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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成20年8月29日

  • こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成20年8月29日現在

雨が降り、涼しくなり、植物達も元気回復。

トウガラシ八房の写真

トウガラシ展示コーナー (北山ワイルドガーデン)

普段食用にするトウガラシとは、姿、形が一味も二味も異なるユニークなトウガラシ、見応えのあるトウガラシ等を展示しています。写真は、トウガラシ ’八房’ ナス科。

 
ミズアオイの写真

絶滅が危惧される「ミズアオイ」 (宿根草・有用植物園)

北海道から九州、沖縄、朝鮮半島、中国大陸に分布。数十年前までは、休耕田や湖沼にふつうに見られた水生植物です。近年は、除草剤使用や基盤整備、河川改修等で姿をみることが減りました。一年草で、条件がそろわないと発芽しにくいのも個体数減少の原因です。昔は水田の耕起などにより、発芽の条件が整ったそうです。環境省レッドデータブックでは絶滅危惧二類に指定されています。

観覧温室では

 

 

熱帯スイレン写真

観覧温室外側の鏡池では、熱帯スイレンが見頃です。これから9月いっぱいまで楽しめます。静かなる人気スポット!

エンセテグラウクム写真

エンセテ グラウクム
Ensete glaucum
バショウ科
(観覧温室入口前)
エンセテ グラウクムは栽培が難しく、開花に至る例は少ないのですが、当園では2005年5月に一度開花しています。
開花後採種し、実生繁殖した個体が今回花を咲かせました。発芽させること自体が難しい植物で、栽培条件下で実生繁殖した第2世代が開花した例は極めて珍しく、国内では初めてです。
原産はミャンマー、中国、タイ、ラオス、ベトナム、フィリピン、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島です。
バナナの仲間ですが、開花すると株は枯れてしまうので種子で繁殖させるしかありません。

 キバナキョウチクトウ写真

キバナキョウチクトウ
Thevetia peruviana
キョウチクトウ科
(ジャングルゾーン)
熱帯アメリカ原産。一斉に咲くわけではなく、次々に咲いていきます。

ヒメノカリススペキオサ写真

ヒメノカリス スペキオサ
Hymenocallis speciosa
ヒガンバナ科
(ジャングルゾーン)
西インド諸島原産。鱗茎、草姿、花形はH. caribaeaに良く似ていますが、より大型で、花は径20センチにもなります。バニラに似た強い芳香があります。

グロッバウィニティー写真

グロッバ・ウィニティー
Globba winitii
ショウガ科
(ラン室)
タイ原産。赤く美しい色の部分は苞で花はその先についている黄色い部分になります。

 アキメネス展示写真

ラン室でアキメネスを展示しています。

ペリステリアエラタ写真

ぺリステリア・エラタ
Peristeria elata
ラン科
(ラン室)
コスタリカ、パナマ、コロンビア、ベネズエラに分布します。花は純白で強い芳香があります。パナマでは国花とされています。

 チユウキンレン写真

チユウキンレン
Musella lasiocarpa
バショウ科 (中庭、温室入口前庭)
黄色く花のように見える部分は苞と呼ばれます。苞の部分がハスの花のように見えることから、中国名「地湧金蓮」、すなわち地面から現れる金色のハスと名づけられました。中国南部からインドシナ半島の標高1000から2500メートルの山の斜面に分布します。中国の雲南省では農家の生垣に植えられたり、地下茎や偽茎が豚の餌にされたりします。

 

植物生態園では

ツリフネソウの写真 ナガバヤブマオの写真

ツリフネソウ  Impatiens textori  ツリフネソウ科(写真左)
ナガバヤブマオ Boehmeria sieboldiana イラクサ科(写真右) 

ホツツジの写真 ユキミバナの写真

ホツツジ Tripetaleia paniculata ツツジ科(写真左)
ユキミバナ Strobilanthes wakasana キツネノマゴ科(写真右)  

スズムシバナの写真 ノシランの写真

スズムシバナ Strobilanthes oliganthus  キツネノマゴ科(写真左)
ノシラン Ophiopogon jaburan  ユリ科(写真右)

ノリウツギの写真 メドハギの写真

ノリウツギ Hydrangea paniculata  ユキノシタ科(写真左) 
メドハギ Lespedeza juncea var. subsessilis マメ科(写真右)

ワレモコウの写真 コマツナギの写真

ワレモコウ Sanguisorba officinalis  バラ科(写真左) 
コマツナギ Indigofera pseudo-tinctoria マメ科(写真右)  

