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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年11月16日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。 

平成19年11月16日(金曜)現在 

園内花壇では

キクの写真

 キク
Chrysanthemum cv. 
キク科 (正面花壇ほか) 
 
サルビアレウカンタの写真

サルビア・レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科(北山ワイルドガーデンほか)
黄色い花はフレンチマリーゴールド (Tagetes patula cv.
キク科)です。
コールラビ パープルバードの写真

コールラビ  ’パープルバード’(紫茎)
Brassica  oleracea  var.gongylodes
アブラナ科 (北山ワイルドガーデン)
キャベツやハボタンの仲間です。


観覧温室では

 ディフルゴサコロラタ写真

ディフルゴサ・コロラタ
Diflugossa colorata
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
花は大きくありませんが次々に咲きます。長い期間楽しめます。
オウコチョウ写真
オウコチョウ
Caesalpinia pulcherrima
マメ科 (ジャングルゾーン)
西インド諸島原産といわれています。花色は橙色から黄色で個体変異が多く、様々な色合いの花があります。当園の個体は黄色の花と赤に白の覆輪です。九州南部より南では戸外で栽培可能です。
ホウガンノキ写真
ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科 (ジャングルゾ-ン)
開花は午前7時ごろで、午後4時までには落花してしまいます。栽培条件下では結実しないため、人工授粉してやる必要があります。授粉は開花直後がよいようです。
今までは4月から6月だけ開花だったのですが、ここ2年ほど秋にも開花するようになりました。
ヨツバセンナ写真
ヨツバセンナ
Cassia fruticosa
マメ科 (ジャングルゾーン)
熱帯アメリカ原産。
花は円錐状の穂が枝先につき、淡黄色です。
ファレノプシスギガンテア写真
ファレノプシス・ギガンテア
Phalaenopsis gigantea
ラン科 (冷房室)
ボルネオ特産の大型種。本種はボルネオの低地に自生する大型のファレノプシスで、楕円形の大きな葉が5~6枚垂れ下がり、葉腋から花茎が下向きに伸び、密に20個以上の花をつけます。花は肉厚で、直径5センチ。緑黄色地に赤褐色の斑紋が多く入ります。海抜0から400メートルのジャングルのフタバガキ科の樹木に着生しています。葉は5から6枚つき、大きく、楕円形、長さ50センチ以上、幅20センチに達し、下垂し、肉厚革質、灰緑色。大型の葉から地元では”象のミミ”という名があります。花茎は葉腋から出て、下垂し、長さ30から40センチ、密に多花(20から40花)をつけます。花は開張し、ほぼ同時にすべての花が開き、径約5センチになります。肉厚、緑黄色~白色で赤褐色または栗色の斑紋が多く入ります。微香あり。ファレノプシス属の中で最大のもののひとつです。一度花茎が出ると次々に枝を出し、何年にもわたって花が咲きます。
トックリキワタノキ
トックリキワタ
Chorisia speciosa
パンヤ科 (砂漠サバンナ室)
約10年前に開花して以来2回目の開花です。アルゼンチンからブラジルに分布します。幹がトックリ状に肥大すること、果実から繊維が取れることからトックリキワタと名づけられました。幹には太いトゲがありますが、古くなると落下します。花色は淡赤~白です。 現在下の方の枝に花がついてきています。高い木ですが、比較的見やすい位置に花があります。

ムサベッカリー写真

ムサ・ベッカリー
Musa beccarii
バショウ科 (ジャングルゾーン)
平成3年に京大古曽部農場(当時)から導入しました。平成4年の現在の観覧温室がオープンする時に植栽し、現在に至ります。植栽後15年で初めて開花したことになります。国内での所有は当園と熱川バナナワニ園のみで、開花は熱川バナナワニ園に続いて2例目になります。 ムサ・ベッカリーはマレーシア東部とボルネオ島サバ州に分布します。高さ1メートルから1.5メートルになり、 赤い苞が鮮やかで印象的なバナナの仲間です。

宿根草・有用植物園では  

コダチダリアが開花しました。見頃は12月上旬頃までです。

コダチダリアの近景写真 コダチダリアの写真 コダチダリアの写真

11月10日に、一番花を確認しました。まだ、開花し始めたばかりで、花数は日ごとに増えています。開花ピーク(満開)は11月下旬から12月上旬になる見込みです。ぜひお越し下さい。

