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平成20年度第1回京都府社会教育委員会議の議事要旨

1 開催日時

平成20年7月25日(木曜日) 午後1時30分から3時30分まで

2 場所

平安会館 「朱雀の間」(京都市上京区烏丸通下長者町 上ル)

3 出席者

京都府社会教育委員

小寺正一委員、西岡正子委員、大木 満和委員、槇村 久子委員、竹田 隆司委員、 中澤 猛委員、堀池 香代委員、本郷 弥香委員、吉岡美紀子委員、川 泰子委員 計10名、(4名欠席)

事務局

京都府教育委員会 田原 博明教育長
京都府教育庁指導部社会教育課 水江課長
京都府教育庁指導部社会教育課 6名

計17名

傍聴者

なし

4 議題

(1)報告

(2)協議

(3)その他

5 内容

(1)開会

ア 出席者の紹介

イ .議長・副議長の選出(「京都府社会教育委員の会議運営要領」による)

ウ .議長に小寺委員、副議長に西岡委員を互選にて選出

エ 田原教育長あいさつ

(2)報告

1.報告事項

 ア 平成19年度京都府社会教育事業について

 イ 平成20年度社会教育課主要事業について

2.質疑・意見交換

● 19年度の「京のまなび教室」の開催一覧表の空白部分の意味は何か。20年度に空白になっている所は事業を実施しないという意味か。

○ 空白の部分は、19年度取り組めていなかった市町である。20年度の秋以降は市町村で補正予算を組んで実施しなければならないので、まだ未実施となっている。 

● 京のまなび教室等を行政と住民との間に入って、自発的にやっているつなぎとなる中間的な組織はあるのか。

○ 予算があればやりやすいが、一定の期間を過ぎると予算が付かなくなる。その時に何処まで、自発的にやれるかが課題である。地域で活躍いただいている団体等に、つなぎ役になっていただきたいと考えている。

● 行政にやってもらうことには参加するが、自らが中心になってやることはしない傾向にある。一人一人が目的を共感、共有できてないのではないか。

○ 「親のための応援塾」はそのような壁を乗り越える事業と考えている。

● 宇治市では、地域の子ども達を集めて、市町村のNPOや大学生が一緒になって、子供と一緒に物づくりをする「まんびんぐ」という事業を実施しているが、そういった事業と京のまなび教室の関連はあるのか、また、違いはあるのか。学校でやっているかどうかの違いなのか。

○ 違いはないと考えている。多くの市町村で同じような取組がされている。

● 国からの支援事業としては、実施できていないが、地域の取組としては、子ども達を集めて、読み聞かせなどを大学生が中心になって実施していると聞いている。

● 「京のまなび教室」は単発の事業のようであるが、安心・安全の居場所づくりの意味もあったのではないか。そういう意味でいうと、継続的に実施していないようにみえるがいかがなものか。

○ 市町村によって異なるが、ある市では、6小学校で600日、1校あたりで100日実施、週で見ると週2回とか、継続的に実施されている。他市町では年間25回の実施、月でいうと2回というような違いがあり、取組の中味や、スタッフの人数によって違いがある。また、安全管理員を置いてもらっているなど安全には配慮している。

● 学校支援地域本部事業は何処に向けて発信しているのか。事業内容のすべてが市町村に伝わっていないのではないか

○ 各市町村に向けて発信している。学校活動の様々な場面でボランティアに支援をしていただきたい。中学校区単位でコーディネーターを配置し、実際に活躍してしただくボランティアを動かして学校を支援するモデル事業を実施したいと考えている。

● コーディネーターの範囲は何処までか。地域の警察や、児童相談所の方にも参画していただいたらどうかと考えるが。

○ そのような方々に参画いただければと良いと考えている。学校運営全体を支援していただける方を求めている。

● 学校の先生と地域の住民とのつながりが希薄になっているのではないか。地域にも学校にもプラスになる事業になれば良いと考える。

● 学校支援地域本部事業での、コーディネーターの役割とはどのようなことか。キャリア教育などのコーディネーターとしての役割はないのか

○ コーディネーターの役割は、様々な取り組みで学校支援をしていただける方々と学校との間の橋渡し役をしていただくことである。個別には様々な支援の個別の部分をトータルして、学校の外で活躍していただいているコーディネータ-にボランティアと学校をつなぐような、コーディネートをしていただけないかと考えている。

● 「親のための応援塾」などはうまくやれているのではないか。保護者が入学前に情報が手に入るのは必要である。社会全体で子育てを進めるのは難しい。あるなら行くが、自発的に支えるという人たちは少ない。整えすぎても自発的な意欲にはつながらない。その辺りが課題である。
 
● 学校の先生も地域に関わることが大切であると考える。


(3)協議

○協議題について事務局から説明(説明内容は省略)。事前に提案いただいた協議題は以下の4点である。
1 個人の要望や社会の要請に応えた社会教育の奨励を図るには
2 次代を担う子どもたちに必要な「生きる力」
3 知・支の循環型社会の構築をめざして-NPO・民間事業体を支える為に-
4 親が時間を作って読書活動を行うために

●以下、他に提案があれば出していただき、京都府の社会教育委員会議として議論することは何か、何をするべきか意見を出していただきたい。

●子供を軸としてどのような体験や経験をさせていくか、子供の成長に何が必要かを議論したい。

●学校教育だけでなく、社会教育の中でも子供たちの生きる力を育てることが大切ではないか。

●子どもを正しく導くこと、生きる力をつけてやることは親として大切であるが、子供からも学ぶことがある。地域も子供を育てるが、保護者も地域で育つという視点を持つことも大切ではないか。

●親と子供の関係、地域と子供の関わりということが大切である。

●親が時間を作って読書をすることは必要なことと考える。

●4つのどれも大切である。個人的にNPOの活動をしているが、NPO等の活動を学校や地域と、どのように連携して行うかということである。NPO等の団体とどう連携するか、どう支えるかを議論したい。

●読書の大切さを議論したい。

●子供を指導するときに読書で得た知識が羅針盤の役目を果たしてくれた。団体との関係では、行政と地域と子供とをつなぐ中間組織が持っている機能を働かせることができるかである。

●地域を活性化させるための人材をどのように育てて、魅力ある地域を創造するか。人任せにするのでは地域を魅力あるものにはできない。魅力ある地域でないと都会から帰ってくる若者もいなくなる。

●子供世代、若者世代、高齢者世代など世代間の交流をすることで、それぞれの世代がいろいろなことを学び成長する。社会教育ではこの世代間交流をどう進めるかを議論するべきと考える。

●1、2、4の協議題は内容的に社会教育の目標であると考える。3は組織をどうしたらいいかという内容と考えられる。民間なりNPOの組織体にどのように動いていただくか、そのことが京都府の社会教育を進めていく上で良い効果をもたらすのではないか。これまであまり議論したことのなかったNPO等のことについて学習会的な内容も取り入れて議論を進めていくのはどうか。事務局でも資料等の準備をお願いしたい。

○まとめていただいた内容で、次回からの会議を進めていきたいと考えるので、よろしくお願いしたい。

(4)閉会

  • 水江社会教育課長あいさつ

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