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平成22年度第1回京都府男女共同参画審議会の開催結果概要

1 開催日時

平成22年9月8日(水曜日) 午前10時から12時15分まで

2 場所

京都府庁福利厚生センター 第4会議室(京都市上京区)

3 出席者

【委員】
  秋田裕子委員、伊藤公雄委員、伊庭節子委員、上杉孝實委員、上田達子委員、梶田叡一委員、佐野恭子委員、高橋秀寿委員、向井仲和美委員、横山美夏委員、冷泉貴実子委員(計11名)

【事務局】
  京都府
  金谷府民生活部長、長濵男女共同参画監、大谷男女共同参画課長、足立男女共同参画課参事、浜野男女共同参画センター館長、男女共同参画課職員、広域振興局職員

4 議題

(1)あいさつ
(2)委員等紹介
(3)審議会の役割について
(4)会長等選出
(5)議題
 ア 新京都府男女共同参画計画に係る審議会答申案について
 イ その他

5 審議内容(結果及び主な意見)

(1)あいさつ

  金谷府民生活部長が挨拶。男女共同参画社会の実現にはまだ多くの課題が残されている。今年度は、DVや児童虐待等の家庭問題に総合的に対応する家庭支援総合センターや、オール京都体制で子育てと就業を一体的にワンストップで支援する「マザーズジョブカフェ」を開所するなど新たな取組をスタートさせたところ。さらに少子・高齢化の進展や厳しい経済・雇用情勢の中、貧困等による生活困難者対策、仕事と介護との両立や地域力再生など、新たな課題への対策も必要。

(4)会長等選出

 委員の互選により上杉孝實委員が会長に選出された。上杉会長が会長代理に横山美夏委員を指名した。

(5)議題

ア 新京都府男女共同参画計画に係る審議会答申案について
   これまでに新計画検討部会が検討してきた答申案について説明。

<委員意見>
 【女性の参画拡大】
 

  • 「趣旨」に、日本は先進国と比べて女性の参画が進んでいないとあるが、GGGIをみると発展途上国を含めても女性の参画が進んでいない。
  • 小中高校の校長の女性比率を高めることが重要。生徒にとって、女性校長は活躍する女性のよいモデルになる。
  • 研究者の女性比率の向上は、文化系も含む研究者全体が対象だが、進学する女子学生が少なく、就業継続がより難しい理工系の研究者について重点的に記述している。
  • 医師や研究者だけでなく、弁護士や公認会計士等の女性比率の向上も重要。

 

 【男女共同参画についての理解促進、教育等】 

  • 男子の学力と社会参加指向が女子より低下しており、男子に対する啓発や教育が重要。
  • 男性が家庭で能力を発揮してもよく、「男性は外で働くべきだ」という偏ったイメージを与えないようにする必要がある。
  • 男女共同参画に関する情報発信についてのメディアへの働きかけの部分で、規制をするわけではないため、「報道・表現の自由に配慮したうえでの」という文言は不要ではないか。

 

 【ワーク・ライフ・バランス】

  • 企業にとって、業務の効率化による経費削減は、目標だが実現できていない。
  • 育休を取得する男性が増えている企業でも、それぞれの取得期間は短い。ほとんどの企業で、男性の長期間の育休取得は困難な状況。
  • 働きすぎて心身の健康を損なってはいけないが、残業をせざるを得ないのが日本の労働実態でもある。
  • たいへん厳しい状況にある中小企業で、どのようにワーク・ライフ・バランスを進めるかが課題。
  • 大企業が下請け企業に対して期限を縛ることが、中小企業でワーク・ライフ・バランスが難しい一因。大企業と中小企業の関係の調整も必要。
  • 三交代制など、総労働時間は基準の範囲内でも、時間帯のバランスが悪い働き方もあることを考慮するべき。
  • 企業等で、出産や育児に配慮せず転勤を命じていることが少子化の一因。

 

 【子育て支援・家庭等】 

  • 家庭での子育てを正当に評価する必要がある。ただし、家庭での子育てだけが重要だと受け取られないようにする必要がある。
  • 子育て支援施策には、府内でも地域間の差が大きい。行政は利用者の目線でニーズを把握し、利用のしやすさ等をもっと考えるべき。
  • 家族の多様性を認めたうえで、男女共同参画の視点での家族や地域の再生が必要。

 

 【女性に対する暴力、多様な立場の人々への配慮等】

  • 男性から女性へのDVもあり、男性被害者の相談先も必要。
  • 性犯罪に加えて、人身取引についても書き入れておくべき。
  • 性同一性障害について書くのなら、同性愛等の性的指向の違いについても書くべき。

 

 【推進体制等】

  • 計画の中身は市町村施策に関わる部分も多く、府が市町村の取組促進を図ることが必要。
  • 府民向けに、計画の概要をわかりやすくまとめたものが必要。

 

 <答申案の承認>
   委員意見に伴う文言の修正等については会長一任とし、事務局で調整すること、修正を委員確認の後、審議会として知事に答申することで承認した。
 

イ その他
   公募委員募集のお知らせ

6 問合わせ先

府民生活部男女共同参画課 企画・推進担当

電話075(414)4292

お問い合わせ

文化生活部男女共同参画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4293

danjokyodo@pref.kyoto.lg.jp