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11月19日第706号

1.SNSを活用した消費生活相談の試行実施について
~京都府消費生活安全センターからのお知らせ~

成年年齢引下げにより、令和4年4月から18・19歳の消費者トラブルの増加が懸
念されることから、消費者庁で、消費生活相談に係る相談手段の多様化につい
て検討しており、SNSを活用した消費生活相談の実証実験が京都府内で実施され
ます。
これを受けて京都府では、SNSを活用した消費生活相談を、以下のとおり試行実
施しておりますのでお知らせします。

【対象者】京都府内にお住まいの方(家族等の契約当事者が府内在住の場合を含む)

【実験期間】令和3年11月1日(月曜日)~令和4年1月31日(月曜日)

【相談受付時間】9時00分~16時30分(土日祝日及び年末年始を除く)

【相談方法】

  • 京都府消費生活安全センター公式LINEアカウントを友だち登録する。
    https://page.line.me/vhs2831x(LINEに移行します)
  • トーク画面の「相談する」をタップし、別途表示されるチャット画面から
    相談する。

【詳細】
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/documents/sns_soudan_2021.pdf

2.新型コロナを口実にATMへ誘導する還付金詐欺!
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>

「3万円の還付金がある」と市役所を名乗る電話があり、口座のある銀行名を聞
かれ答えた。その後、その銀行を名乗り「新型コロナの影響で65歳以上は銀行
に入れないのでショッピングセンターのATMに行くように」と電話があった。不
審だ。(60歳代 女性)

<事例2>
役場を名乗る電話があり「介護保険料の返金がある。新型コロナの影響で返金
期限が早まり手続きは本日までだ。携帯電話と通帳を持って銀行のATMへ行き、
指定の電話番号に電話し指示どおりに操作するように」と言われたが詐欺では
ないか。(60歳代 女性)

<ひとこと助言>

  • 役所などの公的機関や金融機関の職員が還付金手続きのためにATMの操作をす
    るよう連絡することは絶対にありません。
  • 「お金が返ってくるのでATMに行くように」という電話があったら還付金詐欺
    です。相手にせず、すぐに電話を切ってください。
  • 新型コロナを口実にしてATMへ誘導する手口もみられます。心当たりがあって
    も、指示された番号に電話はかけず、役所の担当部署に確認してください。
  • 不審な電話があったら、すぐに最寄りの警察やお住まいの自治体の消費生活
    センター等にご相談ください(警察相談専用電話「#9110」消費者ホットラ
    イン「188」)。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen408.html(外部リンク)

<第408号リーフレット版>
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen408.pdf(外部リンク)

3.障がい者のネット通販 周りの人も見守って
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>

知的障がいのあるグループホームの入居者が、ネットで初回980円の脱毛クリー
ムを購入した。昨日2回目が届き、定期購入だと分かり、職員の私に相談があっ
た。入居者本人から事業者に連絡したところ、5回分を受け取って代金を支払わ
ないと解約できないと言われたそうだ。すぐに解約できないか。(当事者:20
歳代 女性)

<ひとこと助言>

  • インターネット通販のトラブルが障がい者にも起きています。目立つ大きな
    文字で書かれている部分だけでなく、表示を隅々まで確認することなど、家
    族や周りの人はインターネット通販を利用する際の注意点を本人としっかり
    話し合っておきましょう。
  • 家族や周りの人が問題に気付くことが、障がい者の消費者トラブルを防いだ
    り、早期解決したりするために大切です。日頃から本人とコミュニケーショ
    ンを取り、いつもと違った様子はないか、不審な商品や請求書はないかなど、
    気を配りましょう。
  • 繰り返し同様のトラブルに遭うこともあるため、継続して見守ることが必要
    です。
  • 困ったことがあれば、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相
    談ください(消費者ホットライン188)。本人だけで相談するのが難しい場合
    は、家族や周りの人が付き添いましょう。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen407.html(外部リンク)

<第407号リーフレット版>
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen407.pdf(外部リンク)

4.新型コロナウイルス感染症の検査キットでのトラブル
-事前に注意事項をよく確認し、目的に合わせ、適切に利用しましょう-
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>
PCR検査キットを購入したが、陽性か陰性ではなく、リスクの高低しかわから
ない

<事例2>
市販の抗原検査キットを使って検査したら陰性だったが、実際は陽性だった

<事例3>
抗体検査のための血液を自分で採取するものとは思わず、うまく採取できなか
った

<事例4>
コンビニで購入したPCR検査キットの検体を送ることができない

<事例5>
サークル部員の検査キットを購入し検査したが、結果が返ってこない部員がい


<事例6>
インターネットで抗原検査キットを注文したが商品は届かず、連絡もとれない

<トラブル防止のポイント>

  • 検査キットの結果だけでは新型コロナウイルスに感染しているか判断はでき
    ません
  • 利用前には、「検査で確認できること」や「検体のとり方・送り方」を確認
    しましょう
  • 悪質なインターネット通販サイトで取引をしないために、事業者の情報を確
    認しましょう
  • トラブルが生じた場合や不安に思った場合には、最寄りの消費生活センター
    等へ相談しましょう

消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の
電話番号です。

<詳細>国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211104_2.html(外部リンク)

<啓発資料>
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20211104_2_lf.pdf(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp