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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年10月30日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年10月30日(金曜)現在

 第43回菊花展開催中(11月15日日曜まで)

菊花展の写真 菊花展盆栽作りの写真 

菊花展懸崖作りの写真 菊花展全景の写真 

 大芝生地特設展示場にて開催中です。

観覧温室では

ヤスミヌムレクス写真

ヤスミヌム レクス
Jasminum rex
モクセイ科(ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。ただ、他のヤスミヌム属白花種と違い、花に芳香がありません。ヤスミヌム属の香りのする白花種として有名なのはマツリカです。マツリカの花からジャスミン茶を作ります。

メディニラスコルテキニー写真

メディニラ スコルテキニー
Medinilla scortechinii
ノボタン科(ジャングルゾーン)
種名はイタリアの植物学者スコルテキニ(B. Scortechini, 1845-86)にちなみます。マレー半島原産で、草丈は約1メートルになり、樹上に着生することも多いです。長さ15から20センチの円錐花序は花軸、萼ともに美しい淡燈赤色でサンゴのようです。花軸も美しいので長く観賞できます。

オドントネマストリクツム写真

オドントネマ ストリクツム
Odontonema strictum
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)

メキシコ、中央アメリカ原産。花冠はすべて鮮赤色で、つぼみの時から美しく、観賞価値があります。草丈は2メートルになり、直立して古い茎は木質化します。

ホルムショルディアサンギネア写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
クマツヅラ科(ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。

ピレアカディエレイ写真

ピレア カディエレイ
Pilea cadierei
イラクサ科(ジャングルゾーン)
英名はAluminum plantもしくは watermelon pilea と呼ばれます。アルミニウム塗料を塗ったような白くはっきりした葉脈があることから呼ばれています。この斑は表皮と葉肉の間に隙間ができて空気の層が出来ることから生じます。

クラリンドウ写真

クラリンドウ
Clerodendrum wallichii
クマツヅラ科(ジャングルゾ-ン)
アッサム、ヒマラヤ原産。白い花序が垂れ下がり美しいです。熟果が黒紫色で赤色のガクにつき花後も楽しめます。

オオベニゴウカン白花

オオベニゴウカン白花
Calliandra haematocephala
マメ科(ジャングルゾ-ン)
ボリビア原産。白く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。雌しべは雄しべの後から伸びてきます。漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。

ヘリコニアマリアエ写真

ヘリコニア マリアエ
Heliconia mariae
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。苞の中から青い色の果実が顔をのぞかせているものもあります。
属名ヘリコニアはギリシャ神話の芸術の女神が住むヘリコン山に由来し、優雅な花姿にちなみます。中央アメリカや、南太平洋諸島に約100種が分布します。

ヘリコニアゴールデントーチ写真

ヘリコニア ’ゴールデントーチ’
Heliconia `Golden Torch’
バショウ科(ジャングルゾ-ン)
交配種 Heliconia psittacorum × H. spathocircinata

グロクシニアシルウァティカ写真

グロクシニア シルウァティカ
Gloxinia sylvatica
イワタバコ科(ジャングルゾーン)
ペルー、ボリビアの森林に生えます。地下に鱗状の地下茎があり地表、地下に細いほふく茎が発達します。秋から春まで長期間開花します。 

パナマソウ果実写真

 パナマソウ
Carludovica palmata
パナマソウ科(ジャングルゾーン)
中央アメリカ、ボリビア原産。花は単生で雌雄同株です。雄花には花被があり、15から20裂します。花被は白く細長いので、我々は「ラーメン花」と呼んだりしています。花序は数個の早落性の苞で覆われます。葉は長さ1から2メートルの葉柄をもち、葉身は長さ1メートルほどで2裂し、2裂した各片はさらに中裂し扇状になります。主として観賞用に栽培されます。エクアドルではパナマ帽の製造原料とされ重要な輸出品となっています。

サガリバナ写真

サガリバナ
Barringtonia racemosa
サガリバナ科(ジャングルゾーン)
東南アジアから太平洋諸島の湿地に分布します。薄いピンク色の糸状に広がっている部分はおしべです。その下に短い花弁がつきます。花序は50センチくらいで15から20花つけますが、いったん花が終わってもその花序がさらに伸びて花をつけます。熱帯では日陰樹や防風林として利用されます。花は夜に開き、朝には落ちてしまっているので開花したままの状態はなかなか観察できません。ただ、曇りや雨の日は午前中なら花が残っている場合があります。香りを楽しんでいただけます。

カッシアスラッテンシス写真

カッシア スラッテンシス
Cassia surattensis
マメ科(ジャングルゾ-ン)
マレー半島、ジャワ、スマトラ島原産。高さ2から7メートルになります。和名はモクセンナと呼ばれます。よく日の当たる場所で栽培すること、開花後すぐに剪定することが花つきを良くするポイントです。

ディコリサンドラティルシフロラ写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thylsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。英名をブルージンジャー(青いショウガ)といい、草姿がショウガ科の植物に似ていることからつけられました。

