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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年4月1日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名の変更について(おしらせ)

植物の分類については、近年の分子生物学の発展によってDNA解析による分類体系が世界的に採用されるようになり、研究分野や海外の植物園などでは、既に新しい分類体系を採用しているところも少なくありません。

当園ホームページ「見頃の植物」の表記等につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示することになりました。

 

なお、当面は、混乱を避けるため、新しい科名につづき従来の科名を括弧書きで表示することにしますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

平成23年4月1日(金曜)現在

観覧温室では

球根ベゴニアの写真1

3月25日から4月10日まで、ジャングルゾーンで球根ベゴニア展を開催しています。

球根ベゴニアの写真2

球根ベゴニア
Begonia ×tuberhybrida
シュウカイドウ科。南米のアンデス高山地帯に自生する、数種の原種をもとに作り出された球根性の交雑品種群です。茎は多汁質で、直立性と下垂性とがあります。直立性品種は直径15センチ以上の大輪花を次々に咲かせ、下垂性品種は小~中輪花を多数咲かせます。花色は豊富で、赤、黄、白、オレンジ色などの単色や、覆輪模様など多彩です。冷涼な気候を好む長日性植物です。

球根ベゴニアの写真3

直立性品種の球根ベゴニア

球根ベゴニアの写真4

下垂性品種の球根ベゴニア

ツンベルギアマイソレンシスの写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。

ソランドラグランディフロラの写真

ソランドラ グランディフロラ
Solandra grandiflora
ナス科(ジャングルゾーン)
メキシコ、ジャマイカ原産のつる性低木。高さ5から6メートルになります。花は長さ約25センチで、咲きはじめは帯紫白色、時間の経過とともに黄褐色になります。

ブルンフェルシアパウキフロラ’エクシミア’の写真

ブルンフェルシア パウキフロラ ’エクシミア’
Brunfelsia pauciflora ’Eximia’
ナス科(ジャングルゾーン)
ブラジル原産のオオバンマツリ(B.pauciflora)の園芸品種で、母種よりも花が大きく、濃紫色のタイプです。中心の目が紫色から白色に変わります。

バーチェリアブバリナの写真

バーチェリア ブバリナ
Burchellia bubalina
アカネ科(ジャングルゾーン)
南アフリカ原産。高さ2メートルほどになる小低木。花は筒状で朱赤色となり、先端で浅く5裂します。黄色の柱頭が突き出てよく目立ちます。

ムユウジュの写真

ムユウジュ
Saraca indica
マメ科 (ジャングルゾーン)
インドから東南アジアに分布。花は橙色で芳香があります。仏教三霊樹の一つで、お釈迦様の母君摩耶(まや)夫人がこの花に触れようとした時、お釈迦様が右脇腹から歩み出て「天上天下唯我独尊」と唱えたと伝えられています。

トリプラリスクミンギアナの写真

トリプラリス クミンギアナ(雌株)
Triplaris cumingiana
タデ科(ジャングルゾーン)
コスタリカからエクアドル原産。花は目立たず、ガク片が赤く美しくなります。ガクは結実後も残り、翼となって飛散します。雌雄異株で雌花が大きく美しいのですが、雄花は白色で小さく地味です。ジャングルゾーンとアナナス室にそれぞれ雌雄株とも植わっています。

テコマンテウェヌスタの写真

テコマンテ ウェヌスタ
Tecomanthe venusta
ノウゼンカズラ科(ジャングルゾーン)
ニューギニア原産のつる性常緑木本。花序の多くは古い枝から生じ、花は長さ約10センチのラッパ状で、外側は暗桃色、内側と先端は乳白色となります。

ムッサエンダプベスケンスの写真

ムッサエンダ プベスケンス
Mussaenda pubescens
アカネ科(ジャングルゾーン)
中国の長江以南の諸省に分布します。花弁状のガク裂片は白色の楕円形で長さ約5センチ。花は橙黄色。

アルディシアピラミダリスの写真

アルディシア ピラミダリス
Ardisia pyramidalis
サクラソウ科(ヤブコウジ科)(ジャングルゾーン)
ピンク色の小さい花をたくさんつけます。一斉には咲かないのですが、その分長い期間楽しめます。

