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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年10月19日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

 

平成19年10月19日(金曜)現在 

園内花壇では

ソライロアサガオ ヘブンリーブルーアップ写真 ソライロアサガオヘブンリーブルー写真

ソライロアサガオ
Ipomoea tricolor ’Heavenly Blue’
ヒルガオ科
(植物園会館前花壇)
メキシコ、中央アメリカ、西インド諸島、熱帯南アメリカに分布しています。セイヨウアサガオと呼ばれることもあります。アサガオとつくことから、アメリカアサガオ(Pharbitis hederacea)や、アサガオ(P. nil)の仲間と間違えられることもありますが実際はIpomoea属に含まれサツマイモと同じ仲間です。 

クレロデンドロンウガンデンセ写真
クレロデンドルム・ウガンデンセ
Clerodendrum ugandense
クマツヅラ科
(植物園会館前花壇)
ウガンダから旧ローデシアに分布します。高さ1から3メートルくらいの低木です。花弁のうち両側の4裂片は淡紫色、中央裂片は袋状になり濃紫色をしています。他のクレロデンロルム属の植物はゲンペイカズラ(C. thomsoniae)、ヒギリ(C. japonicum)、クサギ(C. trichotomum)にしても赤や白の花のものが多いため、青い花を持つクレロデンドルム・ウガンデンセは目を引きます。
キバナコスモス写真
キバナコスモス
Cosmos sulphureus
キク科
(植物園会館前花壇)
原産地はメキシコです。一般的なコスモスと異なり、短日性はなく、夏咲き性が強くなり、盛夏でもよく開花します。

 

 コスモス写真
コスモス ’ソナタミックス’ (写真左)
Cosmos bipinnatus cv.
キク科 (北山門広場)
原産地はメキシコです。秋桜の和名があるとおり、秋咲きで短日植物の代表となっています。別に早咲き系があり、こちらは短日性はなくむしろ環境温度の上昇によって開花し6月頃から花を見ることが出来ます。 
 
ホウキギ写真

ホウキギ
Kokia scoparia
アカザ科
(北山ワイルドガーデン、植物園会館前ほか)
草丈1メートル前後の一年草です。日本への渡来は中国からとされ、栽培の歴史も古く1000年以上になります。果実を食用にしたり、クサボウキを作るために栽培されています。果実を加工したものを秋田県ではトンブリといい、ナガイモの千切りや大根おろしと混ぜて食べます。別名を畑のカズノコ、ジャパニーズキャビアなどと呼ばれます。 

 


観覧温室では

ヤコウボク写真

ヤコウボク
Cestrum nocturnum
ナス科
(ジャングルゾーン)
原産は西インド諸島です。高さ3メートル前後になる常緑低木で、花が夜間に芳香を放つのでヤコウボクと呼ばれます。日本には明治初期に渡来しました。 
ヤスミヌムレクス写真

ヤスミヌム・レクス
Jasminum rex
モクセイ科
(ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。ただ、ほかのヤスミヌム属の白花種と違い、花に芳香がありません。 
アンスリウムアムニコラ写真

アンスリウム・アムニコラ
Anthurium amnicola
サトイモ科
(ジャングルゾ-ン)
パナマ原産。仏炎苞は白地にごく薄い紫色を帯びます。肉穂花序は薄い赤紫色。花は小型ですが大変美しいです。 

パナマソウ写真

パナマソウ
Carludovica palmata
パナマソウ科
(ジャングルゾ-ン)
中央アメリカ、ボリビア原産。エクアドルではパナマ帽の製造原料とされています。果実はオレンジ色で非常に美しいです。

アリストロキアサルヴァドレンシス写真


アリストロキア・サルバドレンシス
Aristolochia salvadrensis
ウマノスズクサ科
(冷房室)
原産は中米です。摂南大学の邑田裕子先生から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲受しました。開花株は日本では当園と摂南大学、花空間けいはんなだけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともにブッシュになるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニムとされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し花を一個ずつつけていきます。

ブルンスヴィギアオリエンタリス写真

ブルンスヴィギア・オリエンタリス

Brunsvigia orientalis
(砂漠サバンナ室)

南アフリカのケープ地方南西部に分布します。18世紀の中ごろにヨーロッパへ渡来しました。ブルンスヴィギア属は約20種が熱帯アフリカ南部から南に分布しますが、大部分の種は南アフリカに集中します。 





