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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年8月7日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年8月7日(金曜)現在

 

観覧温室では

 食虫植物展開催中!

展示会風景

 食虫植物展8月23日(日曜日)まで開催中です。
 キッズコーナー写真

今回はキッズコーナー新企画ありです。 

今回の新企画ぬり絵コーナーです。ウツボカズラ、ハエトリグサのぬり絵があります。希望の方はパネルに掲示しています。パネルに掲示された作品の中から何点かを選び来年度の食虫植物展ポスターに使わせていただく予定です。

記念撮影コーナー写真

ハエトリグサとウツボカズラの記念撮影コーナー。

ジグゾーパズル写真

昨年からのジグソーパズルも充実。

ヘリアンフォラ写真

ヘリアンフォラ
Heliamphora
サラセニア科
南米のベネズエラ南東部にあるギアナ高地で標高1000メートル以上のテーブルマウンテンに分布します。この地域は赤道に近い熱帯ですが冷涼で多雨(雨期が8ヶ月、その他の時期でも雨が降る)なため、ヘリアンフォラも多湿条件で栽培します。
ヘリアンフォラはサラセニアに比較的近い属で、葉は筒状になり開口部には蜜腺をもつ赤い小さな「ふた」があります。虫は「ふた」に引き寄せられ、動き回っているうちに足を滑らせ、筒の中に落ちます。筒の中には消化液を含む水がたまっており、そこから虫がはい上がろうとしても内壁の表面はつるつるで、よじ登ることができません。

ネペンテストランカタ写真

ネペンテストランカタ捕虫袋写真

ネペンテストランカタ捕虫袋写真2

ネペンテス トランカタ
Nepenthes truncata
ウツボカズラ科
フィリピンのミンダナオ島固有のウツボカズラ。低地から海抜1000メートルまでに分布します。心臓形の葉を持ち、長さ50センチになることもある大型の捕虫袋をつけます。日照条件の良い崖地や樹上に着生します。

ウツボカズラ原種コーナー写真

その他ウツボカズラ原種コーナーでは

ネペンテスフォゲリー写真

ネペンテス フォゲリー
Nepenthes vogelii
ウツボカズラ科
ボルネオ島固有種。N. fuscaに近縁です。2002年に新種として確認されました。 

ネペンテスフスカ写真

ネペンテス フスカ
Nepenthes fusca
ウツボカズラ科
ボルネオ島固有種。

ネペンテスエイマエ写真

ネペンテス エイマエ
Nepenthes eymae
ウツボカズラ科
スラウェシ島の中部にある山岳地帯に分布します。顕著な2形性(つるの上部にある捕虫袋と下部にある捕虫袋の形態が異なるという性質)を示すことで知られています。

サラセニア展示コーナー写真

サラセニア展示コーナー

その他の食虫植物コーナー写真

その他の食虫植物コーナでは

ムジナモ写真

ムジナモ
Aldrovanda vesiculosa
1属1種からなる単型属で、日本を含むアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカに分布し、日当たりの良い浅い池、沼、川の水たまりの中などに浮遊しています。日本では自然の自生地は存在しません。葉身は半開した二枚貝状で長さ2~5ミリメートル、主脈に近い部分に微細な感覚毛と腺細胞がたくさんあり、捕虫器になっています。ボウフラやミジンコが感覚毛に触れると、50分の1秒ほどの速さで葉が閉じ合わさり、さらに獲物を締め付けます。消化酵素を分泌して獲物を消化吸収します。
日当たりが良く、弱酸性で、窒素分をあまり含まない環境を好みます。7~8月、水温が上がると生育が旺盛になり盛んに分枝します。冬期は冬芽を作り水底に沈みます。
京都府下においては干拓によって無くなった巨椋池北西部向島の一部に多数生育していたことが報告されています(大正14年)。干拓工事の際、保護のための措置も行われましたが、環境の変化などにより絶滅しました。当園のムジナモは旧巨椋池由来のもので、30年以上栽培されていた竹谷光二氏 から譲受したものを栽培しています。