オオホウカンボクの写真

ブラウネア グランディケプス
Brownea grandiceps
マメ科(ジャングルゾーン)
ベネズエラ原産。高さ5メートルになる低木で、シャクナゲに似た豪華な花を枝先や幹につけます。新葉も美しく、赤味を帯びます。和名はオオホウカンボク(大宝冠木)で、英名はローズオブベネズエラ(Rose of Venezuela)。

ラン室ディスプレイの写真

ラン室ではシンビディウム、コチョウラン、デンドロビウム、オンシディウムを中心にした展示を行っています

植物生態園ほかでは

ミツマタ写真

 ミツマタ
Edgeworthia chrysantha
ジンチョウゲ科(植物生態園ほか)
樹皮に強い繊維があって紙の原料となります。 中国原産で日本でも広く栽培されていましたが、本州、四国、九州など暖地の造林地などに野生化したものが見られます。サンシュユ写真

サンシュユ
Cornus officinalis
ミズキ科 (中央休憩所北西側ほか)
朝鮮半島原産の小高木で日本には江戸中期に薬用植物として渡来し栽培されてきました。高さ6から7メートルになり、樹型は楕円形で枝が多く茂ります。開花期は3月で葉の萌芽前に咲きます。花は黄色で径4から5ミリ。果実は9月から11月に赤く熟します。果実を果実酒に、果肉の乾燥したものを薬用にします。

カンヒザクラ写真

カンヒザクラ
Prunus campanulata
バラ科(盆栽展示場道挟んで向かい側)
中国大陸南部から台湾に分布し、沖縄にも個体がありますが、これらは導入されたものという説もあり、不明です。沖縄ではソメイヨシノの育成が難しいことから観賞用に植えられており、沖縄でのサクラ開花宣言にも利用されています。

カラミザクラ写真

カラミザクラ
Prunus pauciflora
バラ科 (洋風庭園)
中国で生食用に栽培されている種で、中国でサクランボの漢名の桜桃はカラミザクラの果実のことを指します。和名は唐実桜で中国原産で果実生産用のサクラであることにちなみます。

ハナノキ写真

ハナノキ
Acer pycnanthum
ムクロジ科(カエデ科) (しゃくやく園東側)
愛知県北部、岐阜県東北部、長野県南部という極めて限定された地域に分布します。雌雄異株の落葉高木で当園の個体はすべて雄株です。

トサミズキ写真

トサミズキ
Corylopsis spicata
マンサク科(植物生態園ほか園内各所)
本州、四国原産の落葉低木。やや小高木状になり、高さは2から4メートル。性質は強健で生長はやや早く、早春の花木として庭に植栽され景観樹として良い。切り花としてもよく利用されます。

ツバキベニワビスケ写真

ツバキ ’紅佗助(べにわびすけ)’
Camellia ’Beni-wabisuke’
ツバキ科(つばき園) 

宿根草・有用植物園では

 宿根草・有用植物園のミニハウスでは、やや耐寒性があり早春に開花する球根類などの鉢物を展示しています。

レウココリネプルプレアの写真 

レウココリネ プルプレア
Leucocoryne purpurea
ネギ科(ユリ科)
チリ原産。

リュウココリネピュアホワイトの写真 

リュウココリネ ’ピュアホワイト’
Leucocoryne  ’Pure White’
ネギ科(ユリ科)

フェラリア ロンガ
Ferraria longa
アヤメ科
南アフリカ原産。

アカバナミツマタの写真

アカバナミツマタ
Edgeworthia chrysantha ’Rubra’
ジンチョウゲ科(宿根草・有用植物園東側)

ヘレボルスの写真

ヘレボルス園芸品種
Helleborus cvs.
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園、バラ園)
写真はバラ園のヒマラヤスギの樹下に植栽したものです。

園内花壇では

スノーフレークの写真

スノーフレーク 
Leucojum aestivum cv.
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデン)

ヒアシンスの写真

ヒアシンス園芸品種
Hyacinthus orientalis cv.
ヒアシンス科(ユリ科)(北山ワイルドガーデン)

ナリキッススの写真

スイセン園芸品種
Narcissus cv.
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデンほか)

パンジーの写真

パンジー 
Viola ×wittrockiana cv. 
スミレ科(北山ワイルドガーデン) 

植物園スタンプラリー

 スタンプハンカチノキの写真

4月はハンカチノキです。

3月の答えは「ヨンリンソウ」です。

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142