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料理中、衣服についた火が一瞬のうちに燃え上がった

Q) 料理を作っていたら、衣服の袖口に火がつき、たちまちのうちに燃え上がり、やけどをしてしまいました。原因は何でしょうか?

質問のような現象を「表面フラッシュ現象」といいます。一般的には生地の表面の毛羽に火がつき、瞬間的に火が走る現象をいいます。
この現象が発生しやすいのは、表面に綿やレースなど毛羽のあるものです。また、洗濯することによっていっそう毛羽立ちが発生し、表面フラッシュ現象を起こしやすくなることもあります。
やけどをしないまでも火が走ることで驚いて持っていた鍋ややかんを落としてやけどをしてしまうなどの2次被害の危険性があります。

事故に遭わないために

  1. 電気ストーブなどは直火でないだけに安心しがちですが、近寄りすぎて重いやけどをおった例もあります。直接火が見えないからといって油断は禁物です。
  2. そでやすそが広がっている衣服に火がついても気づきにくいので、火気の近くに寄りすぎないようにしましょう。
  3. 最近は火口が3ヶ所~4ヶ所もついているガスレンジも珍しくありませんが、手前の火がついていて、さらに遠いほうの火口にも鍋などをかけようとするときは、手前の火をいったん止めてから、次の動作に移りましょう。
  4. たばこを吸った直後にライターを衣服のポケットに入れて火がつくケースも多いので、火が消えたことを確認して、しまうようにしましょう。

もし、衣服に火がついてしまったら

走り回らないで、火がついたところにすぐ水などをかけて消します。しっかり水をかけて消したら、やけどをしたところを冷やし続け、落ち着いて、燃えた衣服を取り去り、タオルなどで覆って冷やし続けながら人を呼びましょう。
水などが手近にない屋外などでは、火をたたき消し、地面を転げ回って火を消します。

(参考:「くらしの危険」No.205)

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