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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年11月25日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成23年11月25日(金曜)現在

観覧温室では

ムクナベネッティーの写真

ムクナ ベネッティー
Mucuna bennettii
マメ科 (ジャングルゾーン)
ニューギニア原産の大型のつる性植物。半月型の花は輝くような橙赤色で、長さ10から13センチ、幅2から3センチになります。見頃は12月中旬まで。

サリタエアの写真

サリタエア マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は12月下旬まで。

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレン ‘ダイレクターGTムーア’
Nymphaea ‘Director G.T.Moore’
スイレン科(ジャングルゾーン)
青紫系熱帯スイレンの代表的な園芸品種です。見頃は12月中旬まで。

ホルムショルディアサンギネアの写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
シソ科 (ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼(ガク)はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。見頃は12月下旬まで。

オオベニゴウカン白花の写真

オオベニゴウカン(白花)
Calliandra haematocephala
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
ボリビア原産。白く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。雌しべは雄しべの後から伸びてきます。基本種は赤花で、漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。見頃は12月下旬まで。

アマゾンユリの写真

アマゾンユリ
Eucharis grandiflora
ヒガンバナ科(ジャングルゾーン)
コロンビアのアンデス山地原産。葉は卵形で、光沢のある濃緑色になります。花茎は円柱形で高さ約60センチ、頂部に芳香のある白色花を3から6個付けます。見頃は12月中旬まで。

スミシアンタの写真

鉢物展示室ではスミシアンタを中心にストレプトカーパス、グロクシニア等のイワタバコ科植物やシクラメンを展示しています。見頃は12月中旬まで。

アリストロキアの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は12月下旬まで。

ポインセチアの写真

ラン室のステージでは前回の洋ランにかわり、ポインセチアのディスプレーです。 見頃は12月下旬まで。

植物生態園ほかでは

ジュウガツザクラ写真

ジュウガツザクラ (十月桜)
Cerasus subhirtella ’Autumnalis’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。
コブクザクラ写真
コブクザクラ (子福桜)
Cerasus ‘Kobuk’

バラ科(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけて咲いていきます。

イチゴノキ花写真

イチゴノキ実写真

イチゴノキ
Arbutus unedo
ツツジ科(北山門噴水周り)
地中海沿岸地方が原産のツツジの仲間ですが、この季節にスズランのような花とイチゴに似た実を同時に観察することができます。
サザンカ写真
サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科(隠れ家トイレ裏手ほか)
秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる常緑中高木で、和名は「山茶花」を‘サンサカ’と読んだものが変化したと言われます。ツバキと似ていますが花弁が平開すること、雄しべが筒状に合着しないこと、子房が有毛であることなどの違いがあり、最もわかりやすいのは花が散るときに花弁がバラバラに落ちることです。

フウ写真
フウ
Liquidambar formosana
マンサク科(アジサイ園)
台湾や中国南部原産の落葉高木。日本には江戸時代中期の享保年間に渡来したと伝わります。紅葉が美しく庭木、街路樹、公園樹などとして利用されます。アジサイ園の個体は本日現在、樹冠全体が色付いてきていて、見頃を向かえています。
ハナノキ写真
ハナノキ
Acer pycnanthum
ムクロジ科(芍薬園東)
日本の固有種で、長野・岐阜・愛知・滋賀の4県にのみ自生するカエデの仲間の落葉広葉樹です。当園竹笹園南の個体は美しく色付き、見頃を向かえています。
イロハモミジ写真
イロハモミジ
Acer palmatum

ムクロジ科(なからぎ池)
日本では最も一般的なカエデ属の落葉広葉樹で、紅葉の代表ともいえる樹種です。当園なからぎ池付近の紅葉は、綺麗に色付き見頃となった個体が多くなってきました。