ゴレンシ花写真

ゴレンシ
Averrhoa carambola
カタバミ科 (熱帯有用作物室)
原産地はインド、インドネシアもしくはマレー半島といわれていますが、はっきりと分かっていません。現在では東南アジアを中心に世界の熱帯亜熱帯に分布しています。果実に5本の稜が立ち、その横断面が星型をしていることからスターフルーツとも呼ばれます。
果実は生食か砂糖漬けに、また薄く切ってサラダに入れたりもします。

 アリストロキアサルバドレンシス写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科 (冷房室)
原産は中米です。摂南大学から挿し木発根苗を2000年3月1日に譲り受けたものを栽培育成したものです。開花株は当園と摂南大学だけと思われます。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプのアリストロキアで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが花は明らかに違います。一個の花の寿命は約一週間ですが、地際に発生した花茎が長期間にわたって伸張し、花を一個ずつつけていきます。

鉢物展示室写真1 鉢物展示室写真2

鉢物展示室ではアキメネス、ストレプトカーパスを中心にイワタバコ科植物を多く展示しています。

ゲッキツ写真

ゲッキツ
Murraya koenigii
ミカン科(熱帯有用作物室)
白い花です。大変よい香りがします。英名をオレンジジャスミン、中国名は十里香、ともに花の香りから名づけられた名前です。果実も赤く鑑賞可能です。観賞用や生垣にも使われます。材は緻密で彫刻、杖、刃物の柄に利用されます。カレープラントとも呼ばれ、葉をカレーの中に入れる香辛料として使います。基準変種(var. paniculata)は一般的に栽培されており、インド、ミャンマー、マレーシア、中国南部、フィリピン、台湾、琉球諸島に分布します。小葉は卵形でほとんど無柄。花弁の長さは1.2ミリ、液果は卵形。変種のムルレイヤ パニクラタ オンファロカルパ(var. omphalocarpa)は台湾の一部の地域のみに自生し、小葉は広楕円形で葉柄の長さは2から5ミリ。花弁の長さは2センチ、液果は長楕円形になります。

タチハナアナナス写真 

タチハナアナナス
Tillandsia cyanea
パイナップル科(アナナス室)
エクアドル南部に分布します。花茎は非常に短く葉に隠れます。深いかわら重ね状になった濃いピンク色の部分は花茎苞と呼ばれます。花弁は濃い紫色です。 

ソーセージノキ果実写真

ソーセージノキ(果実)
Kigelia pinnata
ノウゼンカズラ科 (ラン室)
アフリカ原産です。長さ30から50センチ、直径10センチ程度のソーセージにそっくりの果実を垂らすことからソーセージノキと名付けられています。果肉は硬く繊維質で食用にはなりませんが、種子は食用にされることもあります。ゾウ、サイなど大型の哺乳動物が果実を食べて種子を散布します。花は径8センチ程度で花弁の内側が暗赤色です。開花は夜で、現地では夜行性のコウモリやガが花粉を媒介します。今年初めて結実しましたが、職員の地道な人工交配が成功した結果です。 

植物生態園ほかでは

 キクタニギクの写真

キクタニギク
Dendranthema boreale
キク科 (植物生態園)

ヤブムラサキの写真

ヤブムラサキ(果実)
Callicarpa mollis
クマツヅラ科 (植物生態園)
果実が少しガク片に包まれています。全体的に毛が多い。

ムラサキシキブの写真

ムラサキシキブ(果実)
Callicarpa japonica
クマツヅラ科 (植物生態園)

オオムラサキシキブの写真

オオムラサキシキブ(果実)
Callicarpa japonica var. luxurians
クマツヅラ科 (植物生態園)
葉はムラサキシキブより大きく厚い。海岸付近に生えます。 

リュウノウギクの写真

リュウノウギク
Dendranthema japonicum
キク科 (植物生態園)

マルバノキの写真

マルバノキ
Disanthus cercidifolius
マンサク科 (あじさい園)

サザンカの写真

サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科 (大芝生地北側ほか)

宿根草・有用植物園では

モラエアポリスタキアの写真

モラエア ポリスタキア
Moraea polystachya
アヤメ科(宿根草・有用植物園ミニハウス)
南アフリカ原産の球根植物。花茎は長さ35から40センチになります。花は淡い青色で黄色の蜜標(昆虫をおびき寄せる目印とする部分)がよく目立ちます。

グラジオラスカルミネウスの写真

グラジオラス カルミネウス
Gladiolus carmineus
アヤメ科 (宿根草・有用植物園ミニハウス)
南アフリカ原産の球根植物。春から初夏に咲くイメージのあるグラジオラスですが、本種は秋から初冬咲きで、花の姿、花色とも、園芸種とは一風ことなります。

ナルキススブロソネティの写真

ナルキスス ブロウソネティ
Narcissus broussonetii
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園ミニハウス)
モロッコ原産の原種スイセン。花茎は長さ30センチで、先端に4から8花がつきます。花は白色で直径約3センチ、副花冠も白色で小さい。

ウィンターコスモスの写真

ウィンターコスモス
Bidens laevis
キク科(宿根草・有用植物園)
北米原産の多年草。秋から冬にかけて開花し、コスモスによく似た黄花を咲かせるところからウィンターコスモスの名前で呼ばれています。和名は「キクザキセンダングサ」。

