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3月22日第629号

1.賃貸住宅の退去トラブルを防ぐには
~国民生活センター子どもサポート情報第140号からのお知らせ~

<内容>
大学生の娘が1年ほど入居した築25年の賃貸アパートを退去することになり、母親が退去の立ち会いをした。壁や床等の補修費用や清掃代等で合計13万5千円になり、敷金9万円を差し引いた4万5千円を請求された。精算書の内容に納得がいかず、入居時、壁や床は新品ではなかったと不動産屋に言ったら、新品だったと言われた。指摘されたシミや傷についても娘はやっていないと言っている。(当事者:学生・女性)

<ひとことアドバイス>

  • 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常使用による破損や経年変化によるものは家主の負担、通常の使用方法を超える使い方によって生じたものは借主(入居者)の負担とされています。
  • 入退去時は、できる限り家主や仲介業者などの家主側と一緒に部屋の現状を確認しましょう。その際、確認した内容をメモに残したり、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮ったり、証拠となる記録を残すことが大切です。
  • 修繕費用を請求された場合、内容をよく確認し、納得出来ない点は家主側に十分な説明を求めましょう。
  • 退去時のトラブルを未然に防ぐためには、入居前に部屋に傷や汚れがないか記録しておくことが大切です。ハウスクリーニングは借主負担とするなどの特約は原則として有効となるため、契約前に契約書をよく読み、退去時の特約等を確認しておきましょう。
  • 困ったときは、早めにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の詳細

<詳細>国民生活センターHP
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support140.html(外部リンク)

2.酸を使ったフットケア商品
-角質ケアをうたった商品で化学やけどやひどい痛みも!-
~国民生活センターからのお知らせ~

薬剤の入った靴下状の袋に足を浸すことで、足裏の角質を剥がし、すべすべにすることをうたった商品が販売されています(以下、「酸を使ったフットケア商品」とします。)。これらの商品の多くには、角質の剥離(はくり)を促す作用のある、グリコール酸やサリチル酸、乳酸等のヒドロキシ酸が配合されています。
2018年10月に、国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」(愛称:「ドクターメール箱」。)に、酸を使ったフットケア商品を使用して化学やけどを負った、という事故情報が寄せられました。また、PIO-NETには、足の角質をケアすることをうたった商品を使用して、やけどや痛み等の危害が発生したという相談が2013年度以降の約5年間(2019年1月15日までの登録分)で26件寄せられています。

<ドクターメール箱に寄せられた事故情報>
ドラッグストアで購入した足の角質をとる商品を表示された使用方法に従って使ったところ、足の甲に広範なびらんを生じ、使用から6日後に来院。化学やけどと診断。足の甲にびらん、足全体に落屑(らくせつ)がみられたため、軟膏(なんこう)を塗布し、解熱鎮痛消炎剤を処方した。6日後に再度受診。色素沈着と若干のかさぶた付着がみられ、痛みが持続していたことから、皮膚の保護のために保湿剤を使用した。(受診年月:2018年10月、60歳代・女性)

<消費者へのアドバイス>
酸を使ったフットケア商品を使用する場合は、表示よりも大幅に短い時間から試すようにしましょう。

<詳細>国民生活センターHP
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20190307_2.html(外部リンク)

3.どうする!?世界とつながる京都のごみ
-海ごみ、川ごみ、まちごみ、これからの市民活動-
~京都市ごみ減量推進会議からのお知らせ~

深刻化する海洋ごみ。
中国の廃プラスチックの禁輸。世界に広がる脱プラスチックの動きなど、ごみ問題はますます複雑に、地球規模で広がっています。
京都の暮らしと、世界のごみ問題とどのようなつながりがあるのでしょう。新たな問題や、見過ごされてきた問題をあらためて知るとともに、どのように向き合っていくか、考えましょう。

<日時>平成31年3月30日(土曜日)13時30分~16時30分

<場所>登録会館 2Fホール(京都市中京区烏丸御池上る)京都市営地下鉄・烏丸御池1番出口すぐ。

<定員>70名

<参加費>無料(どなたでもご参加いただけます)

<内容>
【第1部】『まだまだ大変な京都のごみ、世界とのつながり(3つの報告)』

  • 観光ごみが大変!観光客も市民もWin-Winなまちづくり
    京都府立大学教授・副学長 宗田好史氏
  • 全国が注目する祇園祭ごみゼロ大作戦、新たな課題
    NPO法人 地域環境デザイン研究所ecotone代表理事
    (一社)祇園祭ごみゼロ大作戦理事長 太田航平氏
  • 淀川流域河川ごみ調査結果の報告
    関西広域連合本部事務局
    琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会事務局 上坂昇治氏

【第2部】『パネルディスカッション』

  • コーディネーター
    京都大学地球環境学堂准教授 浅利美鈴氏

報告者以外のパネラー

  • 京都市ごみ減量推進会議会長
    京エコロジーセンター 館長 高月紘氏
  • 認定NPO法人環境市民 副代表理事 下村委津子氏

<申込み>
お名前、電話番号、メールアドレス(あれば)を記入し、下記まで申込みください。
京都市ごみ減量推進会議
電話:075-647ー3444
FAX:075-641-2971
メール:sanka@kyoto-gomigen.jp
URL:http://kyoto-gomigen.jp(外部リンク)

<詳細>京都市ごみ減量推進会議
http://kyoto-gomigen.jp(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp

電話(消費生活相談):075-671-0004【平日午前9時~午後4時】
電話(事務専用):075-671-0030
ファックス:075-671-0016
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