 

 

宿根草・有用植物園では  

レオノティスレオヌルスの写真 

レオノティス・レオヌルス
Leonotis leonurus
シソ科(宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。高くそびえ立つ花茎に橙色の花が段々に輪生して咲く姿は独特です。和名は、カエンキセワタ(火焔着せ綿)といいます。

サルビアマドレンシスイエローマジェスティーの写真
サルビア・マドレンシス ’イエローマジェスティー’
Salvia madrensis ’Yellow Majesty’
シソ科(宿根草・有用植物園)
原種はメキシコ西部原産。秋空を背景にした、2メートル超の明るい黄色のサルビアの眺めは、まさに壮観です。

サルビアメキシカーナライムライトの写真
サルビア・メキシカーナ ’ライムライト’
Salvia mexicana ’Limelight’
シソ科(宿根草・有用植物園)
原種はメキシコ原産。黄緑のガク片に濃青の花、ぜひご覧頂きたいサルビアです。近年になり流通が増えた品種です。

シュウメイギクの写真

シュウメイギク
Anemone hupensis  var.japonica
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園)
古い時代に中国より導入されました。京都、貴船に多く栽培されていたため、別名をキブネギクといいます。赤花種が多いですが、展示株は白花です。半日陰を好みます。

オキナワスズメウリの写真
オキナワスズメウリ
Diplocyclos palmatus
ウリ科(宿根草・有用植物園)
沖縄、九州に分布。京都付近では見かけることが少ないウリではないでしょうか。実の付き方、模様などがユニークです。完熟すると深紅になります。

トケイソウレディマーガレット
トケイソウ ’レディマーガレット’
Passiflora  coccinea X incarnata  ’Lady Margaret’
トケイソウ科(宿根草・有用植物園)
園芸品種。屋外栽培では、毎年9,10月になり、本格的に咲き始めます。非耐寒性種のため、毎年春に、小苗を植え付けて栽培することも花期が遅れる原因です。来年は、温室内で大株に育てた株を植え付けて花期を早めるようチャレンジしてみます。

ショウキズイセンの写真
ショウキズイセン
Lycoris aurea
ヒガンバナ科(宿根草・有用植物園)
沖縄付近に分布。赤花、白花のマンジュシャゲよりやや遅れて(2週間程)咲き始めました。

アキザキスノーフレークの写真
アキザキスノーフレーク
Leucojum autumnale
ヒガンバナ科(宿根草・有用植物園)
ポルトガル、モロッコ~イオニア諸島原産。ボランティアグループの方々に、モッコウバラの根元周りにぐるりと環状に植えて頂いた球根が開花しました。

ワタの写真 

ワタ(完熟果実)
Gossypium arboreum var.obtusifolium
アオイ科(宿根草有用植物園有用植物ゾーン)
インド原産。ワタの果実がはじけて、フンワリとした綿が現れました。

 

 植物生態園ほかでは

モクゲンジ黄葉の写真

モクゲンジ(黄葉) 
Koelreuteria paniculata
ムクロジ科 (植物生態園)
植物生態園には通称「琵琶湖池」という池がありますが、その付近でいまひときわ、黄葉が美しい木です。

マツムシソウの写真

マツムシソウ
Scabiosa japonica
マツムシソウ科 (植物生態園)
朝夕の冷え込みにより花の色が濃くなってきました。

サクラタデの写真

サクラタデ
Polygonum conspicuum
タデ科 (植物生態園)
花の色がサクラに似ていることから、この名前があります。

マルバアキグミ果実の写真

マルバアキグミ(果実)
Elaeagnus umbellata var. rotundifolia
グミ科

(植物生態園)

果実は球形。アキグミに比べ葉が幅広い。関東以西、四国、九州の海岸沿いに自生します。
ノコンギクの写真

ノコンギク
Aster ageratoides ssp. ovatus
キク科 

(植物生態園)
山野では普通に見られる野菊です。

ウメモドキ果実の写真

ウメモドキ(果実)
Ilex serrata
モチノキ科 (植物生態園)
サギソウが自生するような湿地の周辺に、よく自生しています。

植物園スタンプラリー

  スタンプシュウメイギク

10月はシュウメイギクです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142