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引っ越しをするときの注意点

引っ越しの多い季節になると、当センターにも「引っ越しに係わる相談」が多数寄せられます。

事例

  • 引っ越し作業中にたんすや食器等の家財が破損していた。この場合の補償はどうなるのか
  • 引っ越しの当日に、クーラーの取り外し作業、不要品の引き取り等の作業を依頼したため、もう一台車両を追加しなければならなくなり、後日、見積額を上回って請求されたが、払わなければならないか
  • 突然引っ越しをすることになり、電話で見積をしてもらったが、作業終了後に渡された請求書は見積より高額であった。払う必要があるのか

なぜ多い引っ越しトラブル

引っ越し業界に新規参入する業者も増え、接客対応に不慣れな業者が少なくないことや、作業日が特定の時期や曜日に重なること、また、消費者に業者選択の情報及び経験が少ないため、すべて業者任せにしがちであったり、トラブルを防ぐ方法や、何かあった場合の対処のしかたを知らないことも相談の多い原因だと考えられます。

引っ越しトラブルを防ぐために

見積を取るうえで誤解があると、当日、予定どおりに引っ越しが進まないだけでなく、予期しない追加料金を請求されるなど、料金トラブルにも発展しかねません。わからないことはどんどん質問し、納得したうえで契約することが必要です。『面倒だから、電話で決めてしまいたい』と思う人もいるかも知れませんが、それは危険です。部屋も荷物も見ないで契約させようとする業者には注意が必要でしょう。

業者選びの前に

  • 業者に依頼する作業と自分で済ませる作業を明確に
  • 持っていく物と捨てる物を区分
  • ピアノや美術工芸品などの特殊な荷物の有無とその取扱いを明確に
  • 壊れやすいものの有無とその取扱いを明確に

業者選び

  • 運送業者の手配は、遅くとも2週間~3週間前までに済ませること
  • 業者を決めるにあたっては、最低でも2、3の業者から見積をとること
    ・ほとんどの業者は見積無料サービスを実施していますが、有料の場合もありますので、事前に確認をしましょう。
    ・必ず『運賃等の合計額とその内訳等を記載した見積書』を書面で受け取ること
  • 国土交通省で規定している、一般貨物自動車運送事業者、貨物軽自動車運送業事業者、貨物利用運送事業者のいずれかの業者。全国組織もしくは地元で業績が長く、信用のある業者、知人が利用し評判がよかった業者。見積書の明細基準や損害補償がしっかりしている業者などを基準に慎重に業者を選びましょう。

引っ越しが終わったら

荷物の一部が壊れていたり大きな傷を発見した場合は、すぐに業者に連絡しましょう。業者の責任は荷物を引き渡した日から3カ月以内です。

引っ越しに慣れておられる方、そうでない方が居られると思います。慎重に契約し、気持ちよく引っ越しをして、新しい生活の門出をスッキリとスタートさせたいものですね。

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文化生活部消費生活安全センター

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kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

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