ロリズラゴルゴニアス写真

ロリズラ ゴルゴニアス
Roridula gorgonias
南アフリカ南部に分布しています。
葉に非常に強い粘着力を持つ粘液を葉の表面に分泌します。

その他観覧温室では

ツンベルギアマイソレンシス写真 ツンベルギアマイソレンシス写真2

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。花は腋生または頂生で、長さ40から100センチの総状花序を下垂します。花冠裂片は暗赤褐色で、基部は濃黄色、大きく開いた花筒内部は濃黄色になります。苞(ほう)も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。

ハナチョウジ写真

ハナチョウジ
Rasselia equisetiformis
ゴマノハグサ科 (ジャングルゾ-ン)
メキシコ原産。葉は楕円形から披針形で小さく、ほとんど鱗片状に退化しています。花は燈赤色で長さ2.5センチの筒状になります。増殖は株分け、取り木、挿し木。日光を好み乾燥に耐えます。

キバナキョウチクトウ写真

キバナキョウチクトウ
Thevetia peruviana
キョウチクトウ科  (ジャングルゾーン)
熱帯アメリカ原産。開花には十分な日光が必要です。花は芳香があり、次々に咲いていきます。観賞用として温室内によく植えられています。

ヘリコニアロストラタ写真

ヘリコニア ロストラタ
Heliconia rostrata
バショウ科  (ジャングルゾ-ン)
温室に植栽展示される代表的なヘリコニアです。ペルー、ハワイに分布します。 

ヘリコニアポゴナンタ写真

ヘリコニア ポゴナンタ
Heliconia pogonantha
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
コスタリカからニカラグアにかけて分布します。草丈3から7メートルになります 。

ヘリコニアビハイ写真

ヘリコニア ビハイ
Heliconia bihai
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
メキシコ、西インド諸島からブラジル南部に分布します。草丈4.8メートルになります。葉は長楕円形で長さ0.9から1.5メートルになります。赤く美しく見える部分は苞で、苞は斜上し先端が細く、深い舟形です。苞縁は緑から黄色になります。花は黄色です。

 キリタアスペリフォリア写真

キリタ アスペリフォリア
Chirita asperifolia
イワタバコ科  (ジャングルゾーン)
ジャワからスマトラ島に分布します。

マンゴー果実写真

マンゴー
Mangifera indica
ウルシ科(熱帯有用作物室)
原産地は北部インドからマレーシアにかけての広い地帯と考えられています。それぞれの地域に野生型のものがあり、それらが発達して現在の園芸品種が作り出されています。ひとつの花序に数百を超す小さな花があります。しかし、実際果実として成熟するのはそのうちわずか1から2パーセントです。

カカオ花写真

カカオ花

カカオ
Theobroma cacao
アオギリ科(熱帯有用作物室)
当園の管理条件下では結実しないため、人工交配をしています。種子を炒って粉末にして砂糖、香料等を混ぜ、圧して固めたものがチョコレートで、粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。

スポンディアスピナタ写真

スポンディアス ピナタ
Spondias pinata
ウルシ科(熱帯有用作物室)
和名はアムラタマゴノキと呼ばれます。原産はインドからモルッカ諸島。果実はタマゴノキ(Spondias cytherea)と比べて小さく、品質も劣るため生食には向きませんが、ピクルスや料理用として用いられます。花や若葉も酸味があり食用になります。また果実は古来止渇と血行をよくする生薬として用いられていました。樹皮は赤痢薬として用い、葉は酸性染色用として使われます。

アリストロキアサルバドレンシス写真 

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadrensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)

原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

アリストロキアトリカウダタ写真 

 アリストロキア トリカウダタ
Aristolochia tricaudata
ウマノスズクサ科  (冷房室)

アリストロキアアルボレア写真


アリストロキア アルボレア
Aristolochia arborea
ウマノスズクサ科(冷房室)
多くのアルストロキア属がつる性であるのに対し、高さ3メートル程度のかん木になる種です。
原産地は、メキシコからエルサルバドルにかけての中央アメリカで、湿度の高い環境を好みます。現在開花している株は、2000年9月にインドネシアのボゴール植物園から挿穂を譲り受けたもので、開花株は国内では当園のみです。

バオバブ花写真

バオバブ花写真

バオバブつぼみ写真

アフリカバオバブ
Adansonia digitata
パンヤ科(砂漠 サバンナ室)
バオバブはドリアン、キワタなどと同じパンヤ科に属し、9種がアフリカ、オーストラリア、マダガスカルに分布し、アフリカには本種(アフリカバオバブ)のみが自生しています。マダガスカルには8種が自生し、そのうちの7種が固有種です。

