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第1回京都府産業教育審議会農業教育に関する専門部会の議事要旨

1 開催日時

平成24年7月18日(水曜日)  午後3時から5時まで

2 場所

京都平安ホテル3階「羽衣の間」

3 出席者

【委員】
上田 雅弘 委員、卯瀧 俊明 委員、川邉 哲 委員、小西 眞理子 委員、澤田 均 委員、
友松 勝之 委員、牧 克昌 委員、松田 俊彦 委員、松本 雄治 委員

代理出席(括弧内は代理出席者氏名)
今西 仲雄 委員(中村 繁男 京都府農林水産部農政課長)
(2名欠席)

4 議題

(1)開会

(2)あいさつ

(3)部長・副部長の選出

(4)協議事項
    ア 専門部会の運営方法について
    イ 府立高校における農業教育の現状と課題について

5 審議内容(結果及び主な意見)

(1)部長・副部長の選出

   上田委員を部長、川邉委員を副部長に選出

(2)協議事項

   府立高校における農業教育の現状と課題に対する委員の意見の要旨

  • 様々なコンテストや全国大会で結果を残すことによって、それを知った中学生が学校体験に来て、意識も高く、成績もよい生徒が入学するようになった。
  • 大学等と連携した取組を行うと、化学や生物、英語等に関して高い学力が必要となるが、それにより自ら学習する意欲が高まっている。
  • 農業というのは総合的なものであるので、農業を学ぶことによって様々なことを学習するという一つのモデルとなるのではないか。
  • 農業従事者の高齢化等により野菜の生産量が減少している現状から考えると、日本の今後の食糧問題をどうするのかといった大きな観点から、農業の後継者となってそういった問題を何とかして欲しいという思いをもっと生徒に伝えるべきである。
  • 農業高校を卒業して、農業だけに進むのではなく、販売等の職業でも農業高校での学習内容が活かせる部分もあるので、そういったことも含めて農業教育を行ってもよいのではないか。
  • 農業高校に進む生徒でも、中学生の段階では卒業後、農業にかかわっていくのかといった将来が見えていない生徒が非常に多い。
  • 普通科と比較して専門学科の方が中途退学者率が高いのは、目標を持たず入学する生徒が多いことも、その要因ではないか。
  • 中途退学者の問題については、高校入学後も中高が連携してあたるべき課題である。
  • 現在の農業では、コンピュータを使ったデータ収集が必要となっている。
  • 農業の後継者育成や担い手育成といったことを考えると、労働環境や労働条件等の整備が必要であり、そういった意味で親の世代が変わる必要がある。
  • 農業系の学科に入学する生徒には、農業にロマンや魅力を感じて入学する生徒がいる一方で、学力的に普通科への進学が難しいという生徒もいる。
  • 教育の内容が十分中学生や保護者に伝わっていないので、中学生等に説明する機会をもっと設けるべきである。
  • 中学校の特別支援学級に通学する生徒の中にも、定時制の農業科に進学する生徒がおり、そういった生徒は学力面ではなかなか自己肯定感を得ることができないが、農業科ならではの体験的な学習の中で、新たな自分を発見し、力を発揮することで自分に自信が持てるという面もある。
  • ものを作る、身体を動かして作業をするということを含めて、労働をいとわない姿勢をしっかりと作っていくということも農業科では大切にしてきたことである。
  • 全国の農業科では風が吹いていると言われているが、それは交通の便のよい学校についてであり、立地条件によって差がある。
  • 教育の理想像を検討することも必要だが、将来、就職を目指す生徒を育てるのか、国民の大切な食料を生産して所得の得られる専門的な農家を育てるのか、そういった卒業後の出口を想定して農業教育の在り方を考えることも必要である。
  • 生産だけではなく、加工・流通も含めた第6次産業化に対応する教育についても議論が必要である。

次回以降、審議の内容をより深めるため、アドバイザーを招聘

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