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2月25日第713号

1.【若者向け注意喚起シリーズ<No.7>】
18歳から大人に!クレジットカードの使い方を考えよう!
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例1>

限度額いっぱいの買い物をしたら、支払えなくなった

<事例2>

リボ払いを選択したら、支払残高が高額になっていた

<事例3>

もうけ話の契約で事業者からクレジットカードを作るよう指示された

<トラブル防止のポイント>

2022年4月より、18歳から一人でクレジットカードを申し込めるようになります
手元や口座にお金がなくても買い物ができるという意味では借金をしていることと同じです。トラブルに遭わないためにも、クレジットカードの仕組みや支払方法をきちんと理解したうえで、適切な管理の下で利用しましょう。

延滞に注意!利用の際には、支払計画を立てて利用しよう
期限までに支払いができなくなると延滞となり、個人信用情報機関に延滞情報が登録されます。延滞を放置したり、繰り返すと、新規にクレジットカードを作ることができない等の不利益を受ける恐れがあります。クレジットカードを利用する際は計画的に利用しましょう。

手数料が発生する分割払い、リボ払いに注意!
「分割払い」「リボルビング払い」を選択した場合には所定の手数料がかかります。クレジットカードの中には、リボ払い専用のものや、最初から支払方法がリボ払いに設定されているものもありますので、クレジットカード申込時などには十分に確認し、意図しない支払方法とならないよう注意してください。

カードの管理は適切に。利用明細は必ず確認!
暗証番号は他人に推測されない番号に設定し、カードを他人に貸与しない等適切に管理しましょう。不正利用の被害にすぐ気づくためにも、カードの利用明細は定期的に必ず確認する習慣をつけましょう。万が一、身に覚えのない請求があった際には、速やかにカード発行会社に連絡しましょう。

悪質事業者等から「クレジットカードで支払えばよい」とそそのかされても応じないで!
実態の分からない情報商材や副業などもうけ話のトラブルが増えています。「お金がない」と断っても、悪質事業者や知人から「クレジットカードを作ればよい」「稼ぎから支払える」等といって、クレジットカード決済を持ち掛けられトラブルに遭うケースがあります。クレジットカードを作らせて支払わせるような事業者は信用しないでください。

2022年4月から『18歳で大人』に!
未成年者は、原則として、契約をするにあたって親権者等の同意を得なければなりませんが、同意を得ずになされた契約は取り消すことができます。他方、大人になると一人で契約できる半面、原則として一方的にやめることはできません。不安に思った時、トラブルにあった時は「188」に相談を!

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220210_1.html(外部リンク)

<啓発資料>クレジットカードのトラブル防止のポイント
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20220210_1_lf.pdf(外部リンク)

<報告書本文>
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20220210_1.pdf(外部リンク)

2.百貨店をかたる偽通販サイトにだまされないで
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

ネットで「免税店の閉店にあたり、高級腕時計が在庫処分として格安で売り出される」という広告を見つけ、通販サイトにアクセスした。100万円以上もする腕時計が約3万円になっており、大手百貨店なので信用して注文した。その後、商品は代金引換で届き、宅配業者に代金を支払い受け取った。しかし、腕時計は動かず偽物だと分かった。(80歳代男性)

<ひとこと助言>

  • 百貨店が、高級ブランド品を80~90%オフなどの大幅な割引価格で販売することは通常なく、偽通販サイトの可能性があります。価格に惑わされず、怪しい通販サイトにはアクセスしないことが大切です。
  • 百貨店のロゴマークや名称が表示されているからといって、本物だとは思い込まず、サイト内にある販売業者の名称、住所、電話番号などをよく確認しましょう。百貨店が注意喚起している場合もあります。
  • 代金引換で支払って商品を受け取ると、後で偽物だと分かっても返金は困難です。支払い方法が代金引換のみの通販サイトには注意が必要です。注文後に偽通販サイトだと気付いたら、代金を支払う前に、キャンセルの連絡や受け取り拒否等をしましょう。
  • 困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください
    (消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen415.html(外部リンク)

<第415号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen415.pdf(外部リンク)

3.使っていないサブスクの解約忘れに注意しましょう
~国民生活センターからの注意喚起~

<事例>

パソコンの操作方法を調べるためにネット上で専門家に相談できる有料サイトにトライアル登録し、クレジットカードを決済手段として入力した。代金は500円だった。質問は解決したが、それ以降、毎月約5千円がクレジットカードから引き落とされていることに数カ月後に気付いた。解約したいが、契約時に入力した情報を忘れてしまいログインできない。(70歳代男性)

<ひとこと助言>

  • サブスクリプション(以下「サブスク」という。)とは、定額を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスです。
  • サブスクは、トライアル(お試し)を申し込む際にクレジットカードの登録が必要で、トライアル期間内に解約しなければ自動的に定額サービスに移行し、支払いが続きます。申し込む前にホームページなどで利用規約や解約方法をよく確認しましょう。
  • 解約は、事業者の定める方法で手続きを行う必要があります。申し込み時に登録したパスワード等が必要な場合があるので忘れないようにしましょう。
  • 利用していないサブスクの請求にすぐ気付けるように、クレジットカード等の明細は毎月確認しましょう。
  • 困ったときには、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください
    (消費者ホットライン188)。

<詳細>国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen416.html(外部リンク)

<第416号リーフレット版>
https://www.kokusen.go.jp/mimamori/pdf/shinsen416.pdf(外部リンク)

お問い合わせ

文化生活部消費生活安全センター

京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館2階

ファックス:075-671-0016

kyo-shohisen@pref.kyoto.lg.jp