アキメネス写真

鉢物展示室ではアキメネスを中心にイワタバコ科植物を多く展示しています。

 ソーセージノキ果実写真

ソーセージノキ果実

ソーセージノキ花写真

ソーセージノキ花

ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
アフリカ原産です。長さ30から50センチ、直径10センチ程度のソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で食用にはなりませんが、種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。花は径8センチ程度で花弁の内側が暗赤色です。開花は夜で、夜行性のコウモリやガが花粉を媒介します。

バニラ果実写真

バニラ・果実
Vanilla planifolia
ラン科 (ラン室)
メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で多く栽培されています。花は短命で、天気の良い日では午前中にしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることがあります。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるビーンズを作ります。

エピデンドルムプリスマトカルプム写真

エピデンドルム プリスマトカルプム
Epidendrum prismatocarpum
ラン科 (ラン室)
コスタリカ、パナマ原産。萼片には暗紫色の大きな斑点が入ります。唇弁の先端が淡い赤紫色になり、かわいらしい花で、香りがあります。

パシフロラレディマーガレット写真

パシフロラ ‘レディマーガレット’
Passiflora‘Lady Margret’
トケイソウ科 (観覧温室前)
coccinea × incarnata
非常に人気が高い園芸品種です。1991年作出。赤花中輪。

パシフロラブルーブーケ写真

 パシフロラ ‘ブルーブーケ’
Passiflora ‘Blue Bouquet’
トケイソウ科  (観覧温室前)

パシフロラコーラルグロー写真

パシフロラ ‘コーラルグロー’
Passiflora ‘Coral Glow’
トケイソウ科  (観覧温室前)
manicata ×(mixta ×tripartita var. mollissima)×(mixta ×tripartita var. mollissima)。 1983年作出。

パシフロラカルヴィンスキー写真

パシフロラ カルヴィンスキー
Passiflora karwinskii
トケイソウ科  (観覧温室前)
メキシコ原産の原種。茎は上に伸びにくく、垂れさがるので吊鉢に向きます。

パシフロラプレシオソ写真

パシフロラ ‘プレシオソ’
Passiflora ‘Precioso’
トケイソウ科 (観覧温室前)

パシフロラエドゥリスフレデリック写真

パシフロラ エドゥリス ‘フレデリック’
Passiflora edulis ‘Frederick’
トケイソウ科 (観覧温室前)
クダモノトケイソウと呼ばれる種の中で、果実は赤く大きくなるタイプです。

パシフロラクプラエア写真

パシフロラ クプラエア
Passiflora cupraea (観覧温室前)
キューバ東部、バハマ、ハイチの海岸部に固有の植物です。花の径は約5センチ。栽培には摂氏10度以上必要。

ヒビスクスグレートサタン写真

ヒビスクス ‘グレートサタン’
Hibiscus ‘Great Satan’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクスノラニー写真

ヒビスクス ‘ノラニー’
Hibiscus ‘Nora Nii’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクステリヤキ写真

ヒビスクス ‘テリヤキ’
Hibiscus ‘Teriyaki’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクスハートブレイクホテル写真

ヒビスクス ‘ハートブレイクホテル’
Hibiscus ‘Heartbreak Hotel’
アオイ科 (観覧温室前)

チユウキンレン写真

チユウキンレン
Musella lasiocarpa
バショウ科 (中庭、観覧温室前)
黄色く花のように見える部分は苞と呼ばれます。苞の部分がハスの花のように見えることから、中国名”地湧金蓮”、すなわち地面から現れる金色のハスと名づけられました。中国南部からインドシナ半島の標高1000~2500メートルの山の斜面に分布します。中国の雲南省では農家の生垣に植えられたり、地下茎や偽茎が豚の餌にされたりします。 

