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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年8月21日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年8月21日(金曜)現在

 

観覧温室では

 食虫植物展開催中!

展示会風景

 食虫植物展8月23日(日曜日)まで開催中です。
 キッズコーナー写真

今回はキッズコーナー新企画ありです。 

今回の新企画ぬり絵コーナーです。ウツボカズラ、ハエトリグサのぬり絵があります。希望の方はパネルに掲示しています。パネルに掲示された作品の中から何点かを選び来年度の食虫植物展ポスターに使わせていただく予定です。

記念撮影コーナー写真

ハエトリグサとウツボカズラの記念撮影コーナー。

ジグゾーパズル写真

昨年からのジグソーパズルも充実。

ヘリアンフォラ写真

ヘリアンフォラ
Heliamphora
サラセニア科
南米のベネズエラ南東部にあるギアナ高地で標高1000メートル以上のテーブルマウンテンに分布します。この地域は赤道に近い熱帯ですが冷涼で多雨(雨期が8ヶ月、その他の時期でも雨が降る)なため、ヘリアンフォラも多湿条件で栽培します。
ヘリアンフォラはサラセニアに比較的近い属で、葉は筒状になり開口部には蜜腺をもつ赤い小さな「ふた」があります。虫は「ふた」に引き寄せられ、動き回っているうちに足を滑らせ、筒の中に落ちます。筒の中には消化液を含む水がたまっており、そこから虫がはい上がろうとしても内壁の表面はつるつるで、よじ登ることができません。

ネペンテストランカタ写真

ネペンテストランカタ捕虫袋写真

ネペンテストランカタ捕虫袋写真2

ネペンテス トランカタ
Nepenthes truncata
ウツボカズラ科
フィリピンのミンダナオ島固有のウツボカズラ。低地から海抜1000メートルまでに分布します。心臓形の葉を持ち、長さ50センチになることもある大型の捕虫袋をつけます。日照条件の良い崖地や樹上に着生します。

ウツボカズラ原種コーナー写真

その他ウツボカズラ原種コーナーでは

ネペンテスフォゲリー写真

ネペンテス フォゲリー
Nepenthes vogelii
ウツボカズラ科
ボルネオ島固有種。N. fuscaに近縁です。2002年に新種として確認されました。

ネペンテスフスカ写真

 ネペンテス フスカ
Nepenthes fusca
ウツボカズラ科
ボルネオ島固有種。

ネペンテスエイマエ写真

ネペンテス エイマエ
Nepenthes eymae
ウツボカズラ科
スラウェシ島の中部にある山岳地帯に分布します。顕著な2形性(つるの上部にある捕虫袋と下部にある捕虫袋の形態が異なるという性質)を示すことで知られています。

サラセニア展示コーナー写真

サラセニア展示コーナー

その他の食虫植物コーナー写真

その他の食虫植物コーナでは

ムジナモ写真

ムジナモ
Aldrovanda vesiculosa
1属1種からなる単型属で、日本を含むアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカの日当たりの良い浅い池、沼、川の水たまりの中などに浮遊しています。日本では自生地は存在しません。人工栽培でのみ維持されています。葉身は半開した二枚貝状で長さ2~5ミリメートル、主脈に近い部分に微細な感覚毛と腺細胞がたくさんあり、捕虫器になっています。ボウフラやミジンコが感覚毛に触れると、50分の1秒ほどの速さで葉が閉じ合わさり、さらに獲物を締め付けます。消化酵素を分泌して獲物を消化吸収します。
日当たりが良く、弱酸性で、窒素分をあまり含まない環境を好みます。7~8月、水温が上がると生育が旺盛になり盛んに分枝します。冬期は冬芽を作り水底に沈みます。
京都府下においては干拓によって無くなった巨椋池北西部向島の一部に多数生育していたことが報告されています(大正14年)。干拓工事の際、保護のための措置も行われましたが、環境の変化などにより絶滅しました。当園のムジナモは旧巨椋池由来のもので、30年以上栽培されていた竹谷光二氏 から譲受したものを栽培しています。

ロリズラゴルゴニアス写真

ロリズラ ゴルゴニアス
Roridula gorgonias
南アフリカ南部に分布しています。
葉に非常に強い粘着力を持つ粘液を葉の表面に分泌します。

その他観覧温室では

インドボダイジュ花嚢写真

インドボダイジュ
Ficus religiosa
クワ科(ジャングルゾーン)
京都府立植物園で仏教三霊樹の一つ、インドボダイジュが初めて開花しました。栽培環境での開花は極めて珍しいものです。開花期は終わりに近づいていますが、貴重な開花ですので報告させていただきます。。お釈迦様がこの樹の下で悟り(bodhi、ボーディ、菩提)をひらいたので菩提樹と呼ばれるようになりました。イチジクに近縁で、葉の先端が細長く伸びます。花はイチジクに似た形の花嚢(かのう)の内側に咲くので外から直接見ることが出来ません。花の直径は1センチ程度でその内側の上部に雄花が、株に雌花が多数つきます。なお、株が大きく、花は小さいため、直接観察するのは困難ですが、株手前には開花した枝を展示し内部の様子は写真で示してあります。日本の寺院で植栽されている「ボダイジュ」(Tilia miqueliana)はシナノキ科の植物で、別種です。

キバナキョウチクトウ写真

キバナキョウチクトウ
Thevetia peruviana
キョウチクトウ科  (ジャングルゾーン)
熱帯アメリカ原産。開花には十分な日光が必要です。花は芳香があり、次々に咲いていきます。観賞用として温室内によく植えられています。

イエライシャン写真

イエライシャン
Telsoma cordata
ガガイモ科(ジャングルゾ-ン)
中国名夜来香。開花すると芳香があります。中国南部で栽培され歌謡曲に歌われて特に有名になりました。実際は昼間もよく香ります。香水を採ったりスープに花を散らしたりもします。ナス科の夜香木(Cestrum nocturnum)やリュウゼツラン科のチューベローズ(月下香:Polianthes tuberosa)をイエライシャンと混同している事例も見受けられますが、いずれも花の香りのよい別の植物です。

ヘリコニアロストラタ写真

ヘリコニア ロストラタ
Heliconia rostrata
バショウ科  (ジャングルゾ-ン)
温室に植栽展示される代表的なヘリコニアです。ペルー、ハワイに分布します。 

ヘリコニアポゴナンタ写真

ヘリコニア ポゴナンタ
Heliconia pogonantha
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
コスタリカからニカラグアにかけて分布します。草丈3から7メートルになります 。

ヘリコニアビハイ写真

ヘリコニア ビハイ
Heliconia bihai
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
メキシコ、西インド諸島からブラジル南部に分布します。草丈4.8メートルになります。葉は長楕円形で長さ0.9から1.5メートルになります。赤く美しく見える部分は苞で、苞は斜上し先端が細く、深い舟形です。苞縁は緑から黄色になります。苞の間から見える花は黄色です。

 キリタアスペリフォリア写真

キリタ アスペリフォリア
Chirita asperifolia
イワタバコ科  (ジャングルゾーン)
ジャワからスマトラ島に分布します。

カカオ花写真

カカオ花

カカオ
Theobroma cacao
アオギリ科(熱帯有用作物室)
当園の管理条件下では結実しないため、朝7時半頃人工交配をしています。種子を炒って粉末にして砂糖、香料等を混ぜ、圧して固めたものがチョコレートで、粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。

スポンディアスピナタ写真

スポンディアス ピナタ
Spondias pinata
ウルシ科(熱帯有用作物室)
和名はアムラタマゴノキと呼ばれます。原産はインドからモルッカ諸島。果実はタマゴノキ(Spondias cytherea)と比べて小さく、品質も劣るため生食には向きませんが、ピクルスや料理用として用いられます。花や若葉も酸味があり食用になります。また果実は古来止渇と血行をよくする生薬として用いられていました。樹皮は赤痢薬として用い、葉は酸性染色用として使われます。

アリストロキアサルバドレンシス写真 

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadrensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)

