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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年11月11日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成23年11月11日(金曜)現在

観覧温室では

ムクナベネッティーの写真

ムクナ ベネッティー
Mucuna bennettii
マメ科 (ジャングルゾーン)
ニューギニア原産の大型のつる性植物。半月型の花は輝くような橙赤色で、長さ10から13センチ、幅2から3センチになります。見頃は12月上旬まで。

サリタエアの写真

サリタエア マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は11月下旬まで。

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレン ‘ダイレクターGTムーア’
Nymphaea ‘Director G.T.Moore’
スイレン科(ジャングルゾーン)
青紫系熱帯スイレンの代表的な園芸品種です。見頃は11月下旬まで。

ディフルゴサの写真

ディフルゴサ コロラタ
Diflugossa colorata
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
花は大きくありませんが次々に咲きます。長い期間楽しめます。見頃は11月下旬まで。

ホルムショルディアサンギネアの写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
シソ科 (ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼(ガク)はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。見頃は12月上旬まで。

クラリンドウの写真

クラリンドウ
Clerodendrum wallichii
シソ科 (ジャングルゾ-ン)
アッサム、ヒマラヤ原産。白い花序が垂れ下がり美しいです。花後は萼(ガク)が赤くなり、熟果も黒紫色となり長く楽しめます。 見頃は11月下旬まで。

オオベニゴウカン白花の写真

オオベニゴウカン(白花)
Calliandra haematocephala
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
ボリビア原産。白く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。雌しべは雄しべの後から伸びてきます。基本種は赤花で、漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。見頃は12月上旬まで。

スミシアンタの写真

鉢物展示室ではスミシアンタを中心にエウコドニア、アキメネス、コーレリア、ストレプトカーパス、グロクシニア等のイワタバコ科植物を展示しています。見頃は12月上旬まで。

アリストロキアの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は12月下旬まで。

ランのディスプレーの写真

ラン室のステージに「未来(あす)への光の路」をテーマに作成しました。デンファレ、コチョウラン、オンシジュームを中心に、スミシアンタ、ハイビスカス、プラチケリウムなど。 見頃は11月下旬まで。

植物生態園ほかでは

ジュウガツザクラ写真

ジュウガツザクラ (十月桜)
Cerasus subhirtella ’Autumnalis’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。
コブクザクラ写真
コブクザクラ (子福桜)
Cerasus ‘Kobuk’

バラ科(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけて咲いてゆきます。
アメリカマンサク写真
アメリカマンサク
Hamamelis virginiana
マンサク科(大芝生地東)
和名のとおりアメリカ原産でアメリカ東部やカナダ、メキシコの湿度の高い森林などに自生します。マンサクによく似ていますが花は秋に咲きます。葉や樹皮は収斂薬や化粧水として古くから使われています。
フウ写真
フウ
Liquidambar formosana
マンサク科(アジサイ園)
台湾や中国南部原産の落葉高木。日本には江戸時代中期の享保年間に渡来したと伝わります。紅葉が美しく庭木、街路樹、公園樹などとして利用されます。アジサイ園の個体は本日現在、樹冠全体が色付いてきていて、これから見頃を向かえます。
ハナノキ写真
ハナノキ
Acer pycnanthum
ムクロジ科(芍薬園東)
日本の固有種で、長野・岐阜・愛知・滋賀の4県にのみ自生するカエデの仲間の落葉広葉樹です。当園しゃくやく園東の個体は本日現在、樹冠上部から美しく色付いてきています。
イロハモミジ写真
イロハモミジ
Acer palmatum

ムクロジ科(なからぎ池)
日本では最も一般的なカエデ属の落葉広葉樹で、紅葉の代表ともいえる樹種です。当園なからぎ池付近の紅葉は、今週に入ってからの気温低下で徐々に色付きはじめています。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

大芝生地では

コダチダリア遠景写真 

コダチダリア写真

コダチダリアアップ写真

大芝生地西側ではコダチダリアが開花しています。今年は例年と異なり宿根草有用植物園から株を移植したのでうまく開花するか不安でしたが、無事花を咲かせてくれました。見頃は12月上旬までですが、霜に当たってしまうと早くに花が終わってしまう可能性があります。

菊花展大芝生地にて11月15日まで開催中です

千輪仕立て

千輪仕立て

 大菊の早咲き長幹種を使用し、摘心(茎の先端を摘み取る)を3~4回繰り返して、わき芽を目的の数まで増やす仕立て方です。

懸崖仕立て写真

懸崖仕立て

長幹種の小菊を使い、摘心を繰り返すことで枝数を増やし、伸びた枝を枠に止めていくことで目標の大きさまで平面上に広げたものです。

小菊盆栽仕立て写真

小菊盆栽仕立て
 樹木を使った盆栽の姿を小菊で再現したものです。

福助仕立て写真

福助仕立て
  大菊の栽培法には、いろいろな仕立て方があります。
  この中で最も草丈が低いもの(鉢底から花の頂部までを50センチ以下)で、枝分かれさせず一株に1輪の花を咲かせた独特な姿(福助人形を思わせる)から福助仕立てと呼びます。