植物生態園ほかでは

 オミナエシの写真

オミナエシ
Patrinia scabiosifolia
オミナエシ科 (植物生態園)
秋の七草のひとつ。

ユキミバナの写真

ユキミバナ
Strobilanthes wakasanus
キツネノマゴ科 (植物生態園)
午後にはしぼんでしまう一日花です。午前中の観察をおすすめします。

カノコユリの写真

カノコユリ
Lilium speciosum 
ユリ科 (植物生態園)
花弁上の紅色の斑点を鹿の子絞りに見立てています。花被片は反り返って咲きます。

シロサルスベリの写真

シロサルスベリ
Lagerstroemia indica  ’Alba’
ミソハギ科 (植物生態園)

ムクゲ白乱の写真

ムクゲ ’白乱’
Hibiscus syriacus ’Shiromidare’
アオイ科 (桜見本園向かい側)
八重咲きの中でも、外弁と内弁の大きさの区別ができないものを「乱咲型」と称します。京都産出。

ムクゲコエレスティスの写真

ムクゲ ’コエレスティス’
Hibiscus syriacus ’Coelestis’
アオイ科 (桜見本園向かい側)
アメリカで品種改良された品種で、一重で底紅(そこべに)の花弁になります。

宿根草・有用植物園では

モミジアオイの写真

モミジアオイ
Hibiscus coccineus
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
アメリカ合衆国東南部原産。高さ1から2メートルになる多年草で、赤い花弁の大きな花が特徴です。葉はモミジのように深く切れ込んだ掌状葉です。

サギソウの写真

サギソウ
Habenaria radiata
ラン科 (宿根草・有用植物園東側の池、通称「かえる池」)
本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾等に分布。和名のとおり、鷺がつばさを広げて飛んでいるかのようです。
水辺や湿地を好みます。

オオケタデの写真

オオケタデ(大毛蓼)
Polygonum orientale
タデ科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アジア原産。高さ2メートルほどになる大型の一年草で、よく分枝した茎の先端に、濃桃色の小花を多数つけた花穂を下垂させます。和名の由来は株全体に毛が多くつくことから。

ナツズイセンの写真

ナツズイセン
Lycoris squamigera
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
山陰、北陸地方以北の人里に自生。花茎は50から60センチで、6から7個の大形の花をつけます。花被片は淡紅紫色で、斜め上向きに咲きます。

ヒメノカリスの写真

ヒメノカリス カリバエア
Hymenocalis caribaea
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
西インド諸島原産。細長い花被片は長さ10センチほどで、中心にあるカップ状の花筒部は長さ7センチほどになります。 

パシフロラインカルナタの写真

パシフロラ インカルナタ
Passiflora incarnata
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
北アメリカ原産。株が古くなると耐寒性が強くなり、摂氏マイナス15度まで耐えられます。花は直径6から9センチになり、花後の果実は卵形から球形で、食用になります。

パシフロラキトリナの写真

パシフロラ キトリナ
Passiflora citrina
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
グアテマラ、ホンジュラス原産。1989年に発見された黄花のトケイソウです。花は3.5から5センチと小さいのですが、秋まで咲き続けます。

ダンゴギクの写真

ダンゴギク ‘モエルヘイムビューティ’
Helenium autumnale ‘Moerheim Beauty’
キク科 (宿根草・有用植物園)
原種のダンゴギクは北米のケベックからフロリダ、アリゾナに分布する多年草。花色は黄色で花壇や切花に利用されています。本園芸品種は花色が赤褐色となります。

オキナワスズメウリの写真

オキナワスズメウリ
Diplocyclos palmatus
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
九州、沖縄地域に自生するつる性の一年草。気温が高くなると旺盛につるを伸ばし、葉腋に小さな黄色の花を数個つけます。花後につく果実は直径3センチほどの球形で、熟すと赤く色づきます。

ゴジカの写真

ゴジカ(午時花)
Pentapetes phoenicea
アオギリ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。濃い赤橙色の花は、午(うま)の刻頃(真昼前後)にだけ大きく開いて咲く一日花で、和名の由来になっています。葉はお茶に、果実や根は薬用になります。

サルビアの写真

サルビア インウォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中央アメリカ原産。高さ1メートル以上になる大型種で、花茎の先端が球状になるのが特徴です。このピンクの球状のものは苞が重なり合って蕾を包んでいて、花はこの苞が脱落した後に開花します。葉の形から「ローズリーフセージ」(rose leaf sage)とも呼ばれています。

