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獣医師の先輩職員

経歴の所属名は、発令当時のものです。(組織改正により、現在の所属名と異なる場合もあります

宮野前 亜希(平成16年度採用)

顔写真

     経歴

 平成16年4月 丹後保健所環境衛生室
 平成20年4月 山城北保健所衛生室
 平成23年4月 健康福祉部生活衛生課

 どんな仕事をしていますか。  

今の生活衛生課では、食品の安全性を確保するための検査計画の策定、食中毒の未然防止や発生した際の原因究明と拡大防止、不良な食品による健康被害の防止など、食品の衛生確保に関する業務を行っています。保健所でも食品衛生に関する仕事をしていましたが、そのほかに、動物取扱業者への指導や立入検査、犬猫に関する相談、温泉施設の衛生管理指導など、衛生全般に関わる幅広い仕事がありました。

 やりがいや喜びを感じるのはどんなところですか。

公衆衛生に関わる仕事は、身の回りの生活に密着しているため、直接、多くの人の役に立てていると実感できます。毎日口にする食品への関心は高く、食中毒の防止や食品の表示制度など、機会あるごとに講習会を行い、安心・安全な食生活の確保を図ってきました。準備は大変ですが、講習会を無事に終えて、参加者の皆さんから「わかりやすかった」「ためになった」との声をいただけたときは、充実感でとても幸せな気持ちになります。
また犬猫の譲渡の際、里親から近況報告をいただき、よい縁を結んでくれたと感謝されたこともよい思い出です。

 仕事に向き合う心構えを教えてください。

上司や先輩からいろいろご指導いただき、経験を積んで職員生活も10年目になりました。後輩も入ってくる中、まだまだ先輩方の仕事に追いつかないと痛感する毎日です。思いがけない仕事を任されることもありますが、どんな仕事も自分の糧になると肯定的に捉えて取り組んでいます。獣医師は担当する業務が限られる職種ですが、言い方を変えれば、専門特化した仕事ができる職種でもあります。自分の業務への理解を深め、府民の皆さんに対しても組織に対してもきちんとした説明ができる「専門家」になりたいと思います。

 受験される皆さんへのメッセージ

獣医師の仕事として、「動物のお医者さん」を目指している方が大多数かと思います。
しかし、捨てられる犬、猫がまだまだ多い中で不幸な動物を減らすため、動物愛護精神の高揚を目指す動物ふれあい教室や、新しい飼い主を探す事業を行うときに、獣医師としての公務員の仕事を実感することができます。
また、直接動物に係わる仕事以外でも、普段自分達が食べている食品がどのようにつくられているか、実際に見聞きして必要な指導を行うことは大変重要な使命ですし、公務員だからできることだと思います。
京都府は南北に長く、風土が大きく異なるため、異動のたびに新しい発見があります。京都府の公衆衛生の向上に力を合わせてがんばっていきましょう。

(平成23年4月取材)
(平成25年5月更新)

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