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京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所がリニューアル

現在、「宇治茶イノベーション創出プラットホーム」では、参加頂ける企業、大学を募集しております。
詳しくは、プラットフォーム事務局の
茶業研究所ホームページをご覧下さい。

申込先・問合わせ先:京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所(神田・岡留)
TEL 0774-22-5577  FAX 0774-22-5877 e-mail
ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp

 

茶業を牽引する新たな機能を備えた研究所が誕生

 茶研外観新本館外観 <オール府内産木材による木造建築、一部にCLT(直交集成板)を使用>

 京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所では、「お茶の京都」のターゲットイヤーである平成29年度にあわせて、従来担ってきた「宇治茶の高品質化、品種育成」の役割に加え、「新時代の宇治茶イノベーションの拠点」、「次代を担う人材育成の拠点」としての機能を強化するリニューアル工事を行ってきました。
 この度、平成30年1月に新本館、新製茶研究棟が完成しましたので、新しく生まれ変わった茶業研究所を御紹介します。
 
 
 建物概要など詳細は、パンフレットを御覧下さい。 茶業研究所リニューアル概要パンフレット (PDF:1,278KB)

製茶棟外観
新製茶研究棟外観<新型のてん茶乾燥機、京都府で2カ所しかない手揉み室などを整備>

 

リニューアルの特徴

Ⅰ 新施設概要

 新施設は、オール府内産木材で建築された本館と製茶研究棟から構成されています。各所に企業・大学・府民の方との交流が可能なオープンスペースを設けており、多様な意見の交流によって、自由な発想を生み出します。

 

中庭
イノベーション創出に向けた機能的な空間
分析
食品加工試験など行うオープンラボ
交流スペース
開放的な交流スペース
ラウンジ
ミィーティングなどを行うオープンスペース

Ⅱ 設備紹介

本館には、機能性成分を測定する分析機など、最新の研究設備を備え、製茶研究棟にはてん茶・玉露・煎茶全ての製造ライン、新開発のてん茶乾燥機など、伝統技術から最先端の技術までを習得できる設備を完備しています。

 

新型てん茶乾燥機
熱源に遠赤外線ヒーターを用いた
新型のてん茶乾燥機
分析機器
宇治茶の機能性成分を調査する最新の分析機

イノベーション創出に向けて

完成記念公開シンポジウム(平成30年1月17日) 

茶業研究所では、完成を記念し、平成30年1月17日(水曜日)に公開シンポジウム「これからの産学連携 茶業研究所と拓く未来」を開催しました。当日は、約170名の参加を得て、宇治茶を使用した高級洋菓子「茶の菓」のヒットに代表される(株)ロマンライフの河内誠社長の基調講演やお茶の生産から消費の各分野で活躍する方々から、改めて、宇治茶は伝統の継承と革新が必要との意見が交わされ、連携研究への足掛かりとなりました。

また、企業・大学等との連携による先進的な技術開発や幅広い人材育成等の機能を強化し、宇治茶産業のイノベーション創出や宇治茶の新たな価値・魅力の発信を目指し、、宇治茶イノベーション創出プラットフォーム(KAFF-techフォーラム「京都府農林水産技術革新創出会議」の個別テーマ研究会として位置づけ)を立ち上げました。

内容の詳細は、シンポジウム開催案内をご覧下さい。
公開シンポジウム開催案内(PDF:715KB)

公開シンポ(所長)
プラットフォーム立ち上げを宣言(茶業研究所所長)

公開シンポ(様子)
満席の170名が参加

シンポ基調講演
(株)ロマンライフ 河合社長による基調講演
シンポパネルディスカッション
生産、消費分野の方々によるパネルディスカッション


 

 「宇治茶イノベーション創出プラットフォーム」 第1回フォーラム(平成30年2月17日)
 「宇治茶に秘められた可能性」 機能性フォーラム テーマ:「宇治茶と健康機能性」

 平成30年2月17日(土曜日)には、「宇治茶イノベーション創出プラットフォーム」第1回フォーラムとして、宇治茶と健康機能性をテーマに「宇治茶に秘められた可能性」機能性フォーラムを開催しました。
 当日は、プラットフォーム参加の企業、大学を中心に約120名の参加があり、京都府立医科大学大学院 医学研究科 内藤准教授による特別講演「茶の機能性から健康長寿を考える」や講演者を含む6名によるパネルディスカッションが行われました。
 また、ポスターセッションにより、参加企業、大学、茶業研究所から多くのシーズが紹介され、研究のネットワーク形成が進みました。

内容の詳細は、シンポジウム開催案内をご覧下さい。
第1回フォーラム開催案内(PDF:604KB)

 

機能性内藤先生
京都府府立医科大学 内藤准教授による基調講演
機能性1
宇治茶の機能性研究への活発な意見交換
機能性2 
パネルディスカッションのようす 
 

機能性4 機能性3

ポスターセッション方式による企業、大学、茶業研究所研究員がそれぞれの研究シーズを紹介

 

宇治茶の価値、魅力の発信 ~一般施設公開日のようす(平成30年5月2日)~

新しい茶業研究所では、「宇治茶の価値、魅力の発信」の機能強化を目指しており、宇治茶の情報発信拠点として、一般来所者の方々に開かれた研究所づくりを進めています。
その取り組みの一つとして、去る5月2日にリニューアル後はじめての一般施設公開を開催しました。
当日は、約800名の参加者があり、新しい施設で、お茶の手摘み体験や覆い下栽培体験、てん茶などの製造工程見学、最新の研究成果の説明などのメニューを通じて、楽しく宇治茶の奥深さに触れて頂きました。
また、初めて茶業研究所周辺の白川地区で栽培された宇治茶を使ったパン・ケーキが販売され、周辺地域の方々とコラボした価値発信の取り組みが行われました。

施設公開(全体)
1 宇治茶ができるまでの見学スタート!
(お茶の栽培から製造までの流れを見ていきましょう)
施設公開(本ず)
2 宇治茶の特徴である覆い下茶園に入ってみよう
(覆い下茶園って、思ったより暗くて涼しい~)
施設公開(手摘み)
 3 自分で茶の新芽を摘んでみよう。
(光を遮って栽培した新芽って思ったより柔らかい~)
施設公開(手揉み)
 4 手揉み室で、手揉みのお茶づくりに挑戦!
(ちょっと手が熱いけど、お茶作ってるって実感)
施設公開(工場)
5 製茶工場でお茶ができる工程を勉強しよう
(茶工場は、お茶のいい香り~)
施設公開(本館)
6 新本館では、研究員と最新の研究内容に触れよう
(お茶についての質問に研究員がお答えします)
施設公開(パン販売)
7 最後は、地元白川地区の宇治茶を使った
パン・ケーキとお茶でほっこり休憩
(パンとケーキは、とっても人気でした~)
 

お問い合わせ

農林水産部流通・ブランド戦略課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4974

ryutsu-brand@pref.kyoto.lg.jp