原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

アリストロキアトリカウダタ写真 

 アリストロキア トリカウダタ
Aristolochia tricaudata
ウマノスズクサ科  (冷房室)

アリストロキアアルボレア写真


アリストロキア アルボレア
Aristolochia arborea
ウマノスズクサ科(冷房室)
多くのアルストロキア属がつる性であるのに対し、本種は高さ3メートル程度のかん木性樹木です。
原産地は、メキシコからエルサルバドルにかけての中央アメリカで、湿度の高い環境を好みます。現在開花している株は、2000年9月にインドネシアのボゴール植物園から挿穂を譲り受けたもので、開花株は国内では当園のみです。

アリストロキアカウリフロラ写真

アリストロキア カウリフロラ
Aristolochia cauliflora
ウマノスズクサ科(冷房室)
一つ一つの花の寿命は短く2日から3日程度です。つぼみはたくさんあるのですが、一斉に咲くので株全体の開花期間は数日です。

バオバブ花写真

バオバブ花写真

バオバブつぼみ写真

アフリカバオバブ
Adansonia digitata
パンヤ科(砂漠 サバンナ室)
バオバブはドリアン、キワタなどと同じパンヤ科に属し、9種がアフリカ、オーストラリア、マダガスカルに分布し、アフリカには本種(アフリカバオバブ)のみが自生しています。マダガスカルには8種が自生し、そのうちの7種が固有種です。オーストラリアに1種のみが分布しています。

アキメネス写真

鉢物展示室ではアキメネスを中心にイワタバコ科植物を多く展示しています。

 ソーセージノキ果実写真

ソーセージノキ果実

ソーセージノキ
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
アフリカ原産です。長さ30から50センチ、直径10センチ程度のソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で食用にはなりませんが、種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。花は径8センチ程度で花弁の内側が暗赤色です。開花は夜で、夜行性のコウモリやガが花粉を媒介します。今年初めて結実しましたが、職員の地道な人工交配が成功した結果です。

タイガーオーキッド写真

タイガーオーキッド
(グランマトフィルム スペキオスム)
Grammatophyllum speciosum
ラン科(ラン室)
ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニアに広く分布しています。草姿が3m以上にもなる世界で一番大きなランで、直径10cmぐらいの花には、黄緑色地に褐色の斑点があり、トラの縞模様に似ているところから、タイガーオーキッドと呼ばれています。 今回の開花した株の花は赤味が強く、虎の模様には見えにくいのですが、独特の存在感のある花です。


バニラ果実写真

バニラ・果実
Vanilla planifolia
ラン科 (ラン室)
メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で多く栽培されています。花は短命で、天気の良い日では午前中にしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることがあります。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるビーンズを作ります。

パシフロラレディマーガレット写真

パシフロラ ‘レディマーガレット’
Passiflora‘Lady Margret’
トケイソウ科 (観覧温室前)
coccinea × incarnata
非常に人気が高い園芸品種です。1991年作出。赤花中輪。

パシフロラブルーブーケ写真

 パシフロラ ‘ブルーブーケ’
Passiflora ‘Blue Bouquet’
トケイソウ科  (観覧温室前)

パシフロラコーラルグロー写真

パシフロラ ‘コーラルグロー’
Passiflora ‘Coral Glow’
トケイソウ科  (観覧温室前)
manicata ×(mixta ×tripartita var. mollissima)×(mixta ×tripartita var. mollissima)。 1983年作出。

パシフロラカルヴィンスキー写真

パシフロラ カルヴィンスキー
Passiflora karwinskii
トケイソウ科  (観覧温室前)
メキシコ原産の原種。茎は上に伸びにくく、垂れさがるので吊鉢に向きます。

パシフロラプレシオソ写真

パシフロラ ‘プレシオソ’
Passiflora ‘Precioso’
トケイソウ科 (観覧温室前)

パシフロラエドゥリスフレデリック写真

パシフロラ エドゥリス ‘フレデリック’
Passiflora edulis ‘Frederick’
トケイソウ科 (観覧温室前)
クダモノトケイソウと呼ばれる種の中で、果実は赤く大きくなるタイプです。

