南丹広域振興局
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南丹地域の大学・短期大学・専門学校と協働で地域づくりを進めています。
空き店舗を活用したギャラリーカフェの運営やGBSサテライトステーションでのラジオ放送など、さまざまな地域振興の取組を行っています。今回は、地域に開かれた学園祭として毎年開催されている「龍尾祭」の取組をご紹介します。
私が取材しました
経営学部2回生の石川育生さん(新聞部の部長です)
ふれあい動物園は、10月30日(日曜日)の11時~16時に図書館倉庫前で行われた。
さまざまな動物にふれられるので、人気の高いイベントの一つである。一日中、一般の方や学生が多く訪れてにぎわい、受付前で長い行列ができるほどであった。特に子供づれの家族が多かった。動物園でも実際に手でふれられる機会は少ないので、この機会に多くの人達が動物とふれあいながら時間を過ごした。
動物は犬や鳥など多くの種類が集まり、アライグマなど普段あまり見られない動物を身近に見て大喜びしている子どもの姿も見られた。また、付近ではバルーン・アートをいろいろな形にして配ったり、プラ板(プラスチック板)教室も開かれ、多くの子ども達が自分の好きなキャラクターをプラ板に描き、龍尾祭の思い出を作っていた。
龍尾祭2日目の12時~13時30分、光風館二十一、二十二教室で、金村義明氏の講演会が行われた。会場には一般の方を含め、多くの人が訪れ、金村氏の講演に聞き入った様子であった。
金村氏は、現在「野球人」として、テレビ、ラジオ等、さまざまなメディアを通じて活躍し、今もなお、活躍のフィールドを確実に広げている。
報徳学園高校三年時、エースで四番打者として春・夏連続甲子園大会に出場し、夏の選手権では全国優勝を勝ち取った。1982年にドラフト一位で近鉄バッファローズの指名を受け入団。内野手に転向し、「猛牛いてまえ打線」として投手に恐れられた。その後、中日ドラゴンズ、西部ライオンズに移籍し、18 年間の選手生活を送り、1999年のシーズンを最後に現役引退した。
これらの野球選手生活を経験したからこそ、講演会で伝えられることがある。会場では真剣な場面や笑いの場面があり、多くの観客が充実した時間を過ごしていた。
爆笑祭は10月29日(土曜日)15時から16時30分まで、グリーンプラザで行われる予定だったが、当日は雨のため、優心館二十二教室で行われた。学生や一般の方を合わせ多くの人が優心館を訪れ、ほとんど満員に近い人数となった。
芸人さんは「いつもここから」が登場し、現在ヒット中の持ちネタを披露する。ネタが決まると笑い声が一斉に響き渡り、多くの笑いとともに観客は楽しい時間を過ごしていた。
悠心館33教室で、京都伝統工芸専門学校(TASK)の展示が全日行われた。
人気があった展示品は木彫りの大仏だった。他にも陶芸や蒔絵をはじめ多くの作品が展示場に並んだ。ユニークな作品も展示され、一つひとつの作品に独創性がみられた。2回生以上の作品が展示されているが、1回生の時に同じものを何度も作って伝統工芸の基礎を学び、その基礎に応用を利かして自分独自の作品につなげているのだという。
この展示は、他の学校との交流を深め合うことを目的に、今年初めて行われたものである。他の大学や専門学校と交流を図ることによって、学生にとっても刺激になり、さらに学生生活が充実したものになるだろう。今後の龍尾祭も、他の大学や専門学校との交流が深まるような取組を行っていって欲しい。
フリーマーケットフリーマーケットは29日(土曜日)と30日(日曜日)に第1駐車場で行なわれる予定だったが、29日はあいにくの雨で中止となった。しかし、2日目は晴天に恵まれ、10時から予定通り開始された。1日目が雨で中止になったので、フリーマーケットを心待ちにしていた人達にとっては待ちどうしかったに違いない。
2日間行なわれる予定だったので、2日分が凝縮された1日になった。開催期間中、人が途切れることなく訪れ、商品が売買された。フリーマーケットに出された商品は衣服や中古本など、多くの種類が見られた。地域の方や学生が多く出店し、商品を売ることで交流を深めあっていた。
今回、初めて京都学園大学新聞部が南丹広域振興局との連携のもと、大学の地域活動のテーマで、龍尾祭の取材を行いました。短期間だったけれど貴重な経験ができ、光栄に思っております。私は高校の時から新聞部として活動し、多くの経験を得てきましたが、今回の経験は今までにない経験で、大変興味深い経験となりました。
お問い合わせ
南丹広域振興局地域連携・振興部 企画・連携推進課
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