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株式会社長濱製作所 (京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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経済産業省「攻めのIT経営中小企業百選」に選定!

(掲載日:平成29年6月8日、ものづくり振興課)

2017年5月31日(水)開催の「攻めのIT経営中小企業百選(外部リンク)」選定企業発表会にて、選定されました!

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(2列目、左から3番目の方が、立入社長)

長濱生産革命

(掲載日:平成29年1月16日、ものづくり振興課)

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 平成28年度経営革新企業・株式会社長濱製作所(京都市南区)の立入代表取締役社長様にお話をおうかがいしました。

材料手配から検査までの一貫対応、そして単品試作から量産までの一貫生産へ

-まず、事業の概要から教えてください。

立入) 30名を超える社員で、アルミを中心に、ステンレス、鉄、銅合金、ニッケルなどの切削加工を行っています。350mm×800mmなどの大きめの加工もしていますが、メインは手のひらサイズのもので、半導体製造装置、分析機器、医療用検査機器、食品・薬品等包装機器、計量器機装置の部品など多岐にわたります。周辺の協力工場とともに、素材の手配から、熱処理・表面処理、組立まで一貫対応を行っていますし、三次元測定器機及び新導入した微細加工向画像寸法測定器もあり検査帳票添付で出荷できますので、お取引様の手間の削減も貢献しています。

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-やはり試作も含め単品多品種の依頼が多いのですか?

立入) そうです。もともと試作を含め単品多品種が多かったのですが、近年は量産試作のご依頼にも対応してきましたし、おかげさまで売上も伸びています。更に最近では、開発から量産試作、そして量産までの一貫生産をお求めになる傾向が強まってきており、現在、量産への対応に向けて準備を進めているところです。

「3泊4日」の超ウルトラ短納期

-御社にお声がかかる最大の理由は何でしょうか?

立入) まずは、今申しましたように1個単品から対応するという「小ロット」ですね。そして、幾何公差、寸法公差1/100以内という「高精度」ですね。そして何より「スピード」です。10個までの加工であれば4日で出荷できる「3泊4日」の超ウルトラ短納期を実現しています。

-すごいですね。やはり短納期というのはお客様にとっても魅力なのですね。

立入) その傾向がますます強まっていると思います。様々な要因がありますが、CADの普及により設計がかなり複雑化しており、設計図面が出てくるのがギリギリというケースが増えています。しかも、情報管理の徹底でそのCADデータはなかなかいただけませんから、複雑な設計を受注側が改めて一からCADで設計することが必要で、それに時間を要します。しかもお客様はますます精度に厳しくなっていらっしゃいます。

-超ウルトラ短納期が実現できるのは何故ですか?

立入) 1つは、当社は京都市南区という街中に立地しており、材料調達も含め協力工場が南区、伏見区といった近隣に多数点在しており、協力工場への輸送時間も短くて済みます。

-やはり、クラスターって大事なのですね。

立入) そうですね。そして、最大の要因は、当社が「着手日管理方式」を実現しているからです。

着手日管理方式

-「着手日管理方式」とは何ですか?

立入) 弊社ではお客様納期の4日前に着手し、着手から4日後には必ず完成して、納期を確実に守るシステムです。3泊4日のリードタイムがしっかり守られているので納期遅れが発生しません。1日目は形状の加工、2日目は仕上げの加工、3日目は検査、4日目は完成です。納期は最短で3泊4日ですし、機械が空いている時は前倒しで着手し、その場合も3泊4日で加工し納期日まで保管しておきます。一方、一般に行われている納期日を基準にした生産計画では、例えば納期日の4日前に着手しても、別の予定外の受注案件がなだれ込んでくると、オーバーフローして、元の納期が守れなくなるわけです。しかし、当社の「着手日管理方式」ならそういうことが起こりません。負荷管理を徹底しておりますので、お客様からの納期回答も即答ができます。

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-具体的にどうしてらっしゃるのですか?

立入) 3泊4日のうち、完成・納品の4日目を除くと実質3日ですので、当社では、着手日を3色で色分けしています。最初の材料仕分において、例えば「青色」の通い箱に入れます(金属の種類の違いは、通い箱のカンバンの色で区分します。)。続く外形加工、汎用加工・MC加工など「形状工程」(1日目)の作業者は、この「青色」の通い箱がこの日の作業対象であって、その日中に終えねばならない「1日やりきり量」であることを一目瞭然で認識できます。

-なるほど。

立入) 次の日は、材料仕分で「緑色」の通い箱に入れます。その時、「仕上工程(2日目)」の作業者は、前日の工程から送られてきた「青色」の通い箱に取りかかり、それをその日中にやり切ります。その次の日は、材料仕分で「橙色」の通い箱に入れます。その時、「検査工程(3日目)」の作業者は「青色」の通い箱に取りかかって、それをその日中にやり切ります。ハード面で色別管理を実践し、徹底した『見える化』を計っています。

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-しかし、作業者によってどうしても早い、遅いも出てきますよね?それに、受注が集中したりするとどうするのですか?

立入) ITシステムで、作業者一人ひとりのその日の作業対象が全員で共有できるようになっています。バーコード管理されており、各作業が終わるたびに消し込みをしますので、作業の遅れも全員で共有できます。それを見て、遅れている者を皆で助けるのです。また、営業担当者もリアルタイムで共有していますので、工程の負荷の状況に配慮しながら受注することも可能なのです。こうして、3泊4日でやり切るわけです。ちなみに、マシニングセンタや汎用フライス盤を、1台敢えて空けており、それ以上の特急にも対応できます。

徹底した5S5T活動

-素晴らしい。

立入) 「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5S、「定位置・定量・定方向・表示・標識」の5Tによる社内改善を進めています。工具の一括管理はもちろん、文具類も1カ所の棚に集約し、種類ごとに単価を表示し無駄遣いを無くす意識を高めています。最後の一つになったら、発注カードを事務所に持参して補充します。

-値段が1円単位で書いてあり、おもしろいですね。

立入) 清掃も毎朝全員で行います。社員1人ずつ自分の名前が書いたMy洗剤スプレーとMy雑巾も持っているのですよ。

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最後は「人」

-ユニークですね。さて、創業は1948年でらっしゃいますね。

立入) 先代の義父が創業した当時はプレス加工をしていました。しかし、「お前は新しい道を切り拓け」と言われ、今の切削加工業に転進しました。京都の中心部で営んでいますので、フォークリフトを使ってなどということもできませんから、ますます小さなもの、精密なものへという方向ですね。トラックで運ぶのではなく、いつかは乗用車に乗ってアタッシュケースで納品する- なんてことが理想ですね(笑)。

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-今後の展望はいかがでしょうか。

立入) 受注の増加等に対応して設備も増やしてきましたし、量産化に向けた新たな体制づくりにも着手していますが、やはり一番重要なのは「人」です。良い人材に入ってもらうとともに、入った後の教育も重要です。これまで、大学、府立高校、市立高校のインターンシップも毎年受け入れています。そうした若い人材も、あるいは65歳以上のOB人材も、パート、アルバイトも問わず、興味のある方にぜひお声かけいただきたいですね。そして、いつか「2泊3日」の「超・超ウルトラ短納期」も実現したいですね。

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とても楽しみですね!

 

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

電話番号:075-414-5103

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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