クサキョウチクトウの写真

クサキョウチクトウ ‘ブライトアイス’
Phlox paniculata ‘Bright Ice’
ハナシノブ科 (宿根草・有用植物園)
クサキョウチクトウは北アメリカを代表する園芸植物で、多くの園芸品種があり、欧米では境栽花壇によく利用されています。花は直径約2.5センチで、円錐花序に多数がつきます。 

シシガタニカボチャの花の写真

シシガタニカボチャの花

シシガタニカボチャの果実の写真

シシガタニカボチャ(鹿ケ谷南瓜)
Cucurbita moschata ‘Shishigatani’
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
基本種のニホンカボチャ(Cucurbita moschata)はメキシコ南部から中央アメリカ原産。京野菜として知られている独特のひょうたん形で、送り火の行われる大文字山の麓にある鹿ケ谷付近で古くから栽培されていました。1800年ごろに津軽から入ったもので、はじめは扁平な菊座型でしたが、その中からひょうたん形が突然変異で出てきたとされています。種は下側のみで上側にはなく、味は淡白で水分が多いのが特徴です。

ヘビウリの花の写真

ヘビウリの花

ヘビウリの果実の写真

ヘビウリ
Trichosanthes anguina
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。果実の曲がっている様子はまさにヘビのようです。細かく切れ込んだ白花は夜咲き性のカラスウリによく似ていますが、本種は昼咲き性です。日本への渡来は明治末期で、主に観賞用に栽培されてきましたが、東南アジアでは幼果を食べます。

トロロアオイの写真

トロロアオイ
Abelmoschus manihot
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アジア原産。オクラ(Abelmoschus esculentus)に似た花をつけるためハナオクラとも呼ばれています。樹液は製紙工程上の糊として利用されるほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬にも利用されます。

ハブソウの写真

ハブソウ
Senna occidentalis
マメ科 (宿根草・有用植物園)
アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカにかけて分布する一年草。高さ1メートル前後になり、葉腋から伸びる総状花序に数花をつけます。日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたために、この名前があります。「ハブ茶」はハブソウの種子ではなくエビスグサの種子「決明子(ケツメイシ)」を用います。

センノウの写真

センノウ(幻の園芸植物)
Lychnis bungeana ‘Senno’
ナデシコ科 (宿根草・有用植物園)
中国原産の多年草。室町時代、中国から京都市嵯峨の仙翁寺(せんのうじ)に導入されたセンノウは茶花などとして大変人気がありました。お寺の廃絶後、栽培に手がかかることもあり、国内では姿を消したものとされていました。12年前に島根県八束郡で栽培(栄養繁殖)されていた株がセンノウと鑑定されました。この貴重な株を頂き、挿し木繁殖により個体を維持し植栽展示しています。染色体の基本数が3倍であるため減数分裂しにくく種子をつくりにくい性質をもちます。また、土壌線虫(センチュウ)がつきやすいためため、長期間の定植栽培が困難で、毎年挿し芽で更新しています。

園内花壇では

メランポディウムミリオンゴールドの写真

メランポディウム ’ミリオンゴールド’
Melampodium paludosum ’million gold’
キク科  (北山ワイルドガーデン)

トレニアサイクロンバイオレットの写真

トレニア ‘サイクロンバイオレット’ 
Torenia fournieri ’Cyclone Violet’
ゴマノハグサ科  (北山ワイルドガーデン)

アワの写真

アワ
Setaria italica
イネ科  (北山ワイルドガーデン)

ヒョウタンの写真

ヒョウタン
Lagenaria siceraria var. gourda cv.
ウリ科 (北山ワイルドガーデン)

 サルビアファリナセアの写真

サルビア ファリナセア  ’フェアリークイーン’
Salvia farinacea ’Fiary Queen’
シソ科 (北山ワイルドガーデン)
2008年フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会)金賞受賞品種

ハゲイトウの写真

ハゲイトウ ’イルミネーション’(写真手前)
Amaranthus tricolor  ’Illumination’
ヒユ科 (洋風庭園)
写真後方のハゲイトウは’トリカラーパーフェクタ’、’Tricolor Perfecta’です。

ランタナの写真

ランタナ
Lantana camara cv.
クマツヅラ科 (正面花壇)

  

植物園スタンプラリー

スタンプバオバブの写真

8月はバオバブです。 

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142