第2回Woodyコンテスト(木造住宅・木製家具コンペ)募集概要
木材利用の推進を図るためには、昔からの「木の文化」を継承しつつ木材の新たな利活用方法を開拓し、木造建築や木製家具の設計製作に携わる若手建築士等の木造に関する関心を高めることが必要です。京都府では、府内の森林資源として充実している京都府内産スギ、ヒノキの特性を活かした木造住宅や家具のアイディアを募集します。
募集テーマ
第1部門(木造住宅部門)~「北山丸太」を構造に取り入れた家~
木造住宅の構造の主となる柱や梁は、通常角材が使用されますが、京都には600年の歴史を誇る伝統の「北山丸太」があります。従来、北山丸太は、木の肌の光沢や模様を楽しむため、茶室の床柱等意匠材として使用されてきましたが、さらなる用途の拡大のため、「北山丸太」の表面の美しさと強度を活かした「見える構造材」として活用できる提案をして下さい。
<条件>
- 庭等を含む敷地面積は60坪程度の敷地に2階または1階建ての1戸建て住宅を計画して下さい。
- 床面積は、30坪程度とします。車庫は、別敷地にあるものとし、計画する必要はありません。
- 家族構成は父・母・子2人程度。都市郊外で木の文化や木のぬくもりに触れながら豊かに暮らせる木の良さを活かした戸建て家をイメージして下さい。
<学生部門>
- 京都府内産のスギ、ヒノキの他、構造材の一部に「北山丸太」を取り入れた住まいのアイディアを募集します。
<一般部門>
- 木構造を理解のうえで京都府内産のスギ、ヒノキの他、構造材の一部に「北山丸太」を取り入れた住まいの具体的な計画(強度、機能性、コストパフォーマンスを考慮)を募集します。
- 建築済み物件での応募も可能ですが、平成27年4月以降に竣工したものに限ります。
第2部門(木製家具部門)~オフィスで活躍する木製椅子~
IT環境が整ってきたことにより、在宅勤務やサテライトオフィスといった働き方そのものが変化してきています。もはや、オフィスは「仕事をする場所」から「コミュニケーションする場所」へと変化し、それにあわせてオフィスデザインも変わりつつあります。
新しいオフィスは、機能的で無機質な家具だけで無く、暖かい木の家具があることで快適な環境を創ることができるのです。
京都府内産のスギ、ヒノキを使ったオフィスで活躍する木製椅子を提案して下さい。
現地見学会
エントリーされた方のうち希望される方を対象に、林業地及び製材所等の見学会を予定しています。
応募方法
1.エントリーをする
-
期日:平成30年8月31日(金曜)17時まで
- 方法:以下のリンク先からエントリーシートをダウンロードし、必要事項を記入の上、電子メールで森づくり推進課(morizukuri@pref.kyoto.lg.jp)へ送信する。
エントリーシートのダウンロード
2.作品を提出する
- 期日:平成30年9月20日(木曜)17時まで
- 場所:京都府農林水産部森づくり推進課
(〒602-8570京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町京都府庁2号館4階)
提出物等の詳細については、募集要項を御参照下さい。
結果発表
平成30年11月9日(金曜)までに応募者全員に電子メールにより通知します。
表彰式
平成30年11月下旬頃に、京都府が京都パルスプラザで開催する「農林水産フェステイバル」で行う予定です。
- 受賞者は、表彰式に出席してください。
- 受賞作品は、会場に展示します。
賞
第1部門(木造住宅部門)※学生部門、一般部門共通
- 最優秀賞(1点)賞状、賞金10万円
- 優秀賞(1点)賞状、賞金3万円
- 佳作(5点程度)賞状のみ
入賞作品は、京都府内産木材等を使用して住宅等を建設する知事から登録を受けた約300店の「緑の工務店」へ情報提供します。
第2部門(木製家具部門)
- 最優秀賞(1点)賞状、賞金10万円
- 優秀賞(1点)賞状、賞金3万円
- 佳作(5点程度)賞状のみ
入賞作品の一部は、商品開発を目指して試作品の製作を行います。
- 両部門について、「最優秀賞該当なし」とする場合があります。
- また、各賞の入賞点数についても変更する場合があります。
主催
京都府
後援
京都府森林組合連合会、一般社団法人京都府建築士会、一般社団法人京都府木材組合連合会
募集要項ダウンロード
募集要項(PDF:295KB)