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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年10月5日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成19年10月5日(金曜)現在 

園内花壇では

ソライロアサガオ ヘブンリーブルーの写真 ソライロアサガオヘブンリーブリッジの写真
ソライロアサガオ ’ヘブンリーブルー’
Ipomoea tricolor `Heavenly Blue’
ヒルガオ科 (植物園会館前)
秋の空色のようにさわやかな色のアサガオです。ヘブンリーブリッジ(写真右)では、今が最高潮です。
コスモスソナタミックスの写真 大芝生地西側のコスモスの写真
コスモス ’ソナタミックス’ (写真左)
Cosmos bipinnatus cv.
キク科 (北山門広場)
大きな花弁のコスモスで、プランターでもボリューム感があります。今年は287個のプランターが迷路のように並んでいます。そのほか大芝生地から観覧温室に向かう通路では、コスモス(地植え、写真右)が咲き出しました。これからが見ごろになります。
キバナコスモスの写真

キバナコスモス
Cosmos sulphureus cv.
キク科 (洋風花壇)
8月17日に播種。10月に入って咲きそろってきました。写真はオレンジ色の花です。名前は黄花ですが、品種改良により赤系統が出てきています。
ホウキギの写真

ホウキギ
Kochia scoparia cv.
アカザ科(植物会館前)
源氏物語には「帚木(ほうきぎ)」の巻があります。全体が赤く染まってきました。

フレンチマリーゴールドの写真

フレンチマリーゴールド
Tagetes patula cv.
キク科 (北山ワイルドガーデンほか)
和名を「クジャクソウ」といいますが、この名はあまり通っていない感があります。アフリカンマリーゴールド(Tagetes erecta、正門花壇)はクジャクソウに比べ花は少し大型。「マンジュギクまたはセンジュギク」という和名がついています。江戸時代にすでに渡来していた記録があります。どちらも中央アメリカが原産で、16世紀にヨーロッパに伝わったといわれています。ダンギクの写真

ダンギク 
Caryopteris incana
クマツヅラ科 (北山ワイルドガーデン)
九州北部に分布します。寒さに少し弱く、多年草ですが、当園では毎年、種から栽培しています。


観覧温室では

 

サリタエアマグニフィカ写真

サリタエア・マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科(ジャングルゾ-ン)
コロンビア原産。今年の1月から2月にかけて初めて咲いたのですが、再び咲き始めました。アンスリウムワロックエアヌム写真

アンスリウム・ワロックエアヌム
Anthurium warocqueanum
サトイモ科(ジャングルゾーン)
和名はナガバオオウチワ。コロンビア原産で葉の長さは90センチにもなります。花は地味ですが、葉の表面は濃緑色のビロード状で白い葉脈が目立ち、非常に印象的です。 
イエライシャン写真

イエライシャン
Telosma cordata
ガガイモ科(ジャングルゾ-ン)               
中国名「夜来香」。開花すると芳香があります。中国南部で栽培され歌謡曲に歌われて特に有名になりました。実際は昼間もよく香ります。香水を採ったりスープに花を散らしたりもします。ナス科の夜香木(Cestrum nocturnum)やリュウゼツラン科のチューベローズ(月下香:Polianthes tuberosa)をイエライシャンと混同している事例も見受けられますが、いずれも花の香りのよい別の植物です。

ディコリサンドラティルシフロラ写真

ディコリサンドラ・ティルシフロラ
Dichorisandra thylsiflora
ツユクサ科(ジャングルゾ-ン)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。少し奥まったところに植栽されています。英名をブルージンジャー(青いショウガ)といいます。

タイガーオーキッド写真

グラマトフィルムスペキオスム写真

タイガーオーキッド
(グランマトフィルム・スペキオスム)
Grammatophyllum speciosum
ラン科(砂漠サバンナ室)
八月に開花した株とは別株になります。タイガーオーキッドと呼ばれているものはミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニアに広く分布しています。草姿が3m以上にもなる世界で一番大きなランで、1851年にロンドンのクリスタルパレスに展示された株は2トン近くあったといわれています。直径10cmぐらいの花には、黄緑色地に褐色の斑点があり、トラの縞模様に似ているところから、タイガーオーキッドと呼ばれています。
株が大きくならないと咲かないので、日本では開花しにくいランのひとつです。当園では2002年に1株、2004年に1株、2005年に1株が開花しました。2007年に今回の株とあわせてもう1株が開花しました。計6株が開花しています。斑点の色の濃さや模様は、産地により大きな変異があります。 

