京都府立植物園 なからぎの森
大小四つの池に囲まれた、なからぎの森は古くから、流れ木の森ともいわれ、ここ下鴨の地に残された山城盆地の植生をうかがい知ることのできる園内唯一の貴重な自然林です。ニレ科の落葉樹であるエノキ、ムクノキ、ケヤキの古木やシロダモ、カゴノキ、シイ、カシ類の常緑樹が混生する森の特徴が見られます。春の芽出しの美しさ、緑陰の涼しさ、秋の紅葉、冬木立の静寂さなど落ち着いた森の雰囲気は入園者の憩いの場、思索の場となっています。
森の広さは約5,500平方メートルで、中ほどには、この地域の鎮守の森の社であり、京都の伝統産業である西陣織の神を祀った半木神社の小さな社があります。また、池の周りはカエデ類が多く、池に映えた色彩は非常に美しく、特に秋の紅葉は園内有数の美しさです。
