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丹波広域基幹林道の建設にあたっては、一部の区間で従来のコンクリート構造物等に変わり木製品を活用することで、自然環境に調和した林道づくりを実施しています。
鋼製のガードレールに変わり木製ガードレールを使用しています。また、車の通行の際に危険を知らせることを目的とした木製視線誘導柵も使用しています。
切土法面の崩壊などを防ぐために、コンクリート擁壁などを施工していますが、土質や斜面の勾配によっては木製構造物でも法面等の安定を図ることができます。
盛土など谷側に入れる擁壁等にも木製品を活用しています。木製フトンカゴ工はユニット化した木製フトンカゴを積み上げて施工しています。木製型枠工は、型枠として利用し完成後もそのままの状態で置いておけるのでコンクリート面が見えず周辺環境と馴染むという付加価値もあります。
路面排水が路体盛土を浸食しないよう安全な場所へ排水を導くため丸太筋工を設置しています。
また、残土処理場等では法面へ流れる表面水を分散して浸食を防ぐために設置しています。
林道からスムーズに尾根筋等に行けるよう丸太階段工を設置しています。
特に、残土処理場では谷へスムーズに降りるため有効です。
各安全施設や案内板等にも木製品を活用しています。
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