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オフィスビジネス科

概要

身体に障害のある方を対象に、1年間の訓練で多様な事務系業務に必要な文書作成、ビジネス計算、応接法、事務関連ソフト及びインターネットなどIT活用能力、さらに簿記・会計の知識やDTPソフトの活用方法を身に付け、事務職種及びビジネス現場での幅広い業務に対応できる人材育成を目標としています。

オフィスビジネス科1日の訓練の流れ(PDF:184KB)

 

応募資格・・・次の(1)~(4)を満たす求職者であること。

(1)身体障害者手帳を所持されており、入校時に満18歳以上であること(聴覚又は視覚障害者の方で応募を希望される場合は、事前に当校へ相談すること)

(2)障害又は症状が固定しており、かつ介助なしに当校における日常生活並びにパソコン操作ができるとともに通校ができること

(3)職業訓練を通して職業的自立が可能と認められる能力と意欲があること

(4)集団訓練に適応できること

訓練内容

オフィスビジネス科では、まず文書実務、計算実務、簿記及び会計の基礎から学んでいきます。そして習得した基礎知識とともにパソコン実習では、各種ビジネス関連ソフトを用途により使い分けて柔軟に活用できるように訓練します。 また、印刷・デザインの概論や、ビジュアルな資料を作成できるDTPソフトの活用についても学びます。

コンピュータ操作や簿記・会計だけではなく、ビジネスの基本マナーやコミュニケーションの基本マナーの実技訓練も行っています。

朝のホームルーム

オフィスビジネス科では出席点呼のあと、ラジオ体操を行います。その日の体調を各自確認することに役立っています。そのあと基本的な漢字の読み書きや四則計算の練習、スピーチなどの朝ワークを行っています。

 

文書実務

オフィスビジネス2 ビジネス文書の種類、社外・社内文書作成のフォーマット、敬称の使い方、あいさつ文の書き方など、ビジネス文書作成に必要な知識を習得します。また、ビジネスの現場で電話応対は不可欠です。訓練用の電話機を使用して電話応対の方法を実習します。電話を取って名指し人に取り次ぐという基本から始めます。実習の内容は企業に就職したときに役立つような場面設定にしています。

 

計算実務

表計算ソフト(エクセル)を使うには、計算式をたてる必要があります。原価率、利益率、伸び率、対前年比、目標達成率などの商業計算を習得します。

簿記・会計

オフィスビジネス3 企業活動や経営を理解するため、経理・会計担当者に限らず、業種・職種を問わず事務職に必要な知識を習得します。

 

応接法

企業が求める能力の第1位は「対人コミュニケーション力」です。お客様に対するマナー、社内での上司や同僚に対するコミュニケーション力は事務職に必須です。

OA機器

コンピュータを使いこなすためにはコンピュータを知ることが大切です。コンピュータの簡単な仕組み、周辺機器やソフトウェアについての知識を習得します。

PC実習

オフィスビジネス4 コンピュータの電源の入れ方、マウス操作、タッチタイピング、Windowsの基本操作、ファイル管理などの基本操作を習得します。

ワード

オフィスビジネス5 社内文書・社外文書の作成、罫線を用いた表作成、イラストの挿入、差し込み印刷など、事務で必要なビジネス文書の作成技術を習得します。

エクセル

表計算、関数、グラフ作成、データ分析などの技術を習得します。

IT実習

インターネット検索技術、ビジネスメールの操作や、パワーポイントを使った資料作成、アクセス(データベース)なども訓練します。

DTP(デスクトップ・パブリッシングの略 desktop publishing)

コンピュータを用いて、原稿の作成、レイアウトなど、印刷物作成のための一連作業の技術を習得します。

主な使用アプリケーション

Microsoft Word2016(ワープロ)
Microsoft Excel2016(表計算)
Microsoft Access2016(データベース)
Microsoft PowerPoint2016(プレゼンテーション)
Microsoft Publisher2016(簡易DTP)

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取得可能な資格

  • 日商PC検定3級・2級(文書作成とデータ活用)

検定の内容

現在の企業実務では、誰もがパソコンを使って仕事をするのが当たり前になっています。日商PC検定試験は実際の企業実務を想定した内容となっています。

受験の方法

オフィスビジネス科では日商PC検定試験「文書作成」と「データ活用」の2種類を受験します。どちらの試験にも知識科目と実技科目があります。

知識科目では、コンピュータ機器の知識と文書作成の方法やビジネス計算の知識が問われますので、「OA機器」「文書実務」「ビジネスにおける計算」で習得した知識が必要となってきます。

実技科目では「文書作成は」ワープロソフト(ワード)で、「データ活用」は表計算ソフト(エクセル)を使い、実務で上司から指示された仕事を行う設定で出題されます。

本校は認定試験会場となっており、訓練期間中に資格取得が可能です。

 

  • 日商PC検定3級・2級

検定の内容

簿記の基本原理および企業の日常業務における実践的な簿記の知識、企業会計に関連する諸制度の変更への的確な対応に加え、実際の企業活動や会計実務に即した実践的な内容となっています。

受験の方法

オフィスビジネス科では簿記の基本用語や複式簿記の仕組みを理解するところから始まります。基本的な商業簿記を修得し、さらに高度な商業簿記・工業簿記・原価計算を修得していきます。

本校では日商簿記検定を11月に3級、翌年2月に2級の受験ができるように取り組んでいます。

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お問い合わせ

商工労働観光部京都障害者高等技術専門校

京都市伏見区竹田流池町121-3

ファックス:075-642-1520

kyoskgs-k1@pref.kyoto.lg.jp