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第2回 第4次京都府雇用創出・就業支援計画推進会議(平成25年9月4日)

平成25年9月4日、京都テルサにおいて「第2回 第4次京都府雇用創出・就業支援計画推進会議」が開催され、同計画の中間案について意見交換されました。

日時

平成25年9月4日(水曜) 午後10時~12時

場所

京都テルサ 西館3階 第1会議室

出席者

久本座長
稲垣委員(代理:植村氏)
櫛田委員
佐藤委員
野栗委員
野崎委員
原田委員
山下委員
オブザーバー 安達氏、多田氏、丹治氏、水口氏、山下氏(以上13名)

議事等

  1. 第4次計画(中間案)について
  2. その他

主な意見

  • 正規雇用を増やすには、街の活性化や後継者問題の解決が必要であり、商店街の支援や商工会議所の組織率向上、事業の後継者あっせんなどを考えてほしい。
    キャリア教育については、小中学生に地元にどんな会社があるのか知ってもらい、マッチングできる仕組みを考えてほしい。
    最低賃金については、アジアからの研修生が多くきているが、本国ではとても貰えないような給料をもらっており、二重構造的な制度となればありがたい。
    障害者雇用については、地域が福祉ショップを運営するようなことができれば雇用の拡大につながっていくのではないか。
  • 個人的には緊急雇用対策基金がなくなることは良いと思う。基金がなくなることで、危機意識が生まれ、本質的な議論ができるのではないか。国に臨時的な予算を要求するのではなく、京都府自身で持続可能な事業を続けていく方が、着実に成果が挙げられるのではないか。就職先の開拓やマッチングをできる人材を育成していくことが長期的視野では必要である。
    大学生のキャリア教育やポスドクの就職支援は、文部科学省が実施すべきであり、これに予算をかけるべきではない。企業が支援したいというのであれば、マッチング等を支援することは否定しないが、これに大きな予算をつける必要はない。
    現在は、ハローワークとジョブパークが一体となり進めているが、将来のビジョンが見えない。
  • 「量から質」への転換を図ることとしているが、この「質」というのは、単に非正規から正規にするだけを想定しているのか、それとも労働環境まで踏み込んでいるのか。
    →正規雇用というのも一つであるが、ワークライフバランスや生活していけないような低賃金の改善といった内容も含めた概念である。
  • 学校における就労知識の育成については、様々な資料が作成されているので、連携しながら実施していけばよいのではないか。
  • キャリア教育については表面的な意識教育を行っているだけの印象があり、不信感がある。企業としては学校で確実に勉強し、最低限の知識・マナーを身につけさせる方が大切である。
    ポスドクについては、非正規が多すぎる状況にあり、教育投資をした人達が海外に流れていっている状況は、とてももったいない。企業としても採用する意欲は強い。
    ジョブパークについては、就職したい人が駆け込めば、就職先を紹介してもらえる最後の受け皿という位置付けを目指してもよいのではないか。
  • ポスドクで研修されている方の給与水準は非常に高く、中小企業が補助金をもらいながら、採用したとしても基本的に給料が高くなってしまう。また、ポスドクでどういう人がいるか開示してもらいたい。
  • 雇用政策と産業政策を京都府の施策の中で整理し、経済成長・産業振興がまずあって、雇用ができる体制を整えながら、いろいろな制度が合わさっていく方向が望ましい。
  • 企業側からすると、一番大切なのは産業の振興であり、雇用は自然とついてくるものと考える。
    また、企業にとっては、離職の防止も大きな課題となっている。雇用創出という攻めの部分ではなく、離職防止という守りの部分も必要である。何故離職が増えているのかという点については、原因の分析すら行われていない。原因分析をして離職防止の対策を立てていくという点についても検討いただきたい。
    正規雇用の3万人の根拠は何か。
    →24年度は正規雇用の実績は6,200余りを把握しており、それを4倍すると約25,000となるが、人づくりやマッチング等の取組を拡充することによって3万人の正規雇用創出の目標を掲げたものである。
  • 他者理解や人間理解を進めないと若者が育たず、難しい社会になっていく。生活保護受給者が戦後最大にまで増加している原因としては、一つは教育の問題がある。北部では地元を離れる人が多いが、地元の振興をしようと強く思う人が少ないことも教育の問題であると思う。また、自分の思いを言葉で表現できない若者が増えてきており、もっと国語教育が必要である。自分の思い・感じたことをしっかりと言葉にできるよう育てることによって、障害を持った人との共生、相互理解が進むものと考える。
  • 「人づくり」というのはどのような人をつくろうとしているのかというイメージが不足しているのではないか。
  • 雇用のポータルサイトとして「きょうとジョブナビ」と記載されているがこれはどのようなものか。
    →現在、京都ジョブパークには「きょうと就職支援net」、京都市には「京のまち企業訪問」というサイトがある。「きょうと就職支援net」には約500社、「京のまち企業訪問」には約2,300社が掲載されている。
    それぞれ別のサイトになっているので、現在、情報項目を統一し、今年度中には一つのサイトに統合し、そこにアクセスすれば京都の企業情報がわかるようにするよう取組を進めている。
  • 現在の雇用ポータルサイトにはどの程度の訪問数があるか。
    →京都市の「京のまち企業訪問」には1日当たりトップページのヒット数は約1万件、個別の企業ページのヒット数は約7千件程度である。人数ベースでは手元にデータはないが、1,500人~2,000人程度であったと思う。
  • 「京のまち企業訪問」の方は認知度は高いのか。
    →認知度はかなり高いと思う。検索サイトで「”京都””企業”」と検索をかけるとトップに表示されており、認知度はかなり高くなってきていると思う。
    大学のキャリアセンターから府と市と両方サイトがあるが、どちらを見ればよいかわからないという意見が多数あった。大学のキャリアセンターは従業員300人以下の中小企業の情報はほとんど持っておらず、そういったところにも役に立ってもらえるようなサイトを構築したい。
    求職者に対するセミナー情報や企業に対する就職説明会などの人財確保の情報も一つのサイトに入れるようにしたい。
  • この将来4年間、不確定の中で、さまざまに変動していくであろう状況を固定的な計画で考えるのではなく、フレキシブルな考え方で対応していただきたい。
    →現行の計画も2年経過時点で後期の進め方について見直しを行った。委員から御意見のあったようにフレキシブルな対応を考えていきたい。

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商工労働観光部労働政策室

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