コダチダリア 
Dahlia imperialis  
キク科 (宿根草・有用植物園)
メキシコ、コスタリカ等原産。原産地では草丈3から5メートル程に生長する木立ち性のダリアです。


クレマチスキロサバレアリカの写真
クレマチス・キロサ バレアリカ
Clematis cirrhosa  var.balearica
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部、地中海沿岸原産。11月から冬の間(2月頃まで)咲き続けるクレマチスです。変種名バレアリカは、原産地のスペイン、バレアレス諸島に由来します。

テッセンの写真
テッセン
Clematis florida
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園)
中国原産。こちらは初夏から秋にかけて開花するフロリダ系クレマチスのひとつです。平年であればもう花の時期は過ぎた頃ですが、温暖化のせいでしょうか、まだ咲いています。

ビナンカズラの写真

ビナンカズラ(果実)
Kadsura japonica
マツブサ科(宿根草・有用植物園)
本州中部以南、朝鮮済州島、中国原産。別名、サネカズラ。果実が熟してきました。ビナンカズラ(美男葛)という名は、蔓(つる)からとれる粘液が男性の整髪料に使われたことに由来します。

ショクヨウカンナの写真
ショクヨウカンナ
Canna edulis
カンナ科  (宿根草・有用植物園)
熱帯アメリカ原産。根茎のデンプン質を食用にするカンナです。京都では11月頃に開花します。花壇等でみられる園芸種のカンナ(Canna indica)は、初夏以降、一定以上の気温があれば咲き続けます。

アワコガネギクの写真 

アワコガネギク
Chrysanthemum boreale
キク科(宿根草・有用植物園)
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国北部に分布。別名「キクタニギク」は、京都市東山菊谷の名に由来します。

ウィンターコスモスの写真
ウィンターコスモス
Bidens laevis
キク科(宿根草・有用植物園)
南アメリカ原産。7月頃に低く切り戻すことにより、草丈を低く抑えることができます。

宿根ヒマワリガリバーの写真
宿根ヒマワリ ガリバー
Tithonia diversifolia
キク科 (宿根草・有用植物園)
南米中西部、ボリビア原産。和名はニトベギク(腫柄菊)です。本年、初めて植栽展示しました。6月15日定植株で草丈5メートル近く、7月15日定植株で草丈4m近くに達しています。宿根性で耐寒性は強いです。(摂氏マイナス10度まで)ヒマワリと名前がついていますが、夏に咲く一年草のヒマワリ(Helianthus annuus)とは属が異なります。

寒牡丹戸川寒の写真

寒ボタン ’戸川寒’
Paeonia suffruticosa cv.
ボタン科 (宿根草・有用植物園)
中国原産。 寒ボタンとは、秋から冬にかけての芽の休眠が無いか、あるいは浅い品種群です。11月から12月にかけて花茎を伸長し開花させる傾向が あります。「寒」と冠名つきますが、花茎伸長と開花のためには、一定以上の温度が必要で、京都市近辺で正月に咲かせるためには、箕囲い等の保温が必要となります。

植物生態園ほかでは 

紅葉池の写真

紅葉池

紅葉・黄葉の見ごろは今月下旬です。植物生態園西側の小川沿いのイロハモミジは例年12月に入ってから美しくなります。

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブ (果実)
Callicarpa japonica 
クマツヅラ科 (植物生態園)
「紫式部」という優雅な名前がついています。植物生態園西入口近くに植栽されています。 

ヤブムラサキの写真

 ヤブムラサキ(果実)
Callicarpa mollis
クマツヅラ科 (植物生態園)
葉を触るとビロードのような感触で、ムラサキシキブとは区別できます。また果実もガク片に少し包まれています。 

サザンカの写真

サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科 (植物生態園ほか)
イナカギクの写真

 イナカギク 
Aster ageratoides ssp. amplexifolius 
キク科 (植物生態園)

イチゴノキの写真

イチゴノキ 
Arbutus unedo 
ツツジ科 (北山ワイルドガーデン南側)
果実は熟すと赤くなります。サツキの垣根の裏側に数本あります。

マルバノキの写真

マルバノキ 
Disanthus cercidifolius
マンサク科 (あじさい園、植物生態園)
紅葉の美しい葉がほぼ落ちると同時に花が一斉に咲き出しました。

 植物園スタンプラリー

  

11月はフウです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142