ヌマスギ写真

ヌマスギ
Taxodium distichum
スギ科(大芝生地東)
北米東南部原産の落葉針葉樹で、湿地でよく見られるため沼のスギと呼ばれます。停滞水の沼地では根茎が呼吸できないため、地上部に気根を発達させることが特徴です。当園の個体は昭和17年2月にこの地に植栽した記録が残る古木で、現在色付きが進み綺麗な褐葉になっています。
イチョウ写真
イチョウ
Ginkgo biloba
イチョウ科(大芝地西ほか)
裸子植物、落葉高木のイチョウの実が銀杏(ぎんなん)で、秋の味覚として茶碗蒸しの具や酒の肴に食されます。雌雄異株のため雌株だけに結実し、熟すと臭気を放ちます。属名は銀杏をギンキョウと読んだ音からとされ、中国原産ですが学名は日本由来とされます。当園の個体は美しく黄葉が色付き見頃となっています。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

大芝生地では

コダチダリア遠景写真 

コダチダリア写真

コダチダリアアップ写真

大芝生地西側ではコダチダリアが開花しています。今年は例年と異なり宿根草有用植物園から株を移植したのでうまく開花するか不安でしたが、無事花を咲かせてくれました。見頃は12月上旬までですが、霜に当たってしまうと早くに花が終わってしまう可能性があります。

 

園内花壇では 

ハボタンの写真

ハボタンの写真

ハボタン
Brassica oleracea var.acephala cvs.
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
原種はヨーロッパ西南部の海岸地帯に野生しています。耐寒性の2年草で様々な色や形のロゼット葉を観賞するものです。日本には1778年に渡来したといわれ、始めはオランダナとよばれていました。見頃は2月中旬まで。

ハボタン(白つぐみ)の写真

ハボタン‘白つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala‘Shirotsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は白色で中心は淡桃色になります。 見頃は2月中旬まで。

ハボタン(桃つぐみ)の写真

ハボタン‘桃つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala‘Momotsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は従来の品種にはない桃色になります。見頃は2月中旬まで。

ハボタン(紅つぐみ)の写真

ハボタン‘紅つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala‘Benitsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は鮮紅色になります。 見頃は2月中旬まで。

ハボタン(白くじゃく)の写真

ハボタン‘白くじゃく’
Brassica oleracea var.acephala‘Shirokujaku’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
さんご系の品種で外葉の切れ込みが非常に細かいです。
見頃は2月中旬まで。 
 

ナスの写真

ナス‘甲子園’
Solanum melongena ‘Koshien’
ナス科(北山ワイルドガーデン)
ナスは多年草(熱帯)ですが、温帯では一年生作物として栽培されます。茎はよく分枝して、小低木状となります。果色は黒紫色、鮮紫色、緑色があり本種は白色で熟果は黄色となります。見頃は12月上旬まで。

    アスクレピアスの写真

アスクレピアス
Asclepias tuberosa
キョウチクトウ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカとアフリカに100種以上が分布し、そのうち数種が花壇、鉢植え、切り花として栽培されています。見頃は12月上旬まで。                                                                    

サルビアレウカンタの写真

サルビア レウカンタ
Salvia leucantha
シソ科(洋風庭園、北山ワイルドガーデン)
メキシコ原産の多年草です。秋に茎頂から長い花穂を伸ばしビロード状の軟毛に覆われた赤紫の萼に、白や薄紫の花が密生して咲きます。見頃は12月上旬まで。

アノダの写真

アノダ
Anoda cristata
アオイ科(北山ワイルドガーデン)
アメリカの南西部から中央アメリカ原産。半耐寒性の多年草です。草丈は1.5メートル~2メートルになり、アオイ科の仲間では清楚で野趣に富んだ花です。花は葉の付け根から約8センチの花柄を伸ばし、花径4~6センチの赤紫や白色の花をつけます。見頃は12月上旬まで。

アフリカンマリゴールドの写真

アフリカンマリゴールド
Tagetes erecta cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)
メキシコ原産。巨大輪高性で暑さに強いのが特徴です。茎は太く、直立的に丈高く生育する。見頃は12月上旬まで。

 

植物園スタンプラリー

スタンプフウ写真

11月はフウです。

10月の答えは「ギンナン」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142