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治山ってなに?

治山ってなに?

治山事業(ちさんじぎょう)とは

  森林には、木材を生産する役割だけでなく、水を蓄える水源かん養機能や、洪水、山崩れを防ぐ機能、色々な生き物が住むための場所としての機能、また、最近とても話題となっています地球の環境を保全する機能など、住む人に役に立つ様々な役割を果たしています。 

  そのような森林の持つ色々な機能を「森林の公益的機能」と言います。その森林がある場所によって、期待される機能は様々です。例えば、人家の裏山には土砂崩れを防ぐ機能が期待されますし、水道や農業用水をとっている川の上流の森林には水を溜める機能が期待されます。我々の生活にとって重要な公益的機能を持った森林は、永く守り育てる必要があります。そのため、そのような重要な森林は、「森林法」と言う法律によって、「保安林」と言う森林に指定されています。

 保安林は、その機能ごとに、いくつかに分類されています。
例えば、先ほどの土砂崩れを防ぐ森林は「土砂崩壊防備保安林」に指定され、また、水を蓄える森林は「水源かん養保安林」に指定されます。他にも「防風保安林」や「なだれ防止保安林」など機能に応じた保安林に指定されています。変わったところではリクエーション活動などの場としての「保健保安林」や景観を保存するための「風致保安林」などもあります。

 

木製の治山ダム

 

 治山事業とは、森林を守り育てることによって保安林が持っている様々な機能を高度に発揮させることを目的とした事業です。そのために山崩れで傷んだ森林を補修したり、土石流で荒れた渓流を安定させ災害を防止したり、手入れが遅れ放置された森林に手を加え、光が差し込む健康な森林に戻したり、さしずめ森のお医者さんのような役割を果たしています。

 

 

 

最近の動き

  地球温暖化が最近特に問題になってきており、温室効果ガスであるCO2を減らすことがとても重要になってきています。健康な森林はCO2をたくさん吸収し、温暖化防止に大きな効果があると期待されています。治山事業では、荒廃した渓流の整備や、崩壊した山腹を森林に復旧するための山腹工事はもちろんのこと、手入れが遅れて過密化したスギ、ヒノキなどの人工林に対する本数調整伐などの森林整備を積極的にとりくみ、安全で安心できる社会を作ることを目指しています。

    

 幼稚園を守る治山ダム