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電気・電子工学の先輩職員

経歴の所属名は、発令当時のものです。(組織改正により、現在の所属名と異なる場合もあります。)

今井 雅基(平成21年度採用)

顔写真

  経歴 

 平成21年4月 建設交通部営繕課 
 平成23年4月 府立医科大学施設課

 どんな仕事をしていますか。またやりがいを感じた時はどんなときですか。

新規採用で配属された営繕課では、主に府有建築物(府営住宅、学校、警察施設を除く。)に関する建築設備の建設計画・設計及び工事監理を行っていました。現在の府立医科大学施設課では、病院内の空調・給排水設備を主に担当し、建築設備の故障対応等の保全業務を行っています。
設計には、予算の問題、法令の基準、府の施策としての方針遵守など多くの制約があります。そのひとつひとつに折り合いをつけ、設計図を書き上げ、実際に工事を監理し、それがカタチとして現れてきたときは、常に一番近くでその案件と向き合ってきた者として感慨深いものがあります。そしてなによりも利用者の皆さんから、便利になった、ありがとう、などの声を直接かけて頂けたときは、大きな喜びを感じました。

 今までの仕事の中で大変だったことはなんですか。

既存建物の改修工事で図面と現場の状況が異なったときです。
改修工事の設計をする際にも、工事監理を行う際にも常にかつての図面と照らし合わせて現地の状況を把握しなければなりません。しかし、図面と現場の状況が異なることもよくあることです。異なる部分が目に見える場合にはよいのですが、それが土の中や壁の中など目に見えない所だとわかった時は大変です。慎重かつ丁寧に現場を調べ、状況を把握していきますが、失敗をしてしまうときもあります。そのときは非常につらく、悔やみますが、失敗した経緯や復旧へのプロセスなど貴重な経験が次に失敗をしない糧となっています。

 仕事をする上で心がけていることを教えてください。

公務員の仕事というと、型どおりの仕事というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。非常に多くの判断や決断を求められます。一人で判断できるものもあれば、多くの方の意見を聞いて判断しなければならないものもあり、的確かつスピーディな仕事が必要とされています。また物事をよりよく工夫するには、まずその分野について精通しなければなりませんが、現場は机上で身につけた知識だけで通用するほど甘くはありません。経験がどうしても必要になります。経験の浅い自分に足りない部分は、上司や先輩方に相談するようにしています。わからないこと、知らないことは、はずかしいことではありません。豊富な経験談や意見を積極的に吸収し、よりよい施設をつくっていくことを心がけています。

 受験される皆さんへのメッセージ

電気・電子工学の職員は、大きくわけて3つの分野で働いています。水道施設といった大きな設備を対象とする「土木電気」、庁舎など建物を対象とした「建築電気」、中小企業技術センターなどで技術相談に当たる「研究協力」です。どの分野の仕事であっても、京都府の仕事としての大切さは変わりません。

(平成23年4月取材)
(平成24年5月更新)

お問い合わせ

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