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経歴の所属名は、発令当時のものです。(組織改正により、現在の所属名と異なる場合もあります。)
経歴
平成14年4月 丹後土地改良事務所整備課(仮配置)
平成14年6月 同 建設課
平成17年4月 中丹広域振興局農林商工部企画調整室計画推進担当
平成19年4月 南丹広域振興局農林商工部農林整備室農村整備担当
平成22年4月 同 地域づくり推進室地域活性化担当(組織再編に伴う異動)
平成23年4月 農林水産部農村振興課地域活性化担当
過疎化・高齢化が深刻な農山村集落の住民の生活上のお困りごとを支える「里の見守り事業」の仕組みづくりや、農山村への移住定住対策としての、田舎ぐらしを希望する都市住民向けの農村移住に関する情報発信、過疎化・高齢化からの再生を目指す地域が必要とする基盤整備に対する補助金の交付、学生がアート等の手法を使って農山村のむらづくり活動を行う「京都Xキャンプ事業」のサポートなどを担当しています。
学生時代から「地域づくりを仕事にしたい」と思っており、そのためには民間企業よりも公務員の方が自分の思いが反映・実現できる、と考えていました。
また、国よりも現地に近いところで、しかもある程度の裁量を持てる立場で一から地域づくりをしたかったので、国でも市町村でもなく都道府県を選択したのですが、私の最終的な目標である「日本を住みやすい国にすること」を実現するには、都道府県の中でも発信力のあるところが良いと思い、農業分野でもブランド力の高い京都府を選びました。
平成16年に京都府内で発生した高病原性鳥インフルエンザの対応に、農業土木職員は総力を挙げて鶏の埋却作業にあたりました。私も当時赴任していた丹後から何度か現場へ派遣されましたが、現場では先輩方がまさしく不眠不休で対応にあたっており、農業土木関係職員全員が組織的に問題解決に向けて動く姿に感動したことがとても印象に残っています。
大きな災害に見舞われた際にも一糸乱れず対応に当たることができる組織力は、大きな強みだと感じています。
農業土木職員は、農村の基盤整備や防災事業を進めることが主な役割ですが、現在は都市住民との交流や住民間の互助システムづくりなど、地域づくり全般のお手伝いをしている職員もたくさんいます。
「農業土木」という言葉とは少しギャップを感じる業務もありますが、住民の方とコミュニケーションを取りながら住みやすい地域をつくっていくという点は同じです。見方を変えれば、様々な分野の仕事に取り組めるようになったということで、きっと大きなやりがいを感じられる仕事に出会えます。
(平成24年5月取材)
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