月、府県の木選定が進められている中で、北山杉は「京都府の木」として選ばれました。
当初、地元から「北山丸太」で申請されたようですが、「北山杉」の方が響きが良いだろうということで「北山杉」になったそうです。
選定は、「北山杉」をはじめ「しだれざくら」、「高雄もみじ」、「茶の木」の四つが候補となり、それを一般公募により「郷土の木選定委員会」が審査して決められたものです。
投票総数3万8536票のうち、北山杉は2万5359票を獲得するという圧倒的多数で京都府の木に選ばれました。
昭和45年12月、京都府、京都市、中川自治振興協議会、京都北山森林組合、北山丸太生産協同組合、北山銘木協同組合により周山街道沿いに記念碑が建てられました。
その碑文には、「北山杉は室町時代の初期応永(1390年ごろ)以前より作り始められ、その後茶の湯の流行に伴って起こった数寄屋建築に大いに用いられるところとなり、さらにその生産がうながされた。天文9年(1540年)及び永禄12年(1569年)御用木として朝廷に献じ御綸旨を賜り御大典のたびに御下命を受けてきた。このように北山林業は600年の歴史を持ち、先人のたゆまざる努力によって今日の育林並に加工の技術が培われてきたのである。当林業の繁栄は平和な時代と人々の情熱の所産であることを銘記しこの伝統の保持とよりよき前進を願い此の度、“京都府の木”に選定されたことを記念し是に建碑する」と記されております。
なお、京都府の花は、「しだれ桜」、京都府の鳥は「オオミズナギドリ」です。

北山杉の風景

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