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デジタル展覧会「京の鳥瞰図絵師 吉田初三郎」

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吉田初三郎は、明治17年(1884)に現在の京都市中京区に生まれました。幼い頃から絵が好きであった初三郎は、友禅の図案工などを経て、洋画家を志して関西美術院長の鹿子木孟郎に入門します。しかし、師から商業美術家への転身を勧められたことや、大正2年に刊行された京阪電車の沿線案内図が、学習院普通科の修学旅行で男山八幡宮を訪れた皇太子(のちの昭和天皇)の賞賛を受けたことから、パノラマ風の観光案内図の製作を手がけるようになります。

初三郎が描いた、左右の端をU字型にまげ大胆なデフォルメを施した独特の絵図は、「初三郎式鳥瞰図」と呼ばれ、鉄道旅行の発達に伴う観光ブームの中で人々の人気を博しました。

吉田初三郎 鳥瞰図
(左:初三郎44才の肖像<『技芸倶楽部』昭和4年新年号より>、右:近畿を中心とせる名勝交通鳥瞰図)

このデジタル展覧会では、当館に所蔵する初三郎の作品の中から、京都の名所図絵を中心に選び、紹介しています。 鳥瞰図22点及び関係資料10点をご覧いただけます。


鳥瞰図を見る

■ 如何にして初三郎式鳥瞰図は生まれたか( PDFファイル ,2MB)(PDF:2,093KB)
(『旅と名所』創刊号『観光』改題22号、昭和3年8月刊より)

■ 鳥瞰図以外の資料

■ 所蔵リスト

(※)このホームページに掲載している資料は、館内の端末でミリメートル単位で詳細に、また楽しくご覧いただけます。是非当館にお越しください。

お問い合わせ

文化生活部文化政策室 京都学・歴彩館

京都市左京区下鴨半木町1-29

ファックス:075-791-9466

rekisaikan-kikaku@pref.kyoto.lg.jp