トックリキワタ写真

トックリキワタ
Chorisia speciosa
パンヤ科(砂漠サバンナ室)
10年ぶり2回目の開花です。アルゼンチンからブラジルに分布します。幹がトックリ状に肥大すること、果実から繊維が取れることからトックリキワタと名づけられました。幹には太いトゲがありますが、古くなると落下します。花色は淡赤から白です。  

タチハナアナナスの写真

タチハナアナナス
Tillandsia cyanea
パイナップル科(アナナス室)
エクアドル南部に分布します。花茎は非常に短く葉に隠れます。深いかわら重ね状になった濃いピンク色の部分は花茎苞と呼ばれます。花弁は濃い紫色です。 

宿根草・有用植物園では  

 
サルビアマドレンシスイエローマジェスティーの写真

サルビア・マドレンシス ’イエローマジェスティー’
Salvia madrensis ’Yellow Majesty’
シソ科(宿根草・有用植物園)
園芸品種。珍しい黄色のサルビアで、草丈は2m前後と大型です。
サルビアインディゴスパイレルの写真
サルビア・インディゴスパイレル
Salvia × indigo-spirer
シソ科(宿根草・有用植物園)
鮮やかな青色(インディゴ)。耐寒性の強いサルビアです。
サルビアメキシカーナライムライトの写真
サルビア・メキシカーナ ’ライムライト’
Salvia mexicana ’Limelight’
シソ科(宿根草・有用植物園)
明るい黄緑色のガク片と濃い青紫色の花のコントラストが鮮やかです。

サルビアレウカンタの写真

サルビア・レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科(宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。紫色の花穂が長刀状に同じ方向に傾いて咲く姿が印象的です。
サルビアミクロフィラの写真
サルビア・ミクロフィラ
Salvia microphylla
シソ科(宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。チェリーセージという名のハーブとしても有名です。
サルビアグアラニティカの写真
サルビア・グアラニティカ
Salvia guaranitica
シソ科(宿根草・有用植物園)
ブラジル、パラグアイ等原産。ひときわ「濃い」青色の花が特徴です。別名、グァラニティカセージ。
ツルドクダミの写真
ツルドクダミ
Polygonum multiflorum
タデ科(宿根草・有用植物園)
中国原産。塊根は何首烏(カシュウ)という名の漢方薬でもあり、強壮、整腸、消炎作用等が知られています。
ホソバオケラの写真
ホソバオケラ
Atractyloides lancea
キク科(宿根草・有用植物園)
本州、四国、九州に分布。万葉集にも詠まれる古くから知られる野草、オケラの細葉種です。佐渡島等で栽培されています。
クマツヅラの写真
クマツヅラ
Verbena officinalis
クマツヅラ科(宿根草・有用植物園)
日本では本州以南に分布。煎汁は感冒などの際に発汗剤などとして用いられます。
ケナフの写真
ケナフ
Hibiscus cannabinus
アオイ科(宿根草・有用植物園)
アフリカ原産。環境保全、資源の有効利用などの点で近年注目されている植物ですが、野生化による弊害も懸念されています。一年草としては、春から秋までの生長量に目を見張るものがあります。
ステルンベルギアルテアの写真
ステルンベルギア・ルテア
Sternbergia lutea
ヒガンバナ科(宿根草・有用植物園)
地中海沿岸原産。和名はキバナノタマスダレ。一見、春に咲くクロッカス(アヤメ科)に似ているように見えますが別属の植物です。 

 植物生態園ほかでは

ミツデコトジソウの写真

ミツデコトジソウ 
Salvia nipponica var. trisecta
シソ科 (植物生態園)
キバナアキギリの変種です。キバナアキギリに比べ全体的に小型で葉の三角形の張り出しが強いのが特徴です。

ガマズミ果実の写真

ガマズミ(果実)
Viburnum dilatatum
スイカズラ科 (植物生態園)
10月にはいり果実が赤く熟してきました。野鳥の大好物です。

トウテイランの写真

トウテイラン
Veronica ornata
ゴマノハグサ科 (植物生態園)
近畿北部、山陰地方の海岸に自生しています。

ハリギリの写真

ハリギリ
Kalopanax septemlobus
ウコギ科 (針葉樹林と植物生態園の間の道路沿い)
花のまわりには虫がいっぱい集まっています。冬には黒く熟した果実ができます。

マルバチシャノキ果実の写真

マルバチシャノキ(果実)
Ehretia dicksonii
ムラサキ科 (桜林南東側)
隣接に植栽のチシャノキに比べ葉が大きく、丸いのが特徴です。

ザクロ果実の写真

ザクロ(果実)
Punica granatum
ザクロ科 (大芝生地北西側)
果実の中は種子がたくさん入っていることから、子孫繁栄の象徴として、めでたい木とされます。

植物園スタンプラリー

  スタンプシュウメイギク

10月はシュウメイギクです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142