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京都府環境審議会環境管理部会の開催結果(令和3年2月16日(火曜日))

1日時

令和3年2月16日(火曜日)

2開催形式

ZoomによるWeb会議

(新型コロナウイルス感染防止策として、Web会議で開催しました。)

3出席者

【京都府環境審議会環境管理部会】
山田部会長、伊庭委員、上田委員、黒坂委員、清水委員、中村委員、中室委員、成瀬委員、西脇委員、橋本委員、渡邉委員(50音順)

【事務局】
府民環境部技監、環境管理課長ほか

【傍聴】
なし

4議事

(1)審議事項

令和3年度公共用水域及び地下水の水質測定計画(案)について

資料3-1により事務局から説明した。

<質疑等>

  • PFOS及びPFOAの指針値はどのようにして定められているか。また、指針値がPFOSとPFOAの合計となっているのはなぜか。
    (事務局)指針値については、環境省が海外での水道等の基準をもとに、最も厳しい値を設定している。PFOSとPFOAは水環境中で異なる挙動を示さないため、合計値として指針値を設定された。
  • PFOS及びPFOAの分析は非常に微量の分析になるため、測定の際は注意していただきたい。(意見)
  • PFOS及びPFOAは、令和3年度は河川のみの測定ということだが、令和4年度以降は地下水も測定するのか。
    (事務局)地下水の測定項目は環境基準項目のみとしているため、令和3年度について測定予定はない。令和4年度以降は未定。
  • PFOS及びPFOAの結果が高かった場合は、どう対応するのか。またこれらの使用状況は把握しているか。
    (事務局)原因調査を実施することとなる。PRTR届出で確認する限り、PFOS及びPFOAを大量に使用している事業所は府内にない。
  • 瀬戸内海の一部地域において水質が良くなりすぎているという問題も生じているが、京都府としてはどう対応するか。
    (事務局)瀬戸内海(大阪湾)では特にそのような状況になく、令和3年度においても、従来と同様と思われる。

(2)報告事項

令和元年度環境常時監視測定結果等について

資料4により事務局から説明した。

<質疑等>

  • PM2.5については環境基準を達成しているが、減少傾向ということか。
    (事務局)PM2.5は近年減少、あるいは横ばい傾向である。以前と比べると、高濃度事象は減少している。
  • 令和2年度ではCOVID-19の影響で経済活動が縮小し、海外では大気汚染が改善したとの報告があるが、京都府ではどうか。
    (事務局)令和2年度の春の結果において特に濃度が大きく下がったという傾向はない。
  • 経済回復により大気汚染物質濃度が再び上昇するという報告もあるため、状況を注視されたい。(意見)
  • 農薬に関しては健康被害や生態系への被害が懸念されるが、ゴルフ場の農薬が指針値を上回った件についてはどうか。
    (事務局)近年では基準超過は確認されていない。また、水産指針値をわずかに超過したものであり、人体の影響に関する指針値は大きく下回っているため、直ちに環境影響があるとは考えていない。
  • 閉鎖性水域におけるCODの値が高いということだが、近年は減少傾向にあるのか。
    (事務局)CODはほぼ横ばいの状況が続いている。
  • 阿蘇海に関して、15年前と比べて下水道が普及している。しかし、流域内の農地や森林など面源からの流入があり、対策は難しい。
    環境省調査研究では、水質改善には阿蘇海や宮津湾の水の入れ替えが必要との結論になったが、天橋立への影響など課題もあり話は進んでいない。
    ただし、近年では学生や地域の方々が水質改善に向けて努力されているので、長期的には水質は改善されると思われる。(意見)

水質総量削減に係る検討状況について

参考資料により事務局から説明した。

<質疑等>

  • 国において、瀬戸内海では栄養塩類を管理する制度が必要だという議論がされている。京都府としては、栄養塩類に関しては大阪湾の状況を見ながら大阪府と対応していくことになるだろう。(意見)

5配付資料

お問い合わせ

総合政策環境部環境管理課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

kankyoka@pref.kyoto.lg.jp