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株式会社Rubans(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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京都品質

産後コンシェルジュサービス「37de35」

(令和3年1月4日、ものづくり振興課 足利、浦出) 

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 株式会社Rubans(令和3年1月15日設立予定)の山﨑医師にお話をおうかがいしました。

深刻さを増す「産後うつ」

--このたびは、「京のヘルスケアインキュベーションプログラム」にご参加いただき、ありがとうございました。

山﨑)私と作業療法士の後藤さん、助産師の岩見さんの3人のチームで参加させていただきました。

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--ビジネスプランについてご紹介いただけますか。

山﨑)はい。まず、産前産後のママと、ママにサービスやケアできる人材(医師、助産師、理学療法士、鍼灸師、栄養士などの医療職やドゥーラ、ヨガやピラティス、バランスボールのインストラクター、子育て支援サロン、託児や家事サポートなどの非医療職)を繋げるWebサービスを計画しました。出産後1年未満の産後うつの可能性があるママの割合について、2015年には10%であったのが2020年ではコロナの影響もあり24%にまで増えているという調査結果があります。

--えっ?!そんなに高まっているのですか。

山﨑)はい。また、産後1年までになくなった妊産婦の死因で最も大きいのは自殺なんです。

--深刻な事態なのですね。

山﨑)産後うつの可能性があるママの3分の2が、その認識をお持ちではなく、どこに相談すればいいのかもわからない、調べる時間もない、結局一人で悩むか、SNSやスマホに聞くだけで悩みが解決しないというのが課題なのです。

妊婦さんや産後ママと産前産後ケア提供者のマッチングサイト

--悩みを相談する場ですか。

山﨑)はい。医師、助産師、理学療法士などの医療職だけではなく、自身の妊娠出産の経験からママのサポートをしている非医療職のかたも含めて、妊婦さんや産後ママへのサービスやケアに貢献したいという方は多いのです。しかし、ママたちとの接点をどう確保するかが課題なのです。ママとケア提供者がつながることで、ママがいつでもどこにいても悩みや不安を相談できる場所ができます。産前産後の情報も医療職である私達がよりすぐったものを厳選してママに提供します。私達のサービスがママが孤育てにならず子育てを楽しめるきっかけになると考えております。

--なるほど。そこで、ですね。

山﨑)はい。妊婦さんや産後ママと産前産後ケアを提供したい方とのマッチングサイトの構築、運営を目指しています。近いうちに新しく会社を設立する予定です。

--しかし、そうしたサイトは既にあるのではないですか?

山﨑)たしかに、地方自治体等が運営しているものなどはありますが、自治体が助成をしているサービスしか掲載されていません。ママがなかなか必要な情報に辿り着けないというのも実態です。また助産師とママをつなげるような単職種のケア提供者とのマッチングは他にもあるのですが、ママを支えるには妊娠・お産のこと、栄養のこと、骨盤のこと、ココロのこと様々な職種のサポートが必要です。多職種によるサポート、チームによるママの支援。これが私達の強みだと考えております。

「ひとりでがんばる」から「いつもみんなで」へ-- Rubans For Professional(外部リンク)

--なるほど。たしかに、各地でこうした産前産後ケア問題に、民間の皆さんがきめ細かくサポートしようという動きを見聞きするようになってきました。

山﨑)良い動きだと思います。そんな中で、私たちは、医師、看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士など、それぞれの分野の専門家ネットワークを組もうとしています。先般、産前産後ケア提供者どうしのオンラインコミュニティを設けたところ、既に500人以上が参加しています。

--おお、それはすごい!

山﨑)私たちは、ケア提供者がひとりでがんばって、ママのケア・サポートをするのが当たり前になっています。しかし、様々な専門家の力を結集して、みんなの力で見守りたいのです。そこで、まずは、それぞれの専門家のサービスをママに届けるためのネットワークづくりのため「Rubans For Professional(外部リンク)」を立ち上げているところです

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--なるほど!

山﨑)また、妊娠中から産後1年だけ、ということではなく、ずっと伴奏して支援したいのです。今の医療の仕組みでは、私たちは、基本的には、病院に来られた際にだけしか患者さんに相対できません。短い健診のあいだだけでは十分にママをサポートし、不安に寄り添うことが難しいです。だからこそ、日頃からもっとママに専門家が寄り添う仕組みに変えていきたいと思っております。

--いいですね!

山﨑)大変重要なテーマであり、続けていかなければ意味がありませんから、マネタイズできて持続する仕組みとして構築していくつもりです。

「見守り」

--そのために、「京のヘルスケアインキュベーションプログラム」にご参加いただいたのですね。

山﨑)はい。メンバーの一人が、インターネットで見つけてきました。締め切りの数日前だったので、大急ぎで応募しましたね(笑)

--いかがでしたか?

山﨑)医療しか知らずビジネスというものに無知な私たちにとって、ビジネスの考え方を学ぶ絶好の機会でした。また、私たちが当たり前と思っていることを、どう伝えるか、大変勉強になりました。

--既存の事業者の「当たり前」を見直し、表現し直し、経営戦略を組み立てなおすツールとして「知恵の経営」というものがありますが、起業前の皆さんにおいても同じことなのだろうと思います。ところで、先生はどうしてこのビジネスを手掛けられようと考えられたのですか?

山﨑)私は、産婦人科の麻酔科医です。実は、産婦人科のクリニックで専門の麻酔科医がいるところは珍しいのです。

--そうなんですね。

山﨑)はい。麻酔の開始から、手術の間、ずっと見守っています。ママさんの血圧の変化などをみながら、麻酔をコントロールしながら最も適切な状態に管理しているのです。

--そうなんですか?!手術前に麻酔の注射をされたら、ミッション完了なのかと思ってました。大変なんですね。

山﨑)実はそうなのですよ(笑)。もともとこども病院で麻酔をしていたのですが、自分自身が4人の子どものお産を経験して、医者としてもお産に興味を持ったんです。

--そうした見守りから、ということでらっしゃいましたか。

山﨑)冒頭に申しましたとおり、産後うつが増えていますが、本来は、お産は楽しいものであるはずです。みんなで産後ケアをして、みんなで見守っていければと思っています。そういうことから「37(みんな)de(で)35(さんご)」と名付けています。

 

 

ぜひこの取り組みを一緒に広げてまいりましょう!

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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