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我が国社会経済の東京一極集中の打破、今後想定される南海トラフ地震・首都直下型地震等に備えるためのリダンダンシー確保など我が国が抱える課題に対応し、将来にわたって活力ある日本の国土を作るためには、太平洋側に加え、日本海側を含め複数の国土軸を形成し、相互に連携する構造を構築することが重要である。特に日本海側は、太平洋側の被災時の代替性確保上重要である上、大陸諸国との対岸交流の窓口としてのゲートウェイ機能、海洋エネルギー資源の存在など、そのポテンシャルは高い。
この点、京都府は、関西圏で唯一の日本海側拠点港である京都舞鶴港を有するとともに、平成26年度中の京都縦貫自動車道や舞鶴若狭自動車道の全線完成により、関西圏のみならず中京圏とも高速道路で直結される。加えて、新名神高速道路等の整備が進展すれば、まさに日本海側と太平洋側、関西圏と中京圏を結ぶ一大結節点となる。このように、京都の物流・エネルギーのハブとしてのポテンシャルは高まっており、我が国の強靭な国土構造の構築に大きく貢献し得る地域である。
ついては、以下の措置を講じていただきたい。
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