クレマチスキルホサバレアリカの写真

クレマチス キロサ バレアリカ
Clematis cirrhosa var. balearica
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園)
スペイン・バレアレス諸島原産。冬咲き性のクレマチスで、一般のクレマチスとはほぼ逆の生育パターンになります。花の直径は3から4センチで、花弁の内側に赤色の斑点が入ります。

レオノティスレオヌルスの写真

レオノティス  レオヌルス
Leonotis leonurus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産で高さ2から3メートルになる多年草です。「橙色」の花が輪生する姿はエキゾチックな風情です。和名はカエンキセワタ(火焔着せ綿)、英名はライオンズイアー(Lion’s ear)。

サルビアエレガンスの写真

サルビア エレガンス
Salvia elegans
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコ、グァテマラ原産で高さ1から1.5メートルになります。端正な姿の赤い花は、まさに「エレガント」です。 葉にはパイナップルの香りがあり、パイナップルセージとも呼ばれています。

クコの実の写真

クコ(果実)
Lycium chinense
ナス科 (宿根草・有用植物園)
東アジアの熱帯域から温帯域原産。果実、根、葉は、疲労回復や滋養強壮等の効果がある生薬です。クコ茶(葉)やクコ酒(果実)などとして利用されます。

サルビアインウォルクラタの写真

サルビア インウォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中央アメリカ原産。高さ1メートル以上になる大型種で、花茎の先端が球状になるのが特徴です。このピンクの球状のものは苞が重なり合って蕾を包んでいて、花はこの苞が脱落した後に開花します。葉の形から「ローズリーフセージ」(rose leaf sage)とも呼ばれています。

サルビアマドレンシスの写真

 サルビア マドレンシス
Salvia madrensis
シソ科  (宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。高さ2メートル以上になる大型の多年草で、長さ約2センチの筒状花を穂状につけます。花色は黄色で、茎がはっきりとしたシソ科の特徴である四角形になります。 
サルビアメキシアナの写真

サルビア メキシカナ‘ライムライト’
Salvia mexicana ‘Lime Light’
シソ科  (宿根草・有用植物園)
南アメリカ原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、淡いライムイエローの苞から、濃紫色の唇形花を咲かせます。コントラストが美しい種類です。

サルビアパープルマジェスタの写真

 サルビア ‘パープルマジェスティー’
Salvia ‘Purple Majesty’
シソ科 (宿根草・有用植物園)
グアラニティカ(S. guaranitica)とゲスネリフロラ(S. gesneriiflora)の交配種で、高さ1メートル程になります。花の形はグアラニティカとよく似ていますが、花色は青紫色となります。

サルビアレウカンタの写真

サルビア レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコから中米原産。高さ1から1.5メートルになる多年草で、秋から晩秋にかけて開花します。花は白色で、萼が紫色となり、よく目立ちます。メキシカンブッシュセージ(Mexican bush sage)やアメジストセージ(Amethyst sage)とも呼ばれています。

オルトシフォンラビアツスの写真

オルトシフォン ラビアツス
Orthosiphon labiatus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産の多年草で、高さ1.5メートル程になります。明緑色の葉は心形で芳香があり、茎頂の総状花序に、ピンク色の花を穂状につけます。サルビアによく似ているため、ピンクセージ(Pink sage)とも呼ばれています。 

    洋風庭園ではバラが満開です! 

約250品種、2000株を植栽展示しています。 
バラ園芸品種  Rosa cvs. バラ科
系統表記の意味:
系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
FL系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪)
LR系=ランドスケープローズ(モダンローズ、修景バラ)

ウララの写真

ウララ
Urara
1995年 日本作出 FL系

フリュイテの写真

フリュイテ
Fruite
1985年 フランス作出 FL系

天津乙女の写真

天津乙女
Amatu-Otome
1961年 日本作出 HT系

ケアフリーワンダーの写真

ケアフリーワンダー
Carefree Wonder
1993年 フランス作出 LR系

ゴールデンボーダーの写真

ゴールデンボーダー
Golden Border
1981年 フランス作出 LR系

芳純の写真

芳純
Hojun
1981年 日本作出 HT系

早春の写真

早春
Sousyun
1991年 日本作出 FL系

フィデリオの写真

フィデリオ
Fidelio
1964年 フランス作出 HT系

クレマチスキルホサジングルベルの写真

クレマチス キロサ ‘ジングルベルズ’
Clematis cirrhosa var.purpurescens ‘Jingle Bells’
キンポウゲ科 (洋風庭園・バラ園)

園内花壇では

コスモスの写真

コスモス
Cosmos bipinnatus cv.
キク科 (北山ワイルドガーデン)

 キバナコスモスの写真

キバナコスモス
Cosmos sulphureus
キク科 (植物園会館前花壇)

ヒメコリウスの写真

ヒメコリウス
Coleus pumilus cv.
シソ科 (沈床花壇)

 植物園スタンプラリー

 フウのスタンプの写真

11月はフウです。

10月のクイズの答えは「ギンナン」です。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142