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汚水管に雨水が流れ込まないようにしましょう!

◆はじめに

 京都府内の下水道は、京都市・福知山市の一部地域を除き、家庭などからの汚水と雨水を別々に流す「分流式下水道」です。
 しかし、雨天時には処理場に流入する汚水量が増加しており、汚水処理に支障をきたしています。
 その原因のひとつに、家の屋根や庭に降った雨水が誤って「汚水管」に接続されている『誤接続』があります。
 次の図を参考に、皆さんのご家庭の下水設備(排水設備)の確認をぜひお願いします。

◆正しい下水道への接続・間違った下水道への接続

※一般家庭を例としています。

 
----正しい下水道への接続----  
tadasiisetuzoku  
----間違った下水道への接続----  
matigattasetuzoku  
①雨どいを汚水管につなげて雨水を流してはいけません。
②屋根のない「屋外の流し」など、汚水管につながる場所に雨水を流してはいけません。
  (雨が入らないよう対策してください)
③雨水を汚水管に流すと、道路のマンホールから汚水が溢れるなど、重大な事故につながる危険性があります。
 

 ◆雨水を汚水管に流すと・・・

道路上のマンホールや宅地内で処理しきれなくなり、家庭からの汚水が流れなくなることがあります。
道路のマンホールから汚水が溢れるなど、重大な事故につながる危険性があります。
汚水をきれいな水へ処理する下水処理場で処理しきれなくなります。

 
下水処理場で処理する費用は、皆さんの下水道使用料が使われているため、処理する必要のない雨水が流入することで、下水道使用料の負担増につながります。

 
 
流域下水道事務所では、下水流入量に応じて市町村から負担金を頂き、流域下水道の維持管理を行っています。流入量が増えると、市町村の負担金増につながり、ひいては府民の皆さんの下水道使用料の負担増につながります。

  ◆実際、雨の日には浄化センターへの下水流入量が増える・・・

日(天気)

雨量

流入下水量

平成28年4月6日(晴) 0mm/日 141.751㎥/日
平成28年4月7日(雨) 98.5mm/日 257.072㎥/日
平成28年4月8日(晴) 0mm/日 173.155㎥/日

「桂川右岸流域下水道 洛西浄化センター」での例であり、雨量と下水流入量が必ず比例関係にあることを示すデータではありません。

◆誤接続を発見したらどうしたらいいの?

 宅内配管の改修工事や、マスなどの取り替えにかかる費用は自己負担になりますが、早急に改修工事をお願いします。改修工事については、お住まいの市町の指定工事店に依頼してください。
 ご家庭の排水設備で分からないことがありましたら、市町の下水道所管部署にお問い合わせください。

◆その他(公共下水道と排水設備の維持管理の責任の境界について)

 下水道管には、下水管を点検したり清掃ができるように、管渠のほかに公共汚水マス、取付け管、マンホールなどが設けられており、これらを総称して「公共下水道」といい、市町村が管理しています。
 これとは別に、住宅などの生活排水を公共下水道へ流すための排水管・中間マス・防臭マスなど、使用者(建築物・土地所有者など)が敷地内に設ける「排水設備」があります。
 公共汚水マスを管理責任の境界として市町村と使用者それぞれが管理します(上記「正しい下水道への接続・間違った下水道への接続」の図とおり)。従って、公共汚水マスより宅地側の排水設備は、使用者の財産ですから維持管理は使用者が行うこととなります。
※管理責任の境界が公共汚水マスでない場合があります。ご不明な場合は市町の下水道管理部署へお問い合わせください。

◆汚水管に雨水を流してはいけない根拠

下水道法施行令(排水設備の設置及び構造の技術上の基準) 第8条第4項
 分流式の公共下水道に下水を流入させるために設ける排水設備は、汚水と雨水とを分離して排除する構造とすること。

 

お問い合わせ

建設交通部流域下水道事務所

長岡京市勝竜寺樋ノ口1 

ファックス:075-955-2224

ryuiki-soumu@pref.kyoto.lg.jp