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[丹後の米]

京都府丹後地域は、おいしいお米「コシヒカリ」の産地です。「丹後コシヒカリ」は、財団法人日本穀物検定協会が実施する全国食味ランキングで最高評価である「特A」を平成19~21年の3年連続、西日本で唯一獲得しています。

丹後コシヒカリについて(PDF:588KB)

平成22年度は「特A」獲得を逃しましたが、平成23年度~平成26年度の4年間、継続して「特A」の評価を受けています。平成27~28年度は再び「特A」獲得を逃しましたが、関係機関一丸となって「特A」復帰に向け取り組んでいます。

これまでの成果

気象変動に対応した消費者に魅力のあるおいしい京都米栽培技術の開発 

近年夏季の高温傾向によって米の品質低下が顕在化しています。そこで、携帯カメラの画像から水稲の生育量を推定し、最適な施肥量を計測し、指導用データとして活用することが可能となりました(平成27年度)。

メタン発酵消化液の新規需要米への適用技術の開発

新規需要米の多収を実現するには、消化液を施用後1週間以内に移植することが望ましいことが明らかになりました。また、施用後すぐに耕起し、湛水状態を維持できれば30日後の移植でも同等の肥効が得られます。環境や生産物へ与える影響については3年連続で試験しましたが、問題とはなりませんでした(平成25年度)。

生育診断技術に基づく丹後コシヒカリの良食味栽培技術の開発

コシヒカリの理想的な生育相で収量、品質を兼ね備えた良食味米を実現するためには、初期生育を調節することが重要です。その管理ポイントは以下のとおりです。
ア 移植時期を5月20~25日の遅植えとします。 
イ 地力に応じて基肥量を決めます。
ウ 栽植密度は株間を25cm程度にします。
エ 基肥に緩効性肥料を使用します。
オ  幼穂形成期生育量(1平方メートルあたりの茎数×草丈×SPAD値/10000)が80前後であれば、前期穂肥は窒素成分で1~1.5kg/10a程度、100前後であれば1kg/10a程度、120以上であれば無施用が適当です(平成22年)。

丹後地域の未利用資源を活用した水稲栽培技術

丹後地域の未利用資源である「カニ殻」や「竹粉」を利用した水稲の施肥体系について検討したところ、カニ殻体系では基肥100kg/10aと穂肥70kg/10a、竹粉+油粕体系では基肥に竹粉150kg/10a以内+油粕50kg/10aと穂肥に油粕75kg/10a、が収量および品質確保に有効です。(平成18年)

丹後地域の未利用資源を活用した水稲栽培における雑草抑制技術

分解しやすい有機物を田植え直後に施用し雑草発生を抑制する技術(いわゆる米ヌカ除草技術)について丹後地域の未利用資源を用いて検討したところ、竹粉+油粕、乾燥オカラ、米ヌカ+酢カスでは雑草発生を20~30%程度に抑制し、効果が認められました。(平成18年)

コシヒカリの疎植栽培技術

丹後地域のコシヒカリ栽培において、栽植密度が1平方メートル当たり10株程度の疎植栽培では、慣行栽培に比べ穂数は少なくなるが、登熟期間中のイネの葉及び根の活力が高く維持されるため、収量、食味関連形質は低下せず、外観品質もやや向上しました。(平成15年)

登熟期間の温度が水稲「コシヒカリ」の外観品質に及ぼす影響

登熟期間の温度が「コシヒカリ」の品質に及ぼす影響を検討したところ、登熟前期の高温は登熟歩合を低下させ、登熟中期の高温は乳白粒を増加させました。一方、登熟中期の高温を回避すると未熟粒、特に乳白粒の発生が抑制されました。(平成15年)

品質面からみた「コシヒカリ」の好適移植期

5月下旬植のコシヒカリの品質は、5月上旬植に比べて整粒が多く、白米中のタンパク質含有率が低く、食味推定値が高いことから、5月下旬に移植することが望ましいと考えられます。(平成11年)

平成29年度に取り組んでいる試験の概要

ICTを活用した京都オリジナルのスマート生産技術の開発(水稲の生育診断による効率的生産管理技術の開発) 

スマートフォンのカメラ機能を活用し、適正な施肥時期を判定することで、丹後産「コシヒカリ」の食味を向上させることを検討しています。

 携帯カメラを使って簡単に生育量を測定できる技術を研究しています。

酒米の高品質・安定生産技術の開発

酒造適応米である「祝」および酒造用掛米の「京の輝き」について既製および試作の基肥一発肥料を供試し、収量や品質への影響を調査しています。

酒米

新資材に関する試験

新除草剤などの効果、薬害、適用条件を検討し防除指針作成のための資料としています。

komejosouzai

水稲作況調査

毎年、同じように栽培した水稲の生育状況を調査し、本年の気象要因との関係を解析しています。

作況調査の田

 

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お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 丹後農業研究所

京丹後市弥栄町字黒部488

電話番号:0772-65-2401

ファックス:0772-65-3561

ngc-tangonoken@pref.kyoto.lg.jp

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