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平成25年度第3回京都府公共事業評価に係る第三者委員会の概要について

平成26年3月4日
京都府建設交通部
指導検査課
075-414-5221

平成26年2月5日に開催された平成25年度第3回京都府公共事業評価に係る第三者委員会の概要は以下のとおりでしたのでお知らせします。

日時

平成26年2月5日(水曜日)午前9時30分から11時00分まで

場所

京都平安ホテル「平安の間」

出席予定者

  • 京都府公共事業評価に係る第三者委員会委員
    小林潔司委員長、葛城万寿子委員、深町加津枝委員、水原有香子委員、村上章委員
  • 京都府
    建設交通部部長、技監(土木担当)、理事、担当課長ほか

議事内容

対象事業

一般府道向島宇治線地方道路交付金事業

  • 評価種別:事前評価
  • 事業種別:道路
  • 事業主体:京都府
  • 施工箇所:宇治市

一般府道郷ノ口余部線(宇津根橋)防災・安全交付金事業

  • 評価種別:事前評価
  • 事業種別:道路
  • 事業主体:京都府
  • 施工箇所:亀岡市

主要地方道小倉西舞鶴線地方道路交付金事業

  • 評価種別:事前評価
  • 事業種別:道路
  • 事業主体:京都府
  • 施工箇所:舞鶴市

結果

  • 事前評価に係る京都府の対応方針(新規着手)について、各委員から異議はなかった。

 

傍聴者

1名

(参考)委員会での主な意見

一般府道向島宇治線地方道路交付金事業

(委員)向島宇治線は主要渋滞箇所とのことだが、主要渋滞箇所の選定基準はどのようなものか。
[京都府]まず走行速度が20km未満の箇所を渋滞箇所として選定し、その後、パブリックコメントで府民からの意見を集約して決定することとなっている。現在、追加箇所を含めて154箇所が選定されている。
(委員)渋滞に対する本事業の効果はどのようなものか。
[京都府]渋滞の発生は踏切の影響も大きいと考えており、踏切撤去により渋滞状況が改善されると考えている。
(委員)景観の具体的な検討内容はどのようなものがあるのか。
[京都府]景観に関する規程は宇治市景観計画が定められているため、今後、宇治市と協議をしていきたい。
(委員)本計画は太閤堤、埋蔵文化財の範囲に影響しないのか。
[京都府]堤防を削る計画はないが、文化財保護課と協議を持ち、進めていきたい。
(委員)環境、文化財については、十分に注意をしながら進めていただきたい。
[京都府]了解。
(委員)交通量の変化はどう考慮されているのか。
[京都府]平成25年度の調査では9,907台であり、平成42年の予測交通量は8,600台と交通量が減ると予測している。
【補足】交通量推計については、まず国が日本全体の予測をしており、その結果を個別の路線に配分し、地域毎に個別の評価を実施している。
(委員)踏切撤去による歩行者の安全性については、どう考えているのか。
[京都府]今回事業化の経緯の一つであるが、JRが各地で踏切撤去を進めているように、踏切撤去により踏切横断者とJR車両との接触事故が無くなる。また、高架下を通る道路は、車道と歩道を完全に分離化しており、車両と歩行者の接触事故も減少すると考えている。
(委員)廃道となる現道の取扱いについてはどうするのか。
[京都府]現道は宇治川の河川管理道路となるが、踏切を撤去するため、一般の車両及び歩行者は、JR線路を横断することはできなくなる。
(委員)出入口が現道に面している公民館への出入りはどうなるのか。
[京都府]公民館については移転を予定しており、今後調整に入ることとなる。

一般府道郷ノ口余部線(宇津根橋)防災・安全交付金事業

(委員)老朽化が進行しているとのことだが、完成何年後のものといった老朽化の基準はあるのか。
[京都府]構造物は50年が目途であるが、実際は点検や調査により老朽化を判断している。構造物は50年が目途であるが、実際は点検や調査により老朽化を判断している。
【補足】法定耐用年数は50年となっているが実際は様々な諸条件によるため、予測は難しい。土木学会等のマニュアルにより診断し、健全度を判断している。今回の宇津根橋は鉄筋が露出しているとのことなので、相当老朽化が進行しているといえる。
(委員)健全度の評価はどうしているのか。
[京都府]現段階で健全度評価はできておらず、今後必要と考えているが、宇津根橋については現況の幅員が非常に狭く歩道もないため、安全性の確保の観点からも、架替えが必要と考えている。
(委員)現橋梁が橋脚10基であるのに対し、新設橋梁は橋脚5基に減ることになるが、安全性に問題はないのか。
[京都府]現橋梁は昭和33年に架設されたものであり、旧設計基準による設計である。今は技術が進歩しているため、橋脚の数を減らしても安全性に問題のない設計となっている。
詳細な形式は、今後詳細設計で検討する予定としている。
(委員)希少生物であるアユモドキの生息分布と橋の位置関係はどうなっているか。また工事の着手に際して、具体的な配慮はどう考えているのか。
[京都府]架橋位置はアユモドキの生息箇所の曽我谷川からは上流に約2km離れている。環境に配慮した施工方法については、現在、南丹土木事務所にて「桂川改修に係るアドバイザー会議」を開催しており、今後その中で具体的な施工方法を検討していきたい。
(委員)環境に十分配慮して計画を進めていただきたい。
[京都府]了解。

主要地方道小倉西舞鶴線地方道路交付金事業

(委員)開削案では大量に残土が発生するとのことだが、どこか発生土を利用できる場所はないのか。
[京都府]舞鶴湾の埋立地に利用する案もあったが、開削案は長大法面を将来的に維持管理することになる。積雪地域であることも考慮すると、維持管理的にもトンネル案が有利と考えている。
(委員)トンネルの土被りはどれくらいか。
[京都府]詳細な地質調査等は今後実施することになるため、現段階ではわからない。
(委員)横断図にスケール等が示されていないため、大きさが判断できない。スケールがわかる指標を記載しておく方が望ましい。
[京都府]了解。
(委員)B/Cの算出方法はどのようなものか。
[京都府]1.走行時間短縮、2.走行経費減少、3.交通事故減少の3つの便益と50年間の維持管理及び総事業費を含んだ費用を、基準に定められた計算式によって求めている。
【補足】本来、新規事業評価には老朽化や安全性の確保といった項目も複合的に評価する必要があるが、今は3便益のみをとらえて必要性があるという認識としている。B/Cだけでなく、その他の必要性も含めて総合的に事業の妥当性を判断するのがこの第三者委員会の位置付けと考えている。

お問い合わせ

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京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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