パシフロラクプラエア写真

パシフロラ クプラエア
Passiflora cupraea (観覧温室前)
キューバ東部、バハマ、ハイチの海岸部に固有の植物です。花の径は約5センチ。栽培には摂氏10度以上必要。

ヒビスクスグレートサタン写真

ヒビスクス ‘グレートサタン’
Hibiscus ‘Great Satan’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクスノラニー写真

ヒビスクス ‘ノラニー’
Hibiscus ‘Nora Nii’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクステリヤキ写真

ヒビスクス ‘テリヤキ’
Hibiscus ‘Teriyaki’
アオイ科 (観覧温室前)

ヒビスクスハートブレイクホテル写真

ヒビスクス ‘ハートブレイクホテル’
Hibiscus ‘Heartbreak Hotel’
アオイ科 (観覧温室前)

チユウキンレン写真

チユウキンレン
Musella lasiocarpa
バショウ科 (中庭、観覧温室前)
黄色く花のように見える部分は苞と呼ばれます。苞の部分がハスの花のように見えることから、中国名”地湧金蓮”、すなわち地面から現れる金色のハスと名づけられました。中国南部からインドシナ半島の標高1000~2500メートルの山の斜面に分布します。中国の雲南省では農家の生垣に植えられたり、地下茎や偽茎が豚の餌にされたりします。 

植物生態園ほかでは

 スズムシバナの写真

スズムシバナ
Strobilanthes oliganthus
キツネノマゴ科 (植物生態園)
京都府レッドデータブックにおいて絶滅危惧種。

ツノハシバミ果実の写真

ツノハシバミ(果実)
Corylus sieboldiana
カバノキ科 (植物生態園)
果実の先が細長く尖っています。今年はウワミズザクラ右側の個体が豊作の年です。

ナンバンギセルの写真

ナンバンギセル
Aeginnetia indica
ハマウツボ科 (植物生態園)
植物生態園の個体はススキの根に寄生しています。

トウテイランの写真

トウテイラン
Veronica peregrina
ゴマノハグサ科 (植物生態園)

ススキの写真

ススキ
Miscanthus sinensis
イネ科 (植物生態園)

ミツバハマゴウの写真

ミツバハマゴウ
Vitex trifolia 
クマツヅラ科 (植物生態園)
葉は3小葉になっています。沖縄など熱帯、亜熱帯地域に分布しますが、京都においても越冬可能です。

ヒマラヤスギの写真

ヒマラヤスギ(雄花)
Cedrus deodara
マツ科 (洋風庭園)
今年の花と昨年に結果した球果を同時に見ることができます。

宿根草・有用植物園では

エビスグサの写真

エビスグサ(胡草、恵比須草)
Cassia obtusifolia
マメ科 (宿根草・有用植物園)
南米原産。高さ1メートルほどになる一年草で、種子には、強壮、利尿、眼病、高血圧低下などの薬効が知られています。ハブソウと見紛いますが、葉先が丸く、鞘は細長くなります。また、「ハブ茶」の原料もこのエビスグサです。

ウコンの写真

ウコン
Curcuma longa
ショウガ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。地下に黄色の根茎を持つ大形の多年草。花序は葉の中心から伸び、苞は緑白色、花冠は白色で唇弁に黄色い筋が入ります。カレーに欠かせない香辛料で、たくあん漬けの着色料として知られています。日本への渡来は古く1700年代。

キバナオランダセンニチの写真
キバナオランダセンニチ
Spilanthes oleracea
キク科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アメリカ原産の一年草で、頭花や葉を香辛料として用います。辛味成分スピラントール(spilanthol)を含み、辛味があります。

イチビの写真

イチビ
Abutilon theophrasti
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アジア原産。草丈1から2メートルになる一年草で、花は黄色で直径約2センチ。茎の靭皮部より繊維を採り、ロープなどを作ります。昔、火口に用いたので、ホグチガラの別名があります。果実のユニークな形に注目です。

