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第2回懇話会開催結果

1 日時

平成20年11月28日(金曜日)午後3時~5時

2 場所

京都府公館 第5会議室

3 議題

『自然と共に生きる知恵』 -これまでの意見を踏まえて-

4 出席者

浅岡委員、池坊委員、植田委員、立本委員(座長)、中村委員

京都府:猿渡副知事、中井環境政策監、奥谷地球温暖化対策課長

5 主な意見

  • 府が目指す社会はどういう社会なのかというメッセージを発信するべき。また、京都府は京都市内だけでなく、中山間地域や丹後半島など多様な自然を有しているので、例えばウッドマイレージを活用し京都府産の木を生かした家づくりをもっと進めるとか、豊かな森に育まれた木の文化を見直すとか、若い人たちに中山間地域に住んでもらうなど。
    今、具体的に実行しないと、京都のいいものがなくなってしまう恐れがある。
  • 府民に地球温暖化防止のために具体的に何をすればいいかを示すべきである。京都にはお茶やお花など、様々な文化が今日に伝えられている。親子で親しむ機会を増やし、府政としてもサポートしてほしい。
  • 脱温暖化社会を目指すと言いながら、日本は進んでいない。京都から突破口を開くような、まさに文明史的転換につながる実験的取り組みに挑戦すべきである。現在の温暖化問題は産業革命以降で議論されているが最近ヨーロッパではコロンブス以来の転換の討論を始めた。京都は千年の歴史があり自然との共生の知恵で持続してきた。革新的技術以前の発想がある。例えば「半農半X」(半分は農業をし、半分は別の仕事をする生
    き方)の提唱とか、産業構造を一次産業に戻していくとか、都市の人が中山間地域を支持するモデルや農産物の流通機構の改善など、「特区」を活用して、京都府という空間全体が脱温暖化社会に取り組んでいるような実践的活動が必要。
  • 論点整理や提案として書かれていることは、これまでにもあらゆるところで言われてきたことである。京都がその使命として発信すべきは、千年の歴史を超えて今もなお、源氏物語などに描かれている「自然と共に生きる感性」が神社仏閣や町家の暮らしなどに残されていること。町家の暮らしの知恵を生かして木造建築を進めるとか、子どもたちに農業を必須として自然に学ぶ場を用意するとか、地産地消をもっと進めるなど、具体的な行動から意識が変わっていくことを実施するべき。
  • 温暖化問題は何が問題なのかを追究する前に、「京都の使命は何で、京都府はこう考えていて、そのためにはこれができます。京都府は京都の持ち味を生かしてこれがやれますということを明らかにするのがこの懇話会の役割である。 

6 今後の予定

「知恵と文化の京都環境フォーラム」の開催

  • 日時:2月14日(土曜日)午後1時半から
  • 場所:南禅寺(龍淵閣)
  • 参集:約200名
  • 内容:基調講演  宇沢弘文(経済学者)
        フォーラム   懇話会委員(池坊委員、植田委員、山折委員、立本委員)

 

7 配付資料

次第(PDF:44KB)
出席者名簿(PDF:89KB)
【資料1】論点整理(PDF:108KB)
【資料2】懇話会からの提案(素案)(PDF:100KB)
【資料3】フォーラム(案)(PDF:116KB)
【参考資料】委員意見(PDF:299KB)

お問い合わせ

総合政策環境部脱炭素社会推進課

京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町

ファックス:075-414-4705

datsutanso@pref.kyoto.lg.jp