ここから本文です。
ツツジは、季節が春から初夏へと移っていく中で山や川岸などで朱、紫、白など鮮やかな色の花を咲かせます。
ツツジの仲間は、日本に40種程度が自生しているそうです。
ヤマツツジ、モチツツジ、レンゲツツジ、ミツバツツジなど、その他サツキ、シャクナゲなどもツツジの仲間です。
ツツジ属の学名はロードデンドロンですが、これは「バラの木」という意味だそうです。
確かにシャクナゲの花はそうしたイメージがあります。
和名のツツジという名前は、筒状の花を意味する筒しべが語源のようですが、漢字では「躑躅」と書きます。
「躑(てき)」は、たたずむ、行きなやむ、あしぶみする、「躅(ちょく)」も、あしずりする、あがくといった意味で、「躑躅(てきちょく)」とは、歩行の進まない状態、あしぶみを意味しています。
もともとは羊躑躅だったそうで、羊がこれを食べ、足踏みして、死んでしまったことからつけられたそうです。
このことからわかるようにツツジの仲間は全てではありませんがレンゲツツジ、シャクナゲのように有毒なものもあります。
ツツジの花と新緑とのコントラストはとても美しいものです。
府民の森ひよしでもコバノミツバツツジやモチツツジなどのツツジ類が見られます。
さわやかな季節、是非ツツジの花をご観賞ください。
(写真:TJ 文:YY)
お問い合わせ