大菊三本仕立て写真

大菊3本仕立て 
  頭花の直径が18センチ以上となるものを大菊と呼びます。花弁の形で厚物(花弁が樋状)と管物(花弁が管状)の2つに大別されます。

 3本仕立てとは1本の苗の先端を摘心し、3本に枝分かれさせて花を咲かす栽培法です。鑑賞のために前に2輪、後に1輪の花を配置し、花の咲く位置に高低差を設けています。

まゆまろ写真

菊で作られた「まゆまろ」です。まゆまろはまゆをモチーフにした京都国文祭PR隊長 です。京都国文祭とは「第26回国民文化祭・京都2011」のこと。各都道府県持ち回りで開催されてきた「日本最大の文化祭典」です。

 

園内花壇では 

トウガラシの写真

トウガラシ
Capsicum annuum cvs.
ナス科
トウガラシは、ナス科トウガラシ属の多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので、一年草として扱います。 果実は上向きで コンパクト、非常にまとまりがよいです。 見頃は11月上旬まで。

 

ナスの写真

ナス‘甲子園’
Solanum melongena ‘Koshien’
ナス科(北山ワイルドガーデン)
ナスは多年草(熱帯)ですが、温帯では一年生作物として栽培されます。茎はよく分枝して、小低木状となります。果色は黒紫色、鮮紫色、緑色があり本種は白色で熟果は黄色となります。見頃は11月上旬まで。

 ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ
Orthosiphon aristatus
シソ科(正門前花壇)
インド、マレーシア原産の多年草。茎の高さは40から60センチに伸び、花序は頂生します。花は2から6個、輪生して下部から開花し、花は白色でごく淡い青色を帯びます。見頃は11月中旬まで。 
    アスクレピアスの写真

アスクレピアス
Asclepias tuberosa
カガイモ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカとアフリカに100種以上が分布し、そのうち数種が花壇、鉢植え、切り花として栽培されています。見頃は11月中旬まで。

アゲラタムの写真

アゲラタム
Ageratum houstonianum cvs.
キク科(正門前花壇)
メキシコ・グアテマラ・ベリーズ原産。亜低木の多年草ですが、一年草として取り扱われます。草丈60センチ、茎は直立して上部だけ2から3本に分枝し、頭花を散房状につけます。花色は青紫色です。見頃は11月中旬まで。 

ペンタスの写真                    

ペンタス
Pentas lanceolata cvs.
アカネ科(正門前花壇)
東熱帯アフリカからアラビア半島南部原産。常緑の多年草。関東以西の暖地では、挿し木を行い夏から秋花壇用の草花として利用します。草丈30から130センチ。見頃は11月上旬まで。                                                                    

ソライロアサガオの写真  

ソライロアサガオ‘ヘブンリー・ブルー’
Ipomoea tricolor‘Heavenly Blue’
ヒルガオ科(会館前花壇)
メキシコ、中央アメリカ、西インド諸島、熱帯南アメリカに分布。日本ではセイヨウアサガオという名で市販されています。‘ヘブンリー・ブルー’はもっとも人気の高い園芸品種でこの花の青色はじつに美しいのですが、土壌伝染性のバクテリアにより立ち枯れ症状をおこすことがあります。見頃は11月上旬まで。 

サルビアレウカンタの写真

サルビア レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科(正門前花壇、洋風庭園、北山ワイルドガーデン)
メキシコ原産の多年草です。秋に茎頂から長い花穂を伸ばしビロード状の軟毛に覆われた赤紫の萼に、白や薄紫の花が密生して咲きます。見頃は11月下旬まで。

アノダの写真

アノダ
Anoda cristata
アオイ科(北山ワイルドガーデン)
アメリカの南西部から中央アメリカ原産。半耐寒性の多年草です。草丈は1.5メートル~2メートルになり、アオイ科の仲間では清楚で野趣に富んだ花です。花は葉の付け根から約8センチの花柄を伸ばし、花径4~6センチの赤紫や白色の花をつけます。見頃は11月下旬まで。

アフリカンマリゴールドの写真

アフリカンマリゴールド
Tagetes erecta cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)
メキシコ原産。巨大輪高性で暑さに強いのが特徴です。茎は太く、直立的に丈高く生育する。見頃は11月下旬まで。

 

バラ園では

バラの写真

四季咲大輪種 ‘ヘンリー・フォンダ’
Rose ‘Henry fonda’

バラ科

 バラの写真

四季咲中輪種 ‘ウララ’
Rose ‘Urara’

バラ科

バラの写真

 つるバラ ‘スペクトラ’
Rose ‘Spectra’

バラ科

植物園スタンプラリー

スタンプフウ写真

11月はフウです。

10月の答えは「ギンナン」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142