トケイソウパンダの写真

パシフロラ‘パンダ’
Passiflora ‘Panda’
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
2006年ドイツ作出。花は直径10センチで、花弁は淡紫色を帯びた白色で、ガク片は白色となります。副花冠は直径6センチで中心が黒に近い暗藤色となります。2輪同時に咲けばパンダの目になるかも。

スイフヨウの写真

スイフヨウ(酔芙蓉)
Hibiscus mutabilis f. versicolor
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
中国の熱帯、亜熱帯部原産。花は一日花です。白い花は真昼頃から夕方にかけて赤く色づいていきます。天候や気温によって色づき方は異なり、曇りの日は早く酔い(赤くなり)、晴れた日には昼過ぎからゆっくり色づき午後5時から6時頃に酩酊しほろ酔い気分に。

ニラの写真

ニラ
Allium tuberosum
ユリ科 (宿根草・有用植物園)
中国西部原産。全草に独特の匂いがあり、中国料理の炒め物などによく利用されます。花は半球形の散形花序で、白い小花を20個以上つけます。花弁が6枚あるように見えますが、花弁は3枚で苞が3枚。英名はチャイニーズチャイブ(Chinese Chives)。

フジバカマの写真

フジバカマ
Eupatorium fortunei
キク科 (宿根草・有用植物園)
日本から朝鮮半島、中国に分布する多年草で、高さ1.5メートルほどになります。茎頂に藤色の頭花が多数つきます。秋の七草のひとつで、源氏物語「藤袴」、「匂宮」の巻に登場します。葉は乾くとクマリンのよい香りがします。

モミジアオイの写真

モミジアオイ
Hibiscus coccineus
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
アメリカ合衆国東南部原産。高さ1から2メートルになる多年草で、赤い花弁の大きな花が特徴です。葉はモミジのように深く切れ込んだ掌状葉です。

サギソウの写真

サギソウ
Habenaria radiata
ラン科 (宿根草・有用植物園東側の池、通称「かえる池」)
本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾等に分布。和名のとおり、鷺がつばさを広げて飛んでいるかのようです。
水辺や湿地を好みます。

オオケタデの写真

オオケタデ(大毛蓼)
Polygonum orientale
タデ科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アジア原産。高さ2メートルほどになる大型の一年草で、よく分枝した茎の先端に、濃桃色の小花を多数つけた花穂を下垂させます。和名の由来は株全体に毛が多くつくことから。

パシフロラインカルナタの写真

パシフロラ インカルナタ
Passiflora incarnata
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
北アメリカ原産。株が古くなると耐寒性が強くなり、摂氏マイナス15度まで耐えられます。花は直径6から9センチになり、花後の果実は卵形から球形で、食用になります。

パシフロラキトリナの写真

パシフロラ キトリナ
Passiflora citrina
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
グアテマラ、ホンジュラス原産。1989年に発見された黄花のトケイソウです。花は3.5から5センチと小さいですが、秋まで咲き続けます。

ダンゴギクの写真

ダンゴギク ‘モエルヘイムビューティ’
Helenium autumnale ‘Moerheim Beauty’
キク科 (宿根草・有用植物園)
原種のダンゴギクは北米のケベックからフロリダ、アリゾナに分布する多年草。花色は黄色で花壇や切花に利用されています。本園芸品種は花色が赤褐色となります。

オキナワスズメウリの写真

オキナワスズメウリ
Diplocyclos palmatus
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
九州、沖縄地域に自生するつる性の一年草。気温が高くなると旺盛につるを伸ばし、葉腋に小さな黄色の花を数個つけます。花後につく果実は直径3センチほどの球形で、熟すと赤く色づきます。

ゴジカの写真

ゴジカ(午時花)
Pentapetes phoenicea
アオギリ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。濃い赤橙色の花は、午(うま)の刻頃(真昼前後)にだけ大きく開いて咲く一日花で、和名の由来になっています。葉はお茶に、果実や根は薬用になります。