宿根草有用植物園では

ミズアオイの写真 

ミズアオイ(水葵)
Monochoria korsakowii
ミズアオイ科 (宿根草・有用植物園内東側の池、通称「かえる池」)
北海道から九州、沖縄、朝鮮半島、中国大陸に分布。古名は菜葱(なぎ)。茹でてお浸しにして食べたことから。昔は休耕田、湖沼にふつうに見られたが、現在は、環境省により絶滅危惧二類に指定されています。

クルクマペティオラータの写真 ウコンの写真
(左)クルクマ ペティオラータ
Curcuma petiolata
ショウガ科 (宿根草・有用植物園内有用植物ゾーン)
マレーシア原産。右のウコンの花(のように見える苞葉)が大きくガッチリして真っ白であるのに対し、こちらペティオラータは、やや華奢で苞葉の先が紫色を帯びています。
(右)ウコン(鬱金)
Curcuma longa
ショウガ科 (宿根草・有用植物園内有用植物ゾーン)
インド原産。

ユウガオの果実の写真

ユウガオ
Lagenaria siceraria var. hispida
ウリ科 (宿根草・有用植物園内有用植物ゾーン)
北アフリカ、アジア熱帯原産。盛夏期に着果結実を休んでいたユウガオですが、40日から50日ぶり、2回目の着果です。

サギソウの写真

サギソウ ’銀河’
Habenaris radiata ’Ginga’
ラン科 (宿根草・有用植物園内東側の池、通称「かえる池」)
本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾等に自生。和名は、鷺(さぎ)が翼を広げて空を飛ぶ姿に似ることから。本種は葉の縁に斑が入る園芸品種です。


フヨウの写真 フヨウの写真

フヨウ(芙蓉)
Hibiscus mutabilis
アオイ科 (宿根草・有用植物園南入り口そば)
中国の熱帯、亜熱帯部原産。本種は一重種です。八重で朝から夕にかけ花色が白から赤変するスイフヨウも本日開花しました(8月29日に開花確認)。

ケロネオブリクアの写真
ケロネ・オブリクア
Chelone obliqua
ゴマノハグサ科(宿根草・有用植物園)
アフリカ合衆国南東部原産。「ケロネ」とはギリシア語で「亀」の意。花の形が亀に似ていることから。


ヒシの花の写真

ヒシ(菱)
Trapa japonica
ヒシ科 (宿根草有用植物園内東の池、通称「かえる池」)
日本全土の池や沼に分布。一年生水草。毎年水底で越冬した「まきびし」状の果実(中の種子)から発芽。葉柄にあるスポンジ状のふくらみは、葉を浮かせる役割があります。 


 

園内花壇では

ダチュラの写真

ダチュラ
Datura metel cv.
ナス科 (沈床花壇他)
原種はインド原産。チョウセンアサガオ(別名「マンダラゲ」)の園芸種。写真の花は下を向いていますが、本種は斜め上方を向いて咲くのが特徴です。一年草です。


ブルグマンシアの写真

ブルグマンシア (エンジェルストランペット)
Brugmansia versicolor
ナス科 (沈床花壇)
熱帯アメリカ原産。最初から下を向いて咲きます。本種は多年草で、冬越しには保温が必要です。植物体中に有毒物質含むので葉や茎を着るとき注意を要します。

センニチコウの写真

センニチコウ
Gomphrena globosa cv.
ヒユ科 (北山ワイルドガーデン)
原種は熱帯アメリカ原産。江戸時代に日本へ導入されました。乾燥させても色あせしない花はドライフラワーに利用されます。和名の千日紅は「千日も紅い」の意味です。


ペニセツムの写真

ペニセツム ’パープルマジェスティ’
Pennisetum glaucum ’Purple Majesty’
イネ科(沈床花壇他)
原種は熱帯アメリカ等原産。

ルコウソウの写真

ルコウソウ
Quamoclit vulgaris
ヒルガオ科 (北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産。

トウガラシチリチリーの写真

トウガラシ ’チリチリー’
Capsicum annum cv.
ナス科 (北山ワイルドガーデン )                          
オールアメリカセレクションズ(全米草花新品種審査協会)2002年金賞受賞品種。
原種は中米、メキシコ等原産。年々充実度を増す北山ワイルドガーデンのトウガラシ花壇。様々な形、色のユニークなトウガラシを植栽・展示しています。

 

植物園スタンプラリー

9月はスイフヨウです。

9月スイフヨウのスタンプの写真

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142