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アトモフ株式会社(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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世界の風景動画を自宅で眺められるデジタル窓「アトモフウィンドウ」

(掲載日:平成29年3月10日 ものづくり振興課)

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アトモフ株式会社(外部リンク)(中京区)の姜社長にお話をおうかがいしました。                     【Atmoph Window】           
                                                                                                                                                                   

2014年創業-元任天堂社員によるベンチャー

-企業の概要について教えてください。

姜) 当社は、京都市北区において、平成26年(2014年)8月に創業しました。   
 それまでは、任天堂でネットワークサービスやユーザーインターフェイスなどのシステム開発を行っておりました。
 その時の同僚で現在の共同創設者である中野恭平に、「アトモフウィンドウ」の試作品を見せたところ意気投合し、共同で事業を展開しております。その後社屋を中京区に移転し、7名の社員で「アトモフウィンドウ」の開発をおこなっています。

-その「アトモフ ウィンドウ」とはどのような製品ですか?

姜) コンピュータを内蔵した「窓型」のディスプレイで、世界の風景映像が流れることによって、部屋にいながらまるでそこにいる臨場感を演出するプロダクトです。映像は全て独自に4K撮影した動画とサウンドで、クラウド経由でストリーミングされ、1日の時刻や環境に応じて風景も変化していきます。操作は近接センサーやスマートフォン、Apple Watchから可能で、時計や天気、カレンダーなどと同期することで、日常を少し便利にしてくれます。予め備わった映像以外に、「風景ストア」で提供する世界各地で撮影した500以上のコンテンツから映像も簡単にダウンロード(購入)できます。テレビやスマホのような情報の主張はせず、生活に寄り添い潤いや広がりをもたらすプロダクトです。

-製品のデザインなどおしゃれですね。どのような工夫をされましたか?

姜)どんな部屋にもしっくりと馴染むように、ディスプレイのフレームは、木目調やモノトーンでシンプルに仕上げました。さらに、窓枠らしく奥行きを醸し出すよう、検討を重ね、厚みは55mmに。そして壁に傷をつけるのを嫌う日本の住宅環境でも壁掛けで使えるように、細い釘や石膏ボードのピンでも支えられる4.9kgまで重量を抑えました。


 

 

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                                                      youtube 【アトモフ ウィンドウプロモーションビデオ】(外部リンク)

アメリカ留学での体験が開発の源

-なぜこのような製品を開発しようと思われたのですか?

姜) 10年以上前、アメリカへ留学していた時に住んでいたアパートの部屋で閉塞感を感じておりました。その原因は、窓からはいつも隣のビルしか見えないからだと気づきました。その時に窓から広がる自然が見えたらいいなという想いがありました。
 それから時が過ぎ、デジタルディスプレイや4K技術が普及し、価格が落ち着いたので、「デジタル窓」の実現に可能な環境が整ったと考え、自宅で窓枠になる木をのこぎりで切ることから試作品づくりをはじめました。

自然な「窓」と壮大な景色をあなたの部屋に

 -製品づくりにあたりどのようなことを心掛けておられていますか?

姜)デジタル窓であるため、壁と密着し、木枠と接するディスプレイの奥行きの採寸から高画質の映像まで細部にわたる行程でいかに窓として感じ、開放感の得られる空間をつくれるかを設計や試作の時に何度も検証しました。例えば、普通のテレビやディスプレイは、背面側が膨らんでおり、そこに冷却ファンなどの冷却装置が入ってますが、アトモフウィンドウは、壁と密着することが前提のため、いかに温度を逃がし、窓と感じられるものにするために注力しました。製品としての安全性はもちろんのこと、世界中の多様な方に受け入れられるようデザインは「シンプル」「クール」をコンセプトのひとつとしております。また任天堂時代の経験値として、世界中のさまざまな子どもから高齢者までがスムーズに使える操作性を大切にしています。
 提供する映像については、自社のビデオエディターやプロカメラマンが世界各国の素晴らしい景色を4Kカメラと高性能マイクで撮影に回り、風景映像とサウンドを独自に制作しています。コンテンツの制作についても、社内で徹底的に議論を行っており、空間演出のクオリティを追求しております。

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 -類似製品や後発企業との差別化をどのようにお考えですか。

姜) 壁掛けディスプレイに風景やアートを映すという類似製品はすでにあります。ただ、これらは額縁の置き換えで、アトモフウィンドウのように「窓」というコンセプトのものはない。4K映像の実物を見ていただかないと伝わりにくいですが、実物を見ていただくとみなさまに「窓」を実感していただけます。 また、製品の製造のコストやデザイン面でのでは差別化は難しいですが、製造については、生産性を高め、コストダウンを図り、よりデバイスを普及させていかなければと思っています。 今後いま世界で起きていることを、リアルタイムに体感できるライブストリーミング機能や自分で撮影した動画をブラウザからアップロードするだけで、思い出の故郷の景色や旅先での素晴らしい景色を部屋に持ってくることができる機能も標準装備し、独自性を創っていきたいです。

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クラウドファンディングで躍進

-資金調達手法で話題になった件をお教えください。

 姜)当社では、過去にアメリカのクラウドファンディングサービスのKickstarterで目標額10万ドルに対し、16万ドル(約2,000万円)、日本のクラウドファンディングサービスであるMakuakeでは、100万円の目標額に対し、約670万円の応募をいただき、国内外からの評価で「このような商品が欲しかった」との潜在ニーズの高さを実感することができたとともに、商品へのアドバイスをいただける応援顧客のみなさまと出会うことができました。意外だったのは、景色の素晴らしいハワイに住んでおられているから都会の風景が見たいと注文があったことです。クラウドファンディングのおかげでさらなる開発や製品の量産などを行うことができています。                                             

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「デジタル窓」という新しい生活習慣を創造したい。

-今後の展開について、教えてください。

姜)  現在は、受注した商品を納品すべく、協力工場に量産をお願いしています。海外や企業様からは、現在の27インチサイズよりも大型サイズの生産の御要望をいただいており、大型サイズの製品の開発を予定しています。ホテルや不動産業や大手百貨店とのお取引いただいておりますが、さらにアトモフウィンドウの認知度を上げるためプロモーションや住宅・ホテル・飲食業との提携を通じて製品の魅力を発信していければと考えています。

また、それぞれの風景にはご当地の歴史や観光情報が見られるようになっており、美しい風景を目的に旅行される方をターゲットにした観光業との提携により京都府の自然や寺院の映像を世界に発信し、観光客の増加にもつなげていきたいと考えております。

 これまでになかった「デジタル窓」の市場規模を拡大し、近い未来には、アトモフウィンドウが自宅や職場などに当たり前にある、過去を振り返った時に未来を先取りしていたものと言えるものを制作していきたいと思っています。

京都品質の他分野進出も進める、同社の将来性に注目です! 

menber  office1                     【アトモフ株式会社の社員のみなさま】                            

・中央の男性が姜社長、右から2番目の男性が共同創設者の中野恭平さん

a(外部リンク)

      アトモフ株式会社ホームページ(外部リンク)

 

 

           

                                                                                                                                                                            

 

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

電話番号:075-414-5106

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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