シシガタニカボチャの花の写真

シシガタニカボチャの花

シシガタニカボチャの果実の写真

シシガタニカボチャ(鹿ケ谷南瓜)
Cucurbita moschata ‘Shishigatani’
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
基本種のニホンカボチャ(Cucurbita moschata)はメキシコ南部から中央アメリカ原産。京野菜として知られている独特のひょうたん形で、送り火の行われる大文字山の麓にある鹿ケ谷付近で古くから栽培されていました。1800年ごろに津軽から入ったもので、はじめは扁平な菊座型でしたが、その中からひょうたん形が突然変異で出てきたとされています。種子は下側のみに出来上側にはなく、味は淡白で水分が多いのが特徴です。

ヘビウリの花の写真

ヘビウリの花

ヘビウリの果実の写真

ヘビウリ
Trichosanthes anguina
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
インド原産。果実の曲がっている様子はまさにヘビのようです。細かく切れ込んだ白花は夜咲き性のカラスウリによく似ていますが、本種は昼咲き性です。日本への渡来は明治末期で、主に観賞用に栽培されてきましたが、東南アジアでは幼果を食べます。

トロロアオイの写真

トロロアオイ
Abelmoschus manihot
アオイ科 (宿根草・有用植物園)
熱帯アジア原産。オクラ(Abelmoschus esculentus)に似た花をつけるためハナオクラとも呼ばれています。樹液は製紙工程上の糊として利用されるほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬にも利用されます。

ハブソウの写真

ハブソウ
Senna occidentalis
マメ科 (宿根草・有用植物園)
アメリカ合衆国南部から熱帯アメリカにかけて分布する一年草。高さ1メートル前後になり、葉腋から伸びる総状花序に数花をつけます。日本には江戸時代に毒虫や毒蛇、とくにハブに咬まれたときの民間薬として導入されたために、この名前があります。「ハブ茶」はハブソウの種子ではなくエビスグサの種子「決明子(ケツメイシ)」を用います。

 

園内花壇では

ジニアプロヒュージョンファイヤー写真

ジニア ‘プロヒュージョンファイヤー’
Zinnia cv.
キク科
(北山ワイルドガーデン)

ジニアプロヒュージョンホワイト写真

ジニア ‘プロヒュージョンホワイト’
Zinnia cv.
キク科
(北山ワイルドガーデン)
2001年フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会)金賞受賞品種
2001年オールアメリカンセレクション(全米草花新品種審査協会)金賞受賞品種

クレロデンドルムウガンデンセ写真

クレロデンドルム ウガンデンセ
Clerodenrum ugandense
クマツヅラ科 (会館前花壇)
ウガンダからジンバブエに分布します。高さ1から3メートルくらいの低木です。花弁のうち両側の4裂片は淡紫色、中央裂片は袋状になり濃紫色をしています。他のクレロデンロルム属の植物はゲンペイカズラ(C. thomsoniae) ヒギリ(C. japonicum)、クサギ(C. trichotomum)にしても赤や白の花のものが多いため、青い花を持つクレロデンドルム ウガンデンセは目を引きます。

 

ホウキギ写真

ホウキギ
Kokia scoparia
アカザ科 (正面花壇)
草丈1メートル前後の一年草です。日本への渡来は中国からとされ、栽培の歴史も古く1000年以上になります。果実を食用にしたり、クサボウキを作るために栽培されています。果実を加工したものを秋田県ではトンブリといい、ナガイモの千切りや大根おろしと混ぜて食べます。別名を畑のカズノコ、ジャパニーズキャビアなどと呼ばれます。

アワの写真

アワ
Setaria italica
イネ科  (北山ワイルドガーデン)

ヒョウタンの写真

ヒョウタン
Lagenaria siceraria var. gourda cv.
ウリ科 (北山ワイルドガーデン)

 

 

ランタナの写真

ランタナ
Lantana camara cv.
クマツヅラ科 (正面花壇)

  

植物園スタンプラリー

スタンプバオバブ画像

8月はバオバブです。 

7月のクイズの答えは